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表題作花盛り、恋盛り

総一朗
旅館の若旦那
梅宮凜
26歳,料理人,恋人に裏切られて傷心中

同時収録作品花盛り、恋盛り

萩原宗久
菊之進の大学時代の元同級生
竹下菊之進
旅館の番頭

その他の収録作品

  • あとのまつり
  • カバー下:あとがき

あらすじ

恋人の男に裏切られ、死ぬ目的で旅に出たホテルの若手料理人・凜。訪れたのは、食事が不味いと評判の旅館・櫻庵だ。旅館の美貌の若旦那・総一朗のもてなしに一瞬心が揺らぎつつも自殺を決行!!間一髪で、総一朗に助けられる。そしていきなり、「私が恋人になるので、ここの料理長になりなさい」と、強引に雇われてしまい!?

作品情報

作品名
花盛り、恋盛り
著者
高城リョウ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
花盛り、恋盛り
発売日
ISBN
9784199607776
3.5

(32)

(5)

萌々

(13)

(11)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
7
得点
111
評価数
32
平均
3.5 / 5
神率
15.6%

レビュー投稿数7

旅館モノ!◎◎

凛(受)は3年も付き合った恋人に裏切られた挙句、職場も辞めさせられ居場所を失い、自殺目的に評判の悪い旅館・櫻庵を訪れる。そこで出会った若旦那・総一朗(攻)に間一髪で助けられ、そして、「恋人になる」からという条件で料理長になれと契約させられます。

赤字経営のその旅館で働く従業員はみなそれぞれ癖のある変わった人達ばかり。凛(受)は働く代償として"恋人"を貰っていたが、みなそれぞれに若旦那・総一朗(攻)から"代償"を貰っていることを知りすれ違います・・・

悪い男としか付き合ってこなかった凛(受)が悩みながらも若旦那(攻)に溺愛されていく様が最高でした。若旦那も若旦那で今まで持っていなかった感情に支配されていく様にきゅんとしました。でろでろに愛してやってくれ......

後半は若旦那に片思いをする別の従業員(受)の視点となっています。こちらもちょっと強引な執着攻め×強気ほだされ受けで素敵な話なのですが、メインのふたりの話をもっと掘り下げて欲しかった...!

1

No Title

高城リョウ先生、絵が大変好みです。
全体的にスラっと、受けもかわいらしいけどちゃんと男子。
合間あいまの、ギャグっぽいコマもかわいい♡

恋人の裏切りにより仕事も失ってボロボロの凛と、
凛が自害する気で訪れた、寂れた旅館の若旦那、総一郎の恋。
総一郎に誘われてその旅館で働くことになり、その代償はまさかの”恋人役”。
とまどいながらも少しずつ距離を縮めていき…♡
最後のあとがき漫画にもあったけど、総一郎が従業員全員に対して代償を恋人役にするような男じゃなくて本当にヨカッタ^^;

1

絵が丁寧

最低評価の旅館で自殺しようとする梅宮を旅館の若旦那である総一郎が止めに入るところから徐々に2人の関係が始まっていくのですが、個人的に結構展開が読めてしまったので萌評価です。

他の方も仰る通り、一冊まるまるこの2人のストーリーだったらもう少し詳しく心情を知ることが出来たのかなと思います。

双子ちゃんが男だと知った時はすごくびっくりしました。キレ気味で男であることを梅宮に言っていましたが読んでいるこっちでさえわからなかったので「いやわからんて…」と思わずツッコミ笑笑

絵は綺麗なので次回も期待しています(^^)

1

天国はまだ遠く

という映画を思い出しました。
高城先生、絵が変わりましたか?

3年間恋人だと思っていた職場のフロアチーフに捨てられ、職も追われた凛。
人生を終えるつもりでやって来た低評価の宿は、口コミとは違っていて…。

という出だし。
若旦那の総一郎は「料理人」としての凛を買って、雇うことに決めます。
この総一郎という人間が…。
わたしには好きになれないタイプの人でして。
イケメン+自分でも言っちゃう「博愛主義」、頭の固い人間には厳しい。
あとがきに「全員と恋人契約させようと思ってました」と書いてありましたが、思い止まってくださってよかった。

そう、契約なんです。
まだ宿の立て直し段階で、運転資金でいっぱいいっぱいな状況なので、十分な賃金が支払えない。
なので総一郎が各従業員に「対価」として自分にできることを差し出す契約をしているという設定。
凛に関しては「恋人と職を失った」ので、職は料理長を、そして恋人は総一郎が、という契約に。
相手の好みは完全無視。イケメン怖い。

イケメンに優しくされて、それまで酷い男とばかり付き合って来た凛は簡単に落ちちゃいます。
それはそうですよ、イケメンというやつは生きているだけで周囲の人間をフラッとさせる生き物。
そんなバイオハザードが優しい。はい、もう好きになっちゃう。
だけど総一郎がどこまで契約のつもりなのかが分からない。
誰にでも優しいというのは、自分だけ特別と思わせない罪な性格でございます。

そんなわけで読者的にも、「契約でそこまで出来るとは、ホスト顔負けですのう」と読むべきなのか、「契約って言ってたけど、べた惚れじゃないですか!」と読むべきなのか、ソワッソワしなければいけない時間が案外長くて。
結局、いろいろ剥がしたら溺愛系攻めが出てきたのでひと安心。
…疲れた。こころが疲れた。しかもちょっと泣いた。切なくて。
この感情の揺れ、高城先生の思うツボということでしょうか。

もう1CPおりまして。
番頭の菊之進、彼も総一郎の博愛主義にやられた1人。
優しい彼に惚れて、でも自分だけじゃなくみんなに優しいことに気付いて、別に自分を好きというわけじゃなかったと思い知ったとき、一度だけ関係を持った大学の同級生・宗久との再会ものでした。

わりと2CPともあっさりしてました。
切なくてちょっとだけ目から涙が滲んだけど、凛はすぐ総一郎を好きになっちゃうし、菊之進は何だかんだ言いつつ、すぐ抱かれちゃうし。
物足りなさを感じるなあと思ったら、続編が出ていたんですね。
たしかにこの1冊ではもったいない、しっかりした設定。
BL資金に余裕ができたら、購入してみようかどうしようか。

1

人たらしのモテ男、若旦那総一朗登場。

「花冠の花婿」にチラリと出ていた旅館「櫻庵」の若旦那。
妙に色気があって気になる…
…と探したら、やはりありました。元の作品が。

…という訳で、こちらです。
主人公は、料理人の凛。
前の職場で男にいいように遊ばれ、職も家も失って死場所を求めてこのさびれた「櫻庵」にやって来た。
ところが若旦那の総一朗に見破られて、死ぬくらいならここで働いてくれ、という展開に。
給料の代わりに「総一朗が恋人になる」という契約を結ぶが…

総一朗は美形だし優しいし気配りがあるし、で凛はすぐに本当に総一朗を好きになります。
しかし、契約だから本気になっちゃいけない、と揺れ動く凛。
一方総一朗は本当に誰にでも親切で、本心がどこにあるのか見えない。
これでは確かに凛は生殺しだよなぁ。

…と思いながら読むんだけど、あっさりと実は総一朗も本気、となって両思い成立は呆気ない。

総一朗と凛はハッピーエンドではありますが…
総一朗のモテキャラがイマイチというか、本人が天然なのか知らないけど、凛の印象通りいわゆる「人たらし」で、関わる人が誤解するようなレベル。
現に、番頭の菊も仲居の浅葱も総一朗に気持ちがある訳で…
凛に対しては、はじめ凛が断ってるのにキスしたり手コキしたり。
この辺りがイマイチ。

そして第5章が番頭の菊之進さんの恋バナ。
菊は総一朗に長く片想い。今回遂に凛が本命になり傷心。
そこに初体験の相手が泊まりに来て…
その男・宗久に変わらぬ愛を捧げられるお話。
菊には心底良かったね、だけど、宗久と総一朗がソックリに見える。描き分け課題。

絵柄は美麗。
櫻庵の各従業員たちのスピンオフに期待。
総合「萌」で。

1

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