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表題作一途な犬は諦めない

秋月大輔,大学1年生
島崎侑史,大学3年生

同時収録作品対岸の犬を呼んで(前後編)

朝日湘吾,21歳,社会人
世田双,30歳,翻訳家

その他の収録作品

  • BONUS TRACK(描き下ろし)

あらすじ

この欲望に首輪はできない。

高校で陸上部の部長だった島崎は、大学デビューして男遊びに耽るビッチになった。ある4月、島崎は大学で再会した陸上部の後輩・秋月に、男との情事を目撃されてしまう。最悪な現場を見たはずなのに、同じ寮に入ってきた秋月は「ずっと部長が好きでした」と不意打ちのキス。目を覚まさせてやろうと、秋月のモノを咥えた島崎だが、秋月は萎えるどころか島崎の口の中に即・発射。追い払おうとしても、秋月は「俺は諦めない」と宣言し……!?

作品情報

作品名
一途な犬は諦めない
著者
きはら記子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
シリーズ
一途な犬は諦めない
発売日
ISBN
9784396784560
3.5

(114)

(27)

萌々

(31)

(36)

中立

(13)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
20
得点
380
評価数
114
平均
3.5 / 5
神率
23.7%

レビュー投稿数20

年下攻め!!!!

無鉄砲でかわいい~年下攻め!!!
そんな年下攻めに、強気受けが翻弄されてしまうの大好物です!!

ゴンっと押したり、読めない行動も、諦めの悪さも、それに対して、こんな俺じゃ……と後退る受けを丸ごと受け止めるの良い!!
受けの過去を許すとか気にしないでとかではなく、嫌だけど必要なことだったって言い切るところが可愛さと懐のでかさを感じられて良かったです!!

もう1編の生意気な犬が我慢覚えてくのも良かったです!!
攻めがtkb責められてるのたまらんです。

0

異なるタイプの2人の年下ワンコ攻めに萌えます♡

年下ワンコ攻めが好きで、増量の試し読みも面白かったので読んでみました。初読み作家様です。
こちらがデビュー作で中編2作収録です。

『一途な犬は諦めない』
タイトルにもあるように、年下ワンコ攻めの秋月が受けの島崎に、一途にグイグイ迫るのが良きです。

外見はかなりのイケメンですが、
・倒れた島崎を心配して手をぎゅっと握り締める
・島崎を後ろからぎゅっと抱きしめる
など、時々すごく可愛い行動をして萌えました。

高校生の時は島崎よりも小さくて、大学で再会して身長が伸びていて、島崎より体格が良くなっているのも萌えポイントでした。

ただ中編の為か、島崎が秋月に落ちるのが、ちょっと簡単だった印象。

『対岸の犬を呼んで』
「一途な犬〜」で島崎のセフレだった世田が主人公で、9年後のお話。

「一途〜」ではふざけた印象だった世田が、色気のあるイケメンというか美人になっていてかなり萌えました。
攻めの翔吾はちょっとふてぶてしい感じの強気な男前で、この2人の攻防が大変面白いです。

前知識一切なしで読んだのですが、正直「一途〜」よりストーリーが面白くて、どうなるんだろうとワクワクしました。
21歳×30歳という年齢差も良きです。
短めですけど素敵なお話でした。

2編とも異なるタイプの、一途な年下ワンコ攻めでした。
中編なので若干駆け足な感じで、どちらの作品も長編としてじっくり読んでみたかった気がします。
でも年下ワンコ攻め好きには、なかなか萌えのある良作でした。

スピンオフあるんですね!試読したらそちらもすごく面白そう!読んでみたいと思います♪

電子(シーモア)
修正は薄いトーン(うっすら見えるのが良きでした〜)

1

年下攻め2本

きはら先生初読みです。
この後、3作読みます。

絵がきれいですね。
特に、絡み絵、抱き合う絵が好みです。

□表題作
序盤、急展開で、ええ〜!?となりまして。
その後、島崎が自分から仕掛けたのに、予想通りにいかなかったからと…寮に戻れないほどになるのね〜と、あまり入っていけなかったんですが。
要は、再会したばかりの後輩のことを既に好きになっていたんですね。再会したばっかりでも。

セリフもちょいちょい意味がわからないところがあり。
単に私の理解力不足なんですけど。

□対岸の犬を呼んで
島崎のセフレだった世田がヤリ○ンのままエロい大人になって。
BL的には受けなキャラデザだなぁと思ったら、やっぱりそうですよね。

年下くんが、一回だけと言われて、それは拒み、世田をあきらめなかったのが一途でよかったです。

0

ふんわり

高校時代からずっと好きだった先輩・島崎を大学まで追いかけてきた秋月。
その再会一発目に見た姿が男とヤろうとしているところだったという…なかなかパンチのある始まり方でした。

大学に入ってから特定の恋人は作らずに身体だけの付き合いをしてきた島崎は、秋月の真っ直ぐな想いを前に戸惑ったり目を覚まさせようとしたりしているうちに、これまでの自分の振る舞いについて考えるようになっていくわけですが。

再会してから島崎の気持ちが秋月に向くまでがわりと早くて、そこに至るまでの感情の変化が見えないのがちょっぴり残念だったなと感じました。
少しずつ距離は近付いていくのはわかるのに、一番大切なところがふんわりしているというか…
同時収録カップルのほうがわかりやすくてスッキリ読むことができたかなと思いました。

スピンオフの作品もあるそうなので、そちらも読んでみたいと思います。

0

「対岸の犬を呼んで」をおすすめしたい

2021年の新作「あした虹がでなくても」の方を読んでからのさかのぼり組です!
だって〜。
セクシーで美形の世田と、独占欲ハンパない湘吾のCPが気になって気になって。
速攻スピン元の本作をget!

「一途な犬は諦めない」
表題作は、高校の先輩にずっと恋していた後輩が大学まで追いかけてきて…みたいなお話。
先輩は大学でハジけて、ヤれる相手とヤれる時にヤるゲイ、みたいな人になってる。
一方後輩は背なんかグッと伸びちゃってカッコいい硬派系イケメンに成長してる。
だから先輩はオレなんか、と身を引きたい気分でわざとちょっかいを出すんだけど…
後輩くん、全く引かず粘り勝ち。
純粋な一途さとストーカー気質は紙一重、なんでしょうかね?

「対岸の犬を呼んで」
今回こちら目当て。
で、大満足!コレ面白い!
表題作の先輩の大学時代のヤリ相手が世田なんです。
で、本作は10年後。
世田は乱れた性生活の割には崩れてない色気を漂わせる30男になっている。
ちょっとした気まぐれで、ゲイバーの入り口で女連れの生意気そうな男に目くばせするが…
そうして釣った男が湘吾なんですよね。
女モテの湘吾は世田に対しても傲慢で、バリタチの世田を乱暴にヤろうとする。
世田ってタチだったんですよぉ〜!
生意気ノンケが色っぽい男に本気で惹かれ始めて「待て」を知っていく感じ。
抱く側だったのに、年下の男の「好き」の一言を待ってしまう感じ。
つまり恋をした2人…(萌)
この湘吾ってなかなか面白い。
「あした虹がでなくても」でも見せてた超絶独占欲/ヤキモチがもうすでに出てる。
めんどくさいけど、コレ世田は優越感も感じるだろうなぁー。

表題作は萌、「対岸の〜」がかなり好みで、総合「萌x2」で。

3

湘吾×世田カップルが良い!

「あした虹がでなくても」がこちらの作品のスピンオフだと知り、湘吾と世田カップルが気になっていたので購入してみました。

表題作のスピンオフが湘吾と世田カップルの「対岸の犬を呼んで」なのですが、表題作のカップルに振り回されるキャラで世田が登場してます。


世田が実はバリタチだった事に驚きました。そして、湘吾が世田にだけ執着していた事にかなり萌えました。湘吾と世田の駆け引きにドキドキします。そして雄臭い湘吾の色気にやられました。
バリタチだったのに湘吾に抱かれる事を許す世田が素敵なんです。


「あした虹がでなくても」での世田の悩みと湘吾の思いを知った上で、こちらの作品を読むと胸が熱くなります。


表題作のカップルも一途攻めは良かったですが、こちらのカップルの方が印象が強くて好みでした。

1

絵柄はすき

成長する前のふたりの方がかっこよかった・・()
攻めの髪型が気になる、、
表題作以外にももう1つお話があるんですけど、確か受けのセフレのはなしだったかな?そっちは好きでした。でも表題作の攻めが好みじゃなかった!二人の関係はすき。絵柄とか特に気にしない人なら普通におすすめ。

0

どちらも1冊分で読みたかったかも

◆一途な犬は諦めない(表題作)
 ビジュアル的にも性格的にもお気に入りのカップルです。高校陸上部で後輩の秋月に密かに懸想されていた島崎だけど、大学生になってからの彼はビッチで——という導入。大学で再会してから秋月の迫り方が、一方的過ぎず、男とシていた島崎に嫌味を言うこともなく、淡々と真っ直ぐで好みでした。欲を言えば、この2人の高校時代のちょっとしたやりとりや、心が通じ合ってからの日々をもっと読みたかったかも。

◆対岸の犬を呼んで
 表題作のスピンオフ。表題作ではちゃんとモブらしかった世田がとっても美人になっていて、どんな相手とくっつくのかとワクワクしていたら、意外な相手と関係を持ちましたね。約10歳も年下で、がつがつしていて、これからまだたくさん学ぶべきことがあるような朝日。正直、最後まで読んでもまだ朝日に世田を任せていいのか不安なくらいだったのですが、遊んでいた世田にとっても、相手の見本となりながら恋愛するのはそんなに悪くないのかもなと思いました。

0

柴犬というよりは警察犬みたいな…


表題作とそのスピンオフの二作が収録。
割合的には半々でした。

【一途な犬は諦めない】
高校の先輩、後輩の二人が大学で再会するお話。
憧れていた先輩の島崎がゲイと知り、攻めの秋月が猛アタック。

ノンケな攻めを正気に戻そうと距離を置こうとするのも、お構いなしに寡黙で強引な攻めはワンコのように付きまといます。

デレデレしたワンコではなく、年下ですがしっかり者の攻めです。
そんな攻めは無事に先輩を落とすことができたのか――。
続きは本誌でお楽しみください。

【対岸の犬を呼んで】前編・後編
「一途な犬は諦めない」に登場した、侑史とセフレだった世田のスピンオフ。

今回のお話で、タチからネコに。
攻めの朝日湘吾が黒髪短髪で一瞬、前作の秋月かと思いました(笑)

ノンケの朝日に手を出して、だんだんと絆されていくお話。
朝日がぶっきらぼうで不器用で一生懸命に世田を落とそうとしていく感じが良かったです。
あとは、前作の二人が少し出てきたりしたのも嬉しかったです。

1

どかんとこないけど、なにか引っかかる一冊

ちょっと評価に迷う作品。

好きな雰囲気なのですが、
萌えを煽るインパクトに弱い。

島崎の一途な感じも、
秋月が惹かれていく過程も、
どちらももう少しぐいぐい欲しい!

そういう意味では、
スピンオフの朝日と世田の方が分かりやすい。
……というか、あの世田君は後日こんな恋をするのねvと、
こちらの方が感情移入。

タイトルも元の『クリア』の方が好きかも。
『一途な……』の方が分かりやすいのはありますけどね。

全体的な雰囲気は好きなのですが、
これがデビュー作ということで、
多少こなれてない感が。<上からですみません!

しかしとても伸び代を感じる作者さんなので、
これからの期待大。
この後に出ている他の作品も読んでみたくなりました。

そんな期待を込めて、評価は×2寄りの「萌×1」!

2

年下大型ワンコ×2

初作家さんですが、前々から表紙が非常に気になっていました。
好みの作画!裏表紙の少年の表情良い!この少年の淡い恋物語が読みたい!となりました。
BLにおける作画の好みは非常に大きなウェイトを占め
るので、ポイント高いです。

表題作は後輩×先輩の再会の物語です。
まさに題名通りの一途なワンコな後輩です。
高校の部活の先輩後輩で、先輩を追いかけて大学に来たのかな?寮も?この辺りの描写はなかったので想像です。
ストレートに好きだと言ってくれる後輩秋月に対して、自分のビッチな過去に罪悪感が生まれて素直に受け入れられない先輩島崎のストーリーです。
すごく良いのですが、一巻丸ごとぐらいのボリュームでもう少しくっつくまでを焦らして欲しかった感がありますね。
作者さんも決まった話数でまとめなければならないので大変ですよね。

もう一つのお話は表題作の先輩の元セフレ世田のスピンオフです。
まさかこんな色気のある大人に成長するとは…!
島崎と秋月も登場します。
こちらの攻めはノンケ生意気ワンコです。
結構好きな感じのお話なのですがやはりもうちょっと長かったら良かったのにという印象が。惜しい。

ボーナストラックはカップルになってからの島崎×秋月の回想から現在の10P。

4

年上受け好きにおススメ

表題とそのスピンオフが半々で収録されています。
セックス中に口には出さずに「最高」って思ってる受けが可愛すぎてノックアウトでした。

◾︎表題
硬派っぽい見た目で言葉数少ないけど受けが大好きな攻め、大好き!
空気感はめちゃくちゃ好きなんですけど、島崎(高校時代の先輩→大学生)が秋月(後輩)にそこまで深く落ちた理由がそこまで読み取れず、もう少し掘り下げてもらえるともっと気持ちよくハマれたと思う。告白されて好きになった…でも別に構わないんで。

◾︎対岸の犬を呼んで
タイトルが非常にいい。対岸の犬…か
スピンオフが数年後とか最高ですか…!世田のビジュアルが表題のモブ以上主役未満だったときより良くなってる〜(歓喜)と思ってたら30歳…いいね妖艶な30歳自称タチ。
こっちも表題の感想と同じなんですが、誰も彼も深く落ちた理由がいまいち読み切れないんですよ。恋なんてそんなもんよで片付けてもいいんですが。

秋月は高校生のとき先輩で抜いてて欲しい。担当さんに大賛成。

5

同時収録作が萌2

初コミックスなんですね。
とても絵が好みでした。

表題作『一途な犬は諦めない』ですが、
高校時代の先輩後輩の再会ラブでした。

〝一途な犬〟は、後輩で攻めの秋月なのですが、
高校時代からの憧れの先輩・島崎が男が好きと知り、
グイグイアタックします。
諦めない……というほどのこともなく、
あっという間に秋月が絆されていて両思いで、
ちょっと呆気なく感じてしまいました。

私は、同時収録作の方が好きです。
島崎のセフレの世田が主人公のスピンオフです。
ノンケの湘吾に気に入られ迫られる…という話なのですが、
この世田が媚びなくてかっこいい!
湘吾も生意気だったのがだんだん可愛くなっていくのが、
犬っぽくて良かったです。
最後は、バリタチだった世田が、
湘吾のためにネコになるのもよかった!!

二作品がリンクしているのも楽しかったです。
今後の作品も期待しています。

4

先生の絵柄ならば、下衆系・クズ系の作品でも映えるかも!?

きはら記子先生のデビューコミックス。

デビューコミックスらしい、初々しさの滲む作品でした。
ストーリーの構成の甘さは目立ちますが、美しいタッチのイラストに惹かれる読者は多いのではないか……と、感じました。

スピンオフを読み、「クズ人間が主人公の作品、ゲスい作品を描いたら流行ると思う……絶対、流行る」と確信致しました。

僕自身が「下衆・クズが好き」ということもありますが……
記子先生の絵柄ならば、↑のようなハード系の作品でも映えると思います。

次回作が発売された暁には、是非またお迎えしたいと思います。

3

二種類の大型犬の物語(笑)‼️

表紙の感じや タイトルなど…
自分的には心を清める為の(笑)ストライク作品かなと購入しました。

あらすじは王道BL。
大学デビューを機にビッチな自分を解放した受;島崎は
セフレの世田と校内でヤッているところを高校で陸上部の後輩だった秋月に見られてしまう。
合意だと聞くと一瞬ショックを受けつつ「そう…すか」と
その場を後にする。
島崎にとってはタイプだったが見知らぬ人物…
後に同じ寮で暮らすようになる高校の部の後輩だと知りア然…
しかもずっと恋愛対象として好きだと告げられ
(どうせ昼間自分達の行為を見た為の一過性のモノだ!)と
半ば無理矢理フェラをする。
きっと萎えたまま、男の自分になんて勃たない!
勃つな!!!と思いながらした行為は秋月にとっては完全なる
ご褒美でしかなく……口内発射(^^;
島崎は後輩 秋月の本心を突きつけられる羽目となる。
そんな風に自分を想い 同じ大学まで想いを伝えにきた秋月に対し、自分は大学デビューをいいことに誰とでも寝てきたビッチ…
この気持ちがなんなのか…怒りにも似た想いが秋月の手を撥ねつける。
そして島崎は今まで一度も(恋)をしたことがなかったと気づき、
戸惑い……

もちろん二人は相思相愛な訳だから最終的には結ばれる。
それもこれもとにかく一途でブレない秋月大輔という逞しい攻のおかげだろう。
安心して読める…そんな作品。

ただ表紙に期待して買った者としては若干……
いや、自分の中ではかなり残念な絵柄だった。
もう少し綺麗めな(せめて表紙の絵なら)良かったのにと思わずにはいられない。
あと構図とエッチシーンなんかの展開が同人誌のようで残念だ。


ストーリー的には同時収録の
本作品の数年後?を描いた世田が主人公のスピンオフ作品
(対岸の犬を呼んで)の方が 意外な切り口を使っていて面白かった。

個人的にリバは好みから外れるが、タチだった世田が押しの強い
S側の男を構ってしまいウケ側にされてしまう。
タチ(特に根っからのゲイ)にとっては大声で
「おいっ!!!」ってなるなる程の大事!
結局それを押さえつけてもタチ側になった湘吾は
(女と付き合っていたとはいえ)バリタチと言っていいだろう。
それでもなんだかんだと可愛くなっていくw世田は見ていて楽しかった。

もう少し絵が綺麗ならなぁーーー……

4

設定はよい

試し読みで続きが気になり購入しました。切ない系かな…?と思いつつも意外とと言うかあっさり結ばれてしまい、拍子抜けしました。
高校時代に憧れていた先輩への攻めの恋心はわかりましたが、先輩は何故後輩を好きになったのかな~と思いつつも、両思いになった後は一途で微笑ましい感じでした。
同時収録は、最初のカップルの受けのセフレ君のお話。こちらもどこで恋心が…?となるかんじでしたが、能書きはいい、がマストなのかな~と。
どちらも設定が悪くないのでもっとじらしてくれたらもっとキュンとしたのに勿体ないなと思いました。

個人的に、多少読みづらさが、あるな、と。
さっきのコマで正面向いてたのに、次のコマで急に向きが変わったり、同時収録の方に成長したメインカップルが出てきたのですが、顔が変わりすぎてて最初誰だかわからなかったです。
説明不足感が多いので、サクサクと読み対人向け?
イラストはとても綺麗だと思いました。

7

スルメBL

ワンコ攻めの帯に惹かれて購入したのですが、そこまでのワンコ感は感じられませんでした...
どちらかというと執着攻?
ただ、どこか魅力が有りなんども読み返してしまいます。
読むたびに発見があって楽しめるので、スルメBLだなと思いました。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

【表題作】
再会もの

攻めは、ずっと好きだった先輩が男もいけるとわかり、諦めないと宣言。
この部分は、ワンコ感があるかな?とは思いました。
無表情だけれど、先輩のことが大好きな感情は伝わってきます。

受けは、性に奔放な感じでセフレがたくさんいます。
好きと言われ続けたら気にならないわけがない感じで後輩くんのことを意識しはじめます。
ただ、それがどうして確実な”恋”に至ったのかはわかりませんでした。

くっついてからの2人の雰囲気は甘くて、それなりにワンコ感も強くなっていたので満足です。

【同時収録】
表題作から数年後の話。スピンオフかな?表題作の2人も出てきます。

攻めは、受けを夜の町でたびたび見かけて興味を持った様子。ノンケな遊び人です。

受けは、表題作受けの元セフレで元タチです。攻めに出会ってネコになります。

こちらは執着がすごくて、ただノンケな攻めがどうして男の受けにそこまで執着しているのかという描写がなく混乱してしまいました。ただただ謎です。

最終的に友達以上恋人未満のような関係性に落ち着いたのかな?と思いました。
表題作の2人がその後も、甘く生活しているところがわかっただけでもよかったです。

ーーーーーーー
帯に期待していた私の落ち度ではあるのですが、あまりワンコに期待しすぎないほうが良いです。
ただ、何度も読むと面白いところが次々にみつかるので、味わって繰り返し読みたい人にはおすすめです。

2

萌えそうで…萌えなさそうで、萌えそうで。自動抑制ブレーキがかかる。

電子の試し読みで、力強く「はい。島崎部長のことがずっと好きだった、秋月です。」と告白するシーンが気に入って。これは!強引に押し切るワンコ攻めか⁈ と期待したのですが…。何でしょう。
島崎が記憶していた背の低い秋月が可愛いらしくて、嫌が応にも萌えの期待が膨らみます。…が、その萌えはやって来ない。待てど暮らせど、読み進めても、やって来ない。
記憶の中の島崎先輩を想う秋月には萌えます、確かに。そして、そのカッコよくて優しい先輩のまま居られなかった、ビッチになってしまった島崎の後ろめたさも分かりますが、それが恋となるまでが描かれてはいなくて。なし崩し的にそれが始まる。そこにはワンコ攻め特有の溢れる想いとか、胸の高まっていく様子はない。初めて触れる喜びや昂りも無い。
そしてあっけなく物語は終わる。
同時収録は、その島崎のセフレだった世田の数年後。こちらはもっと謎で、雰囲気が気に入ったから掘らせろと執着してくる湘吾。いや、俺はタチだからと一旦は断るが、どういうわけか世田は湘吾を気に入ってしまう。
あらすじにあるように、とにかく諦めなければ欲しいものは手に入る、というメッセージなのか。萌えそうで、萌えさせてくれない、ジレジレした気分になりました。
絡みのシーンも気持ちよく無さそうだからかなぁ…。うーん。
この後、確実に萌えさせてくれる何かを手に取らずにはいられません。

0

デビュー作なのに「ワンコ攻めの伝道師」とは?

「一途な犬は諦めない」というタイトルや、onBLUEのツイッターによる「ワンコ攻めの伝道師」という煽りから、ワンコ攻め大好きな私はかなり期待していたんだけど、キュンとする箇所がないまま表題作が終わってしまい、ちーん…となりました。

そもそもデビュー作で伝道師を名乗るのって変だと思うんですけど…。
そしてワンコ攻めって秀作がいっぱいあるので、大変申し訳ないのだけど、もしワンコ攻めを布教する場合、この作品は選ばないなぁ…って思ってしまった。

ゲイの島崎は高校時代、自分を抑制していた事から大学デビューをし、欲望に忠実なビッチに変貌。
ある日、構内でセフレとしようとしてるところを、高校時代の後輩に目撃されてしまいます。

おまけにその後輩は同じ寮に入ってきて、「ずっと好きだった」と告白されるのですが、「あんなもんを見ちゃって触発されちゃっただけだろ?なら俺がお前の咥えてやるから」とフェラしちゃうんです。

好きな先輩からフェラされた後輩くんはあっという間に発射。
どーせ勃たないだろ!と予想していたのに、予想外の自体に(というか予想外だと思ってるのは受けだけ)動揺する島崎に対し、「俺は諦めてないですから」と言い残し立ち去る後輩。
残された島崎は、「恋なんか したことないのに…」と思いながら 何故か胸がドキドキしちゃって…。


島崎…恋フラグが立つのが早すぎます。
多分、ビッチな彼が、人の本気の好きに初めて触れて何か心が感じるものがあった…ということを作家さんは伝えたいんだろうなぁと理解はできるんだけど、全体に説明不足なので読者の脳内補完力任せなところが多くて、萌えきれず。

そして高校時代の部活の後輩なら、軽い気持ちで告白なんかをしちゃうようなキャラかどうかなんて考えなくてもわかると思うんですよね。
それなのに何故、フェラして相手の勃ち具合で本気度を測ろうとするのか理解に苦しむし、ビッチキャラがあっという間に恋に落ちてしまうので、展開の早さについていけませんでした。

大好きだった先輩がビッチになってしまい泣きたい気持ちでいっぱいだろうに、男とやってる先輩の姿を見れたから先輩の恋愛対象が男だと知る事ができて自分の気持ちを伝えてもいいんだというきっかけになった、だからビッチ化すらも必要過程だったと言い切れるハートの強さに凄い…とは思ったけど、萌えとは違う。


【対岸の犬を呼んで】
表題作のスピンオフです。
表題作の受けのセフレをやってた世田が主人公で、表題作では大学生でしたがこちらでは30歳に。
大学時代もゆるゆるだったけど、30になってもお盛んで爛れている世田。
街角で見かけた女連れのノンケ・翔吾に言い寄られるのですが、世田はバリタチなので翔吾に抱かれるつもりなんかないのに…。

バリタチが受けに転じちゃうのは美味しいし、狂犬ぽかった翔吾が意外とお利口さんで、手を出さずに世田の家に出入りして大人しくあれこれ世田のために尽くしている姿はかわいいけど、世田のどこがいいんだろ?
とりあえず一回やらせちゃえばこいつは満足して俺から離れていくだろうと思った世田に対して「好きなんだよ 1回だけなんて言うなよ」という翔吾の台詞にはキュンとしました。

翔吾に素股されてしまった世田がその後、他の男と遊ぼうとしても、あいつの顔がちらつくし「忘れたくても股に残った感触が消えない」というモノローグ。
数コマ前の憂いた世田の表情や、そのモノローグの背景はキラキラ感のある花束描写なので、「忘れたくても唇に残ったあいつの熱が消えない」みたいなモノローグなら判るのだけど、まさかの「股の感触」云々。
笑うシーンでは全然ないのに笑ってしまった。

二作品に共通して言えるのは、受けの魅力が伝わってこないので、何故そこまで受けに執着するのかわからない事。
そしていつの間にか恋が始まって、いつの間どうしてそんなに相手の事が好きになってるのかがわからないので、読んでて置いてけぼり感が強いです。

中立か迷ったけど、オマケして萌えで。

2

ノスタルジック

好みの年下攻めであろうと思って購入させていただいたところ
やっぱり非常に好ましい年下ワンコな秋月でした!
高校の時の陸上部の先輩後輩、
島崎視点にも関わらず秋月に心が持っていかれた…。
ずっとずっと憧れ続けて大学まで追いかけるくらい好きだったから
先輩がビッチになっていた事だってショックだっただろうに
必要だった過程だと言えるくらい強い想いでいるなんて。
高校の時先輩より背が低かったのに大きくなっているのも激ツボです!!
高校から伸びるコもいますもんね。
秋月の切なそうな悔しそうな表情がたまらなく印象的でした。

先輩は、そんな真っ直ぐで誠実な秋月に自分を諦めて欲しい為
強硬手段に出たのが逆効果…。
駄目なところも好きだと思えたら
そうそう簡単に嫌いになれないんだから
諦めさせることを諦めろ、先輩!www
セフレの世田がなんだかんだでいいヤツで良かった。

『対岸の犬を呼んで』前後編
冒頭名前を呼ばれていたにも関わらず、すぐ数年後の世田だと気付けなくて;;
雰囲気も随分違って大人の色気をまとっていたものですから!ww
年下ノンケ男・湘吾が最初とにかく生意気でマナー知らずで
なんだったら世田が泣かせてやってもいいのになとか思いましたが
何気にいじらしい……。
ただの興味本位で近づいたくせに“一回きりじゃ嫌だ”と
手を出せないでいるなんて可愛いな!
店先で目が合って手を振られたのが呼ばれたと思ったのは
一目惚れでいいもんね??
女遊びが飽きたってところはやっぱりいけ好かないけどww

島崎もそうでしたが、世田も湘吾にちゃんと逃げ道を用意してあげたのに
「アンタじゃなきゃだめだ」と諦めないスタンス、大好きです!!
なんといっても、バリタチだった世田が
湘吾に抱かれてやるというのが…愛を感じます…。

描き下ろしの『BONUS TRACK』では
秋月が先輩と幸せな日々を過ごせていて幸せなのに
離ればなれになる未来が怖くて弱気になってしまうのが可愛い。
先輩は全部お見通しで頼もしいけど秋月に甘えて可愛い。
世田と湘吾もうまくいっていて何よりです。

絵柄はシュッとしていながら、書き文字や雰囲気が懐かしい感じで
今後おいかけたくなる作家さんです。
デビューコミックスおめでとうございました!
あとがきでの担当さんの御言葉
「高校生の秋月くんはセンパイでぬいてると思います!」に
激しく同意させていただきますww

8

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