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introduction-春田作品集-

introduction haruta sakuhinshu

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あらすじ

雑誌イチの人気を誇るモデル・三池陸だが、その態度は不真面目で楽観的。
そんな行いがたたり大事な仕事に穴をあけてしまう。
副編集長・橋本郁巳の冷静な対応で事なきを得た三池は、自分を見放さずにいた郁巳に興味を持ち近づこうとすると彼のいつも冷静な瞳は揺れ、肌は赤く色づいた。

表題作「気まぐれと甘噛み」ほか、年齢も立場も違う彼らに訪れた恋のはじまり7編

作品情報

作品名
introduction-春田作品集-
著者
春田 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
ISBN
9784866691749
3.6

(26)

(4)

萌々

(10)

(11)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
94
評価数
26
平均
3.6 / 5
神率
15.4%

レビュー投稿数6

お得…!

「気まぐれと甘噛み」と「さよならフォーカス」の2冊がまとまっており、
7組のお話が1冊で読めてしまうというお得さ。

個人的には「ルミノグラフ」の岡本米津カップル推し。
将来の事を考えなければいけないタイミングにいる彼らの状況が生み出す焦燥感やふと無気力になる様子がなんとも言えず切ないんですが
諦めるのではなくそれに向き合う強さをふたりともから感じられるのがすごく良いなと思いました。

真面目なものからクスッと出来るものまで収録されているので
春田先生の魅力を幅広く感じることが出来る作品でした。

1

絵が美しい

春田先生、初読みです。
絵がとても美しいですね。
特に背景と小物が好きです。
各話の間に挟まれた登場人物たちの小物のイラストのデザインがとても良い、

初期の単行本2冊分とか。
バラエティに富んだ短編が9本。
どれもおもしろかったけど、中でも私は
「ルミノグラフ〜フォーカスシフト」
「咲き待ちの梅と読みかけの本」
が好きかな。

「ルミノグラフ〜フォーカスシフト」はカメラ好きな米津の部屋が整理整頓されていて、カメラや写真のことを機能的合理的にできるようになっていたのが好みです。
もちろん2人が惹かれあってくっついていくとこもよかった。

「咲き待ちの梅と読みかけの本」も、その時代の建物、内装、小物がとても良い雰囲気で。
作家の話も好きだし。
作家特有のこだわりとか話し方とかいいですよね。

本作を読んで、春田先生作品他にも読みたくなったので、開拓していこうと思います。

0

恋は始まるまでがいい

読み終わってじわじわと萌えの余韻が押しよせてくる作品集でした。
エロを期待している人にはお勧めしませんけど、良質なラブストーリーズです。(他のレビュアー様がコメントしているように、まさにこれが、Boys Loveだなぁと。)他の春田先生の作品と比べたら、大人しめで、インパクトには欠けるかもしれませんけど、短編なのに滋味深い、噛めば噛むほどのスルメ的な作品集だと思います。

内容は、帯にある「どんな愛にも、はじまるがある。」というコメントが表している通りです。始まるまでの、不安、ドキドキ、そして始まった瞬間の幸福が感じられる1冊で、寝る前とかのひととき、ふっと手に取ってお気に入りの一篇を読んだりするのにいいです。結構分厚いのに通常コミックとそれほど変わらない価格なのでCPがいいです!(何度も楽しめるし)

個人的に好きなのは、探り合いがもどかしい陸上部DKものの「いちについて」、クリーニング屋さん男子とリーマン「夜とうらはら」、カメラ男子とイケメン大学生の「ルミノグラフ」でした。どれも恋人になる手前までが丁寧に描かれていて、とても美しいのです( *´艸`)。尊い過程をいろんなシチュエーションで堪能できます。繊細な心理描写が素晴らしいので、むしろ、普段は小説が好きという方のほうが楽しめるかもしれません。(余白や行間からイメージを広げられるような気がするので)

0

どのお話も良かった!

春田先生の既刊本で唯一読んだのが「運命の番がお前だなんて」だけでした。

そしてこちらの作品集に興味を持って購入しました。イメージが全然違ってて面白かったです。

色々なタイプの恋愛のお話が入っていて、短編ながらどれもが練られていて実力のある作家さんなんだと再確認しました。

「運命の番がお前だなんて」に比べると大人しい印象の作品ばかりですが、モデルと編集者のお話とか高校生の話は読んでてキュンキュンして大好きでした。

違う春田作品をもっと読んでみたいと思ってしまいました。

0

今日もどこかで誰かが恋をしている

300ページ超えのコミックスはかなりずっしりきますね。
内容もバラエティに富んでいて
切なめ、ゆきずり、コメディ、ほんわか、それぞれが春田さん色の短編集ですが
特に好きなのは
『昼下がり憂鬱デリバリー』です。
苦手だと思っていたイケメン宅配ドライバーが、
実は人懐こくてとても変わったヤツだったという読み切りのお話。
こういう楽しい感じの変態(言い過ぎ?)を描くのがホントお上手www
ヤマハト運輸の黒部、見た目は少し幼いですけどしっかり者で頼れるので
競合会社と言われる佐山急便・白崎が憧れてしまう気持ちもわかります。
アパート中で噂が広がってしまったのなら周りは固めたも同然なので
白崎が黒部に猛烈アタックも難しいことではありませんね。
そこが是非読みたいです。

あと、彼女と自分の親友に裏切られ自棄になり
見知らぬ男と関係してしまう主人公の話『アンダ―ザフロア』、
意外にも結構好きです。
愛のあるHが好ましいので普段はいいなと思えないはずなんですが
なんでなんだろう…。
ゆきずりだと言いながら、またこのクラブに通ってお互いを探して
恋になってくれたらいいなと妄想してしまうんです。
何も知らない二人が、どんどん相手を知りたくなってもう離せなくなったら…。
春田さんにはそんな意図は無いのかもしれませんが
ついハピエンにさせたがってしまってすみません。

3

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