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表題作あの日、あの場所、あの時間へ!

関拓歩
相葉に憧れるバレー部員
相葉湊
幼馴染とともにバス事故にあう大学生

同時収録作品あの日、あの場所、あの時間へ!

大友健太郎
湊の幼馴染で将来有望なバレー部員
相葉湊
幼馴染とともにバス事故にあう大学生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

名門大学のバレー部に所属する湊。親友で将来を期待されるアタッカー・健太郎から強く誘われ入部したが、実力が追い付かず悩んでいた。そんな折、乗っていたバスが事故を起こし、湊を庇った健太郎が再起不能の大ケガを!! 絶望する湊の前に突然見知らぬ青年が現れ、「今度こそ助けてやる!」と告げるが!?

作品情報

作品名
あの日、あの場所、あの時間へ!
著者
楠田雅紀 
イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199009457
4.2

(72)

(36)

萌々

(20)

(13)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
14
得点
300
評価数
72
平均
4.2 / 5
神率
50%

レビュー投稿数14

運命を変えよう!愛で。

事前情報無しで読み始めたのもあって、途中からサプライズの連続でした。
あっと驚きたい方は、ネタバレ無し推奨。

主人公は、強豪大学でバレーボール部に所属する湊。
6月のある日、インカレの試合のために部員達が乗ったバスが大事故を起こし、幼馴染で親友、バレー部の全日本級エースの健太郎が自分を庇ったせいで脚を切断する大怪我を負い…
…と始まります。
事故の以前から健太郎から告白されていて湊は断っていたんだけど、事故が起きて罪悪感に苛まれ、健太郎のサポート名目で同居し恋人になる。しかしあんなに優しかった健太郎は嫉妬深い執着彼氏になり果て、湊は疲弊して死の誘惑にかられ…
この辺は、一体どういう展開だろう?と考えながら読んでたんだけど、わ!そういうこと!という第一の驚き。それは…

↓↓↓↓(ネタバレ)


タイムリープです。
湊に憧れている中学生・拓歩がキーパーソンになって事故の前に時間が戻る。
しかし…
湊に前の記憶が無いのです。だから拓歩にバスに乗らないでと言われても聞かずに、全く同じ事が起きる。
そしてまた。
…という感じで、実は複数回タイムリープが起きる。ていうか起こす。
ここがちょっと引っかかりました。
初回は湊はギリギリで、ここのタイムリープは「奇跡」だと思う。
でもその後は。
誰も不幸にならない、を目指すから仕方ないとはいえ、コレチガウ、コレチガウ、だからまた「戻れ!」ってなるのはモヤった。
湊が幸せになる世界線とはどれか。…はぜひ読んでみてください。

「秘めて、隠して、打ち明けて!」
数回のタイムリープを経て納得できる未来を勝ち取った湊。
優しい恋人も湊も2人とも尽くし型?だけどそんな2人でもケンカすることがあって…というのがこのSS。
好きだから、ちゃんと謝れる。ケンカの後はやっぱり甘いHです。

0

No Title

面白かったです!特に前半は一気読み。いわゆるタイムリープものですが、クドさがなく、楽しめました。
ただ惜しいなと感じたのは、タイムリープのストーリーがメインになっていて、恋愛の甘~い場面があまり描かれていないんですよね。そこがもったいないなと思いました。攻めの拓歩、本当によく頑張ったんだからもっとご褒美あげてほしかったです(笑)
それから、軽く触れるに留めておきますが、このお話、三角関係なんですよね。当て馬になる子の執着っぷり、嫌いじゃなかったです(笑)

0

カプ間違いにより……

あらすじをすっかり忘れた頃に読んで、
冒頭の展開から幼馴染が長年の2人の夢に向かっていく青春&執着ものと勘違いしてしまったのが敗因。
あれ??ハイパー執着鬼畜攻め様は??身勝手な気持ちに苦しむ受けちゃん……どうなるのどうなるの~堕ちるの?改心なの?
ゲスい攻めっぷり見せてくれよ!
とワクワクしていたので、本当の攻めは別なことがしばらく受け入れられれませんでした。
いくら中学生とはいえ、登場時のズケズケしさも苦手だったので…
挿絵を見て、あれ?表紙にいるのはこっち!!?
ゲス攻めに気持ち加担してたので気持ちはしょげしょげ。
冒頭の幼馴染エピや幼馴染に対する罪悪感が長すぎて軌道修正するのに時間がかかりました。

そして、タイムリープものは好きなジャンルですが、
自分の思いもよらないとこでタイムリープして巻き込まれるパターンではなく
現状が嫌で嫌で仕方なくてやり直すパターンも個人的には合いませんでした。
気持ちのすれ違い、対応が曖昧だったから招いた種で、幼馴染の豹変は確かに…だけど、あんな事故が起こったら……
現時間枠でどうにか解決しろーーー!!!!
あのどん底からの這い上がりを見せて
って気持ちになっちゃっいました。

0

一気読み!詳しいネタバレは見ずに読むことを強くオススメします。

何度でも、何度でも、何度でも!
あらすじにある通りタイムリープものです。
こんなに感動したタイムリープは初めてです。

健太郎がこんなキャラだったの?との驚きと、湊の犠牲と、拓歩の孤独な献身と。
逃げて〜、絶対に一緒に住んじゃダメ!と。

2度目からは言うこと聞いて!信じてー!と叫びそうでした。
諦めない拓歩、誰も聞いてくれない信じてくれない、どうやっても湊は健太郎に…。

何度も戻って、戻るタイミングをずらして。
全てを上手く収まるように、湊を健太郎から守るために、湊を手に入れるために。

もう本当のことを言えなくても、必死で近づいて先回りして湊のバレーボールが好きな気持ちやヤル気を取り戻して。事故を防いでみんながバレーボールを続けられるように。拓歩と湊の約束にもう泣けて泣けて。

湊も中学生の拓歩の言葉にちゃんと耳を傾けてくれて良かった。
拓歩の孤独な頑張りを思うと号泣です。

今度こそ!と思ったらまさか拓歩が!

今度は湊が!

やっと二人の時間。悲願が叶ったね!
タイムリープを繰り返すうちに拓歩はどんどん湊を好きに、愛していったんでしょうね。
良かったです!

タイトルを見て何年も私が思い続けてた言葉でびっくりしました。
数年前に追突事故にあい全てが狂い今も治らないのですが、何度あの日あの時あの場所へ行かなければ!と思ったことか。
戻ってタイヤをパンクさせるなり、1分でもズレていれば、違う道を通っていればと。

素敵なタイムリープものが読めて大満足です。

3

年下攻めでありながら……

「幼馴染」にほぼ無条件で萌えてしまうタチなので、冒頭の健太郎と湊という幼馴染描写にキュキューンとしちゃったのも事実。

だって幼稚園の時から常に一緒で、「二人で日本一になる」と小さい頃からバレーボールを一緒に頑張ってきたとか、ふつーの作品ならそれだけで立派な幼馴染カプストーリーとして成立する。

だけど健太郎はお相手じゃないんですよね。
初読時は、えっ!?健太郎じゃなくて、もしかしてこの声をかけてきた拓歩がお相手なの?となんかガックリきちゃって、そこで挫折。

気をとりなおして読んでみましたが、健太郎が予想を遥かに超えたヤベーやつだったわ……。
健太郎が告白したシーンの、自分勝手な押しの強さから違和感があったけど、読み進めるうちに、執着というかヤンデレの香りがプンプン。
いくら幼馴染萌えがある私とはいえ、健太郎から逃げろ!!という気持ちになれて、自然と拓歩を応援する気持ちになれました。


それにしても、拓歩は頑張ったなぁ。

受けの湊よりも3歳年下なので年下攻めらしい良さも味わえつつ、拓歩はタイムリープで何度も時をやり直すことで湊よりも生きてる(?)時間が長いという妙。
だから年下でありながら湊よりも男としてこなれていて、拓歩の中身は年下攻めと年上攻めが両立してるっていうんでしょうかね。
そこが何とも良かったです。

0

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