イラスト付
Kindle Unlimitedにて読了~。
共鳴シリーズが何冊か読めるようになって嬉しいです!
攻めは名門αの一家首藤家の三男。
周囲の反対を押し切り警察に勤め始めて、受けと出会います。
やっぱりそこはかとなく滲み出るお坊ちゃん感がありましたねw
血筋の良い王道イケメンな年下ワンコ攻めが好きだったらオススメ。
この作品では特に受けのキャラクターが良かったです!
クールで美人な一匹狼の刑事で、Ωだと言うことを隠してます。
毒舌で強くて折れなくてかっこいい。思った以上の強気ツン受けでした。(まだまだデレはない)
ストーリーは岩本先生らしい王道感がありましたが、バディもの良かったです!大好物~。
とはいえ、この一作ではバディになるか?ならないか?という点が大きくて、それ以上の関係には発展しませんでした。
2人が魂の番でバチバチに発情して関係を持つのはエロくて良かったです~。ただ、攻めの「好き」も何だか急な気がしてしまったし、恋愛要素はめちゃくちゃ薄かったかなと思います。
次作も読めば進展が見られると思いますが、お坊ちゃんワンコ攻めが元々あまり刺さらないので、また機会があれば…という感じです。
著者初のオメガバース物だそうで。独自設定と世界観も入れて、一味違うオメガ物です。
刑事物ではあるのですがそこにオメガバースが入り組んで、最底辺の野良オメガの死とその解明に奔走する二人の刑事と。
なんというか、お話の要素といいますかエピソードがオーソドックスの繋ぎ合わせみたいな…。そんな?簡単に?と上手く行きすぎて、まあ読んでて変なストレスは感じなくて良かったのですが。
アルファの中のアルファである攻め。刑事になんてなれないくらい最高級のクラスの人物で。身分を隠し憧れの刑事になるも、配属先の思惑は…。
バディを組むことになった受け。冗談じゃねえ!3日も保たねえよ!と態度は最悪だしすぐキレるし指導もしないし。
なんか受けが好きになれなくて。出自から生き方にポリシーがあって執念も感じられて良いのですが、すぐキレるのが…。現実で身近な人に毎日すぐキレられてるので夢をみられず。
ひとまず3日は保ってバディ成立になるのですが、続編ではいったいどんな展開が?新しい事件か?まわりにバレるのか?
滅茶苦茶な捜査なのにあっさり受け入れられちゃうのも、世界観的に、え?いいの?で。
受けがまるでくの一みたいですね。
美貌と体と妖術で敵を落とすみたいな。
攻めがワンコになるの早すぎな気も。
七分勃ち!パワーワードいただきました!
「αの花嫁」でハマり、こちらに来ました。あとがきで知りましたが岩本先生初のオメガバース作品だったのですね。当然でしょうが、とてもそんな気配なくオメガバースの設定をとてもうまく使いこなしておられるなと思いました。
首藤3兄弟の末っ子、煌騎が主人公で、舞台は警察署の刑事課。エリートαを持て余し、早々に刑事に見切りをつけてほしいと目論んだ署長が煌騎の初出勤でバディに指名したのが本浄天音。彼に触れた途端共鳴発情が起きるが、Ωは警察になれないはずなのに、なぜ?
5本の指に入るエリートα一家の三男であることを隠して新人警察官として働くことを希望する煌騎と、Ωであることを隠しながらも高い検挙率を誇る天音のお話。
ちょっと珍しいなと思ったのは、時々入れ替わりはあるものの、攻めの煌騎目線で話が進んでいくところです。受けが刑事になれないはずの天音だから、天音に対する謎が多すぎる。その謎を抱えながら起きた事件の解決を図っていくので、最後には事件も解決するし、天音の謎も解き明かされて…だといいのですが、まだここではすべてが明らかにはされていません。
そしてその受けの天音ですが、男前受け好きの方は絶対読んだほうがいいと思います!ってくらい、男前です。それもそのはず、刑事として働いていることはもちろん、社会的(おそらく経済的にも)後ろ盾がなかったにもかかわらずΩであることを隠して一人で生きてきたのだから、人に頼る、甘えるなんてことはできない性分なんですよね。煌騎も魂のつがいとして天音に触れさえしなければ気付けなかったと思うんです。
まだこの本では天音の本名(煌騎にだけ明かされててズルい笑)や、生い立ちがまだ分からないし、共鳴発情によって体を繋げただけでとてもじゃないけど心が通いあったとは言えない関係性のまま終わってしまいました。次の共鳴劣情で天音の生い立ちや少しでもいいから2人の甘い空気感を見せてもらえたら嬉しいなと思います。
大ベテラン岩本先生の凸凹バディー×オメガバースもの作品で、中身はやはり王道…のストーリーでしたが、安定感があり私はハマりました。
(理由はあるものの)やさぐれた感のある天音のキャラクターが良かったです。
一応身体的には出来た2人ですが、恋人としての関係はこれから…という終わり方で続編に期待です。
刑事2人が普段意識的に抑えているとはいえ、類い稀なるフェロモンの持ち主というところもツッコミ所満載で面白かったw 天音の普段の姿からすると、渋いオヤジを想像してしまうので、水も滴る美貌とイメージが序盤はなかなかマッチングしませんでしたね。未だに年齢不詳…だ。刈谷と出来てからは彼も可愛く見えました。
刈谷も一歩下がる控えめなスパダリで良かった。天音が彼に本気になる姿を見たい。
オメガバースものでは、オメガと女性の人生とを照らし合わせるような話が苦手だけに、天音からは、1gもそういう部分が感じられないのでホッとしました。
欲を言えば、事件部分もモノクローム・ロマンス文庫並みに力を入れて欲しいです。
そこだけ残念でBLとしては◎。
岩本薫先生の作品は、大人気のタフシリーズはもちろん、ロッセリーニシリーズが好きです。
で、岩本先生の初オメガ。
ふーん、オメガバースか。オメガはあんまり好きじゃないんだよね。でもバディものはいーかも。
と軽い気持ちで読みました。
で、え、これって、続きは?? 早く読みたいっっ!!
と思ったらごく最近に出版されてました。緊急事態宣言で不要不急の外出自粛でありますが、えー、続巻購入って不要不急だよね? ね?
あらすじは割愛しますが、本来出会うはずのないアルファの名家中の名家の三男坊と国民番号(戸籍)さえない野良オメガ。
アルファの苅谷が超絶美形のスパダリなのは当たり前ですが、受けの天音がものっすごく好物でした。
私のツボど真ん中をグイグイ押してくれて、もう身悶えました。
誰ともバディを組まない一匹狼でルールを無視する不良刑事。でも検挙率は署内トップ。口が悪くて毒舌で、でも壮絶に色っぽくて超ド級のツンデレ。
蓮川先生のイラストがまた色っぽくて艶っぽくて惚れ惚れしました。
大型ワンコ化した苅谷がいつまで待てができるか、天音がどう口説き落とされるのか、次巻が楽しみです。