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イカれた野郎が読みたくて漁りました
サイコでサイコーでしたw
出だしの なんともキモチち悪い勢いで一気にいくもんだと思ったんですが 胡散臭い香りはするものの至極まっとうに距離をつめていくのがなんとも不気味で その不気味に感じる理由がわからないことでまたいぶかしさが増す
期待したのがよかったのか悪かったのか 彼の本性を見たとき 狂気の沙汰のなせるワザってすげぇな と 変に感心して正座で拝んでしまったw
表題作だけでなく もう1話もそう
欲や執着なんてものよりもっと粘っこい 汚泥のように深く溜まってるもの
それをなんて呼べばいいのかわからないけど いい塩梅にはりついて蝕まれていくようなこの感じ
はじめましての作家さまだったけど 絵はきれいだしお話も読みやすい 短編ながら人間の穢れや爛れを存分に には物足りなかったけど楽しませてもらえた
うーーーん 歪んだ愛ってやっぱいいですよね
なんかちょっと欲が出てきたので サイコホラー探しがてら作家さま深掘りしてこよっと♪
真っ直ぐに想いすぎるとこんなにも愛は歪んでしまうのか…と、絶望を感じてしまうようなお話でした。
長谷川はとっても良い人で純粋に須藤の体を心配しているように見えるのだけど
その善人丸出しな笑顔をみているとなんだか胸がざわついて、本当に彼のことを信じていいのか?と疑問に思いながら読んでいました。
途中から誰も彼もが怪しく見えてしまったり…
でもやっぱり長谷川が仕組んだことなのだとわかる結末になっていたのが逆にスッキリできて良かったかな、と。
善意なのか支配欲なのかわからない長谷川の言動や須藤が何も気付いていないこと、幸せそうなふたりのこの先には何が待っているのかゾッとしてしまうような描き下ろしも本当に怖くて、でもちょっとそれがクセになってしまうような面白さのある作品でした。
普通じゃないけど普通っぽいBL話が展開し、ハピエン後にまとめて種明かしがされていくタイプのお話。須藤はただ食事してただけでサイコパスに目を付けられたのが運の尽きって感じでした。こんなにちょろけりゃ、長谷川の正体にも気付くことなく、ずっと幸せでいられるのかな。
長谷川は怒涛の種明かしは良かったんですが、どうやったらあんな思考になるんでしょう?こういうのって先天的なものなの?まともなご飯食べないとこを見ただけでここまで一人に執着するのはすごいけど、恋なのか不明だし、いつまで興味が続くんだろうと思いました。
上級者向けなのかな?私には萌え方が分かりませんでした。
ちるちるの「サスペンスBL」紹介の記事を読んでの購入。
だって、サスペンス大好きなんだもの。
私は「電子単行本」版を読んだのですが、レビューはこちらに誘導されました。
表題作ともう一つ短編の2作品収録。
「君は僕を管理する」
はじめからサイコパス/サスペンスものとわかって読んでるので、展開に対しての驚きというものはどうしても半減するわけだけど。
それでも細かい真相が分かり始めるとゾクゾク〜っとキますね…
主人公は大学生の須藤。
幼い時の心の傷で、手料理が苦手。
そこに正に「手料理」でつけ込んでくる同じ大学の長谷川。
栄養が偏ってて顔色が悪いから、と豪華手作り弁当を作ってくる…
長谷川は人当たりがよくて、はじめは気味悪がっていた須藤も次第に心を開いていく。
だけど当然長谷川には裏の顔があるわけです。
ここが明かされていく過程が面白いんだけど、まあ…想定内だったかな、というのが正直な感想。
ただ、彼が悪意や性欲で動いているのではなくて、正に好意で動く結果がサイコパスになっているところが本当の恐怖なのでしょう。
「優しい地獄」
女を抱くところを見せつける美形の男。
友人を思うままに動かす暴君のよう。
だけど本当は…
こちらもゆがんだ執着を感じさせる作品ですが、「怖さ」という意味ではちょっと足りないかな…
同情や放っておけない、という感情を縛り付けていますが、この場合本当に事故に遭ってるからね。
何もなければ多分こうなってないと思うので、両方が可哀想なのかな。
萌x2寄りの「萌」で。