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児島かつら先生の別作品が好きだったのと、表紙に惹かれて購入。
元学友で、友達で、相棒で、カフェの共同経営者で、お互いずっと片想いをしている、晴海と公彦のお話です。
2人ともゲイだけど、恋人同士になったことがなく、おそらく、少しづつ高まって来た、でも、表には出せない恋心を胸に抱き、その恋心を奥底に持ち続けています。
一回り年下でカフェのバイト、つまり2人と職場で関係があるセフレ、カフェの2軒目進出を提案してくる元彼、それぞれの今、昔の「オトコ」が出てきて、読んでいてとても胸が苦しくなります。
生々しい自慰シーン、セックスシーンがかなり出てくるのですが、エロさはあまり感じません。
性欲に夢中になるような描写はなくて、それぞれ、その時に、思いを巡らせながら、考えを整理しながら、行為をしているので、エロより、男性の気持ち、欲、が表に現れているような、切ないような表現になっていました。
エロより心情表現を多くしてほしいタイプの読者なので、とても好みでした。
大好きな人のために、セフレのまま身を引くバイトの、気持ちが、言動が、愛情がとても素敵でした。
元カレが絡んでいることもあり、お店の今後のことと恋心と、要素が混じってそれぞれ、心も頭もいっぱいいっぱいになり、思わずキス、からの、饒舌ではない言葉のやりとりが、気持ちがよく伝わり、胸に響きました。
両想いなんだと気づいたのに、告白されて嬉しいのに、親友で相棒だった時間が長いから、考えることが多くて、すぐに甘々な恋人のような関係にならないところ、手探りで進めていくところは、友達であり相棒だった期間の関係の重みを感じました。
男同士の友情、と、それが、恋心に育った時の、難しさと、それを超えたときの素敵さを描いた作品だと感じました。
表紙絵を見て、読んでみました。
とても読みやすいストーリーで、一気に読みましたがとっても良いです!
共同経営者で、親友だと、確かに失うのは怖くなります。
お互い好きだけど、失うのが怖くて一歩を踏み出せない気持ちわかるー。
それぞれまわり道したけど、ハピエン良かった‼️
元恋人同士で今は仕事のパートナーである晴海と公彦、公彦のセフレでカフェのバイトである大学生敬太のそれぞれの気持ちの矢印が行き交う切ないお話でした!
最初の爽やかなカフェの様子から一変して、公彦と敬太のえっちなシーンが飛び込んできた時はびっくりしました。いや、この二人とってもえっっっっで……最高!!けれどその中にも気持ちの矢印がすれ違ってるのがわかって、なんだこれ切な〜〜〜〜!泣となりました。
晴海の元彼も登場していよいよ矢印は混戦。
キャラの心理描写がとても丁寧で読みやすかったです。こちら「とめどなくシュガー」のスピン元なので、まずこちらを読んでからの方がシュガーの敬太の気持ちによ〜〜〜〜〜〜く共感できると思います。
いや〜えっちだったなぁ…()
大学時代からの付き合いでゲイ友でもあり共同経営者でもある晴海と公彦のお話です。
当て馬として晴海の元カレである雅人と公彦のセフレである敬太が登場し、四角関係のような展開になります。
敬太が公彦を抱いたり、晴海が雅人を抱いていた過去が描かれたり、雅人の自慰があるので苦手な方はご注意下さい。
晴海と公彦が35歳に見えなかったり、誰だか見分けがつかなくて戸惑ったりしましたが、色んな想いが交錯した末に晴海と公彦が両想いになる流れにはキュンときました!
敬太があまりにも可哀想だったのですが『とめどなく、シュガー』というスピンオフがあると知り、ホッとしました。読むのが楽しみです。
シーモアは白抜き修正でした。
近所にこんなカフェがあったら通っちゃうな〜…の夢と
ゲイのリアリティっぽさがありました。
”とめどなくシュガー”からきた読者です。
BL的には”とめどなく〜”のが好きではあったんですけど、
こちらはこちらで大人のしっぽり、読み応えがありました(ずっしり)。
読者を”早く両思いになっちまいなよ〜!!”な気分で引っ張ります。
キミさんが晴海の告白に戸惑う感じがね、、30代半ば超えて、40手前の心境として、なんだかとってもエグかったですw
片思いプロフェッショナルが10年以上キープしてた”親友”という関係性を崩すのは怖いっていう気持ちが深々と伝わってきました。”共同経営者”だったからうまくいってたのかしら?だって、あんな気持ちを抱えてて何年もそばでやり過ごすってなかなかしんどいものがある気がするんですけどね〜、、、。
当て馬好きとしては、それぞれの当て馬がいい仕事してたと思うんですよ。”とめどなく〜”のケータ君はめっちゃ切ない(これは救済したくなる!)。小森はしょーもねー奴なんですがw、こっちはこっちでなんかリーマンお仕事BLの匂いがしたりして…。
かなりエロがあるにも関わらず、彼らの日常や葛藤の印象が強く残るドラマ性の高い作品だと思いました。