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読む手が止まりませんでした。
本巻では、真文と衛が出会った頃の話が描かれていて、衛の真文に対する深い愛を感じて、とにかく切なかった。
途中、真文と衛がラブラブで、1巻を読み、この先起こることが予想できてしまう者としては、読むのが辛かった。
1巻に描かれた細かい箇所が、今回回収できて、理解することができました。
「あんたが人探しする時は俺が手伝ってやるよ」
「(真文が衛のことを)何回忘れても傷つかないと約束する」
衛がした約束、ちゃんと守っていることがわかる。
健気で愛情深い。
そして語られる自分の店を持ちたいという真文の夢。
周りと少し違う雰囲気の建物、など詳細が語られる。
もうこれを読んだとき、衝撃を受けた。
真文の夢を全て実現した衛の深い愛。。。
コーヒーは苦手だったのに。
真文の夢を実現するのがきっと衛の夢なんだろう。
後半は真文の視点で綴られている。真文も衛に対して。衛は1人じゃないよと言う。
互いがなくてはならない存在。
病気のせいで、どこか受け身で諦めたような真文。
その真文を支える衛の決意と深い愛情。
真文も衛の幸せを望んでいる。
2人の幸せな未来を願って、続きを読みます。
1巻を昨夜読み、こちらの2巻を明け方近くまで徹夜して読みました。
衛と真文の過去回想編です。
砂原先生の構成の巧みさに、ため息しか出てきません…。
ああ、回想編でのこのシーンがあの時のあの場面に繋がっているんだ、とか、
衛視点のあの出来事を、真文はこんな気持ちで捉えていたんだ、とか。
1巻では明かされなかった、真文の足の火傷跡の真相も明かされ、きっと何か重い重い事情があるのだろうと覚悟はしていた(つもりだった)のですが。
あまりにも衝撃的で、悲劇としか言いようのない真実に、胸をひと突きされたような痛みを感じました。
”記憶喪失もの”という一つのジャンルは、今までに色々な作品で描かれてきたジャンルで、私もそこそこ読んできたと自負していますが。
こんなにも胸を抉られ、「記憶を失う」ことが持つ意味、恐怖、不安、周囲への影響をリアルに感じたのは、今作が初めてです。
この物語の果てにただ甘いだけの結末が待っているとは思いませんが、どこかに救いがあることを信じて、最終巻も心して読みたいと思います。
「心を半分残したままでいる」2巻です。
2巻は静良井と中上の過去のお話から始まるのですが
まさか…まさか…!と序盤からとてもびっくりしました。
あらすじに書いているのでこちらに書きますが
まさか二人の本当の出会いが静良井が高校生、静良井と中上が中学生の頃からだなんて…!
とてもびっくりしたと共に、中上は静良井に忘れられたのは
1巻の1回だけじゃなかったんだなぁ…ってとても悲しい気持ちになりました。
2巻である程度の進展があると勝手に思っていたのですが
2巻はあくまで過去のお話だけで進展はしません。
なので、1巻の続きは!?!?!?!とジレジレした気持ちになってしまいました。
この過去を経て、現在が悲しい状況で、
3巻こそは中上も静良井も救われてほしいなぁ…って思いました。
タイトル通り、1巻では触れられなかった静良井がなくしていた、中上と出会った中上中学生、静良井高校生の頃から中上が大学生になり、静良井が玄関に置いていた非常用持ち出し袋を持って飛び出して行った夜までの回想が中上視点と静良井視点から書かれていました。
1巻で謎だった静良井の脚に残る火傷の痕の理由、静良井が非常用持ち出し袋を持って家を飛び出した理由、中上との出会いが解き明かされました。静良井の母親の最期まで…。
好きな相手、それも思いを通じ合わせた相手から「君は誰?」と言われる衝撃の大きさを身をもって体験したことは無いけど、それがどれだけ自分の身に大きくショックを与えるかは想像にかたくないです。それを覚悟していたとは言え、病院で幾度となく繰り返されるその衝撃的な再会は中上にとってもとても辛かったはず。そしてそれを7年後、繰り返すことになるのだから…。
2巻で回想を挟んでいるからきっと3巻は1巻の続きですよね…。本当はもっと時間をかけてこのシリーズを読む予定だったんです。なのに先が気になりすぎて結局一気に読んでしまいました。ちょっともったいない気もしますが、もうこうなったら3巻まで一気に読み進めたいと思います(ただの決意表明ですみません)。
攻め視点。(衛視点)
初っ端から前巻の伏線回収にゾワっとした。
前回の金色ってその事だったんだ、と納得。金髪はあながち間違いではなかった。
前の巻から思ってたけど、真文足滑らせて転びすぎだよ……読み進める度に、地面が濡れてる描写がないか、気を張ってしまう。
数年平和に過ごしてて、いつ発端の記憶喪失になるのかビクビクしてたら、濡れた地面でも階段でもなくて意表を突かれた……。
中学〜大学までの回想エピソード。微笑ましいはずなのに、一巻の出来事を思うと胸がぐっと苦しくなって、素直に癒されないのが悔しくて泣けてくる。