Renta!限定版
石油王から求愛された!?エロティック人気ホテルマンBL続編登場
ホテルマン同士のイケメンカップル、再度続編!その名も「石油王編」。
「東京編」ではお決まりの波乱というよりも愛が深まるさまを読ませてくれたのですが、本作はついに波乱が⁉︎
2人の勤める高級ホテルにビジネスで来日したアラブの実業家・マフディ。
VIPフロアのヘルプに入った二上を見初めてアプローチしてきて…
ハイ、当て馬登場。
しかもアラブ。超セレブ。超イケメン。褐色。欲しいものは全て手に入れる…
二上は靡くような人間じゃない、でも河南もヤキモキ。
その上、マフディの所有するホテルでプランナーとしての研修派遣の話が出て、河南ときちんと話ができずギクシャクしたまま二上はカナダへ!
そして舞台はカナダのお仕事描写。
ここで二上は仕事の面白さ、仕事の充実、そして何よりそこに河南が共にいなくては、という事を再認識していくのです。
大した雨でもなかったけど地固まる。
2人の未来が大きく開いていくようなエンドだったと思います。
絵柄もきれい、エロも巻を重ねる毎に大胆。今回はテレフォンHと二上主導H。
ただ…
アラブってのがなんとも唐突というか非現実的というか…
そこに引っかかって総合「萌」で。
同棲してお互い名前呼びで、交際順調な2人に初めての当て馬登場です。
でもですねマフディが二上を好きになる理由が弱すぎました。アラブの実業家が危ない人にしか見えませんでした。
後に二上の企画力とかを評価してたのは分かりました。ただ研修への引き抜き方とかが粘着質なおっちゃんを見てるようでした。
美形なのに残念な人になってしまってました。
マフディのカナダのホテルで研修した二上は、河南と海外で働く事を目標として考え始めます。
それだけはマフディ褒められるかな。
マフディに言い寄られた二上が不安定になって、河南にやたらと求めるエッチがやたら多い最新巻でした。
石油王が色々邪魔する回。
二上を気に入った石油王、マフディが、二人のホテルへ。二上を担当にしてセクハラしまくるも、あげくのはてにアメリカのホテルに研修で引き抜き?
二上は勉強のためと、1ヶ月のアメリカ行きを決意。二人の間に波風が。
結局、信頼してくれということで、マフディを振って戻ってくくる二上でした。
石油王っていうわりにアラブ感はほとんどなく、マフディの顔が褐色トーンっていうくらいかな?ホテル経営者として描かれていました。
三作目らしく二人の愛の成長(?)を実感できるお話でしたね。
「信じてるけど・・・」的なモヤモヤやソワソワが可愛かったですねー。
今回サブタイトルにもなったメイン当て馬さんは、見事なまでのウザさ!!
保貴をイラっとさせるほどの自己中&自信家。
ここまでイラつかせる当て馬にはここ最近お目にかかっていませんでしたねー。
けど保貴のTELオナを引き出させた原因をつくてくれたのでそこは感謝です(笑)
相手を想うだけじゃなくて”一緒にいること”の安心感や充足感を実感した二人が見事に尊かったです。
ずっと、所謂お仕事BLの括りで読んでいたので、イキナリの「石油王編」は、無いわーって、
ちょっと引いていて。分冊版の時から、どうしちゃったんだろー?とか。
嫌いじゃないけど、「石油王」って、トンデモ設定じゃん‼︎とか。
慧先生って、そういうトンデモもまぁまぁ描かないことも無いから、とか。
色々考えちゃってたのですが、結論から申し上げますと、いつものごとく、お仕事BLでした!
石油王・マフディ様は、石油ファタジー言うほどの絢爛さは見せず。(多分、参考になる様な取材も出来なかったでしょうし、その為の勉強もしてなかったと見受けられ。)フツーに褐色のビジネスマン。
二上に一目惚れしたと本人が言うほどの執着も見せず。
心を酔わせるほどの口説き文句を囁くでも無く。
さっさと退場します。
別に石油王じゃ無くても良かったのでは…。
このタイトルは、良くも悪くもナナメ上の想像を掻き立てられます。
油断していた二上は、キスマークの一つもつけられて、浅黄を怒らせたりしますが、
まぁ、彼にしたって、本気で二上を信じられないわけでは無いし。
ホテルのホスピタリティにとって、海外は日本よりまだまだ学ぶ事も多いので、
いつか二人で、海外のホテルでも仕事をしたいね、っていう共通の夢があるのは変りなく。
一足先に1ヶ月だけだが、二上にカナダでの研修の機会が訪れる。
それは、ホテル産業にも広く手腕を発揮しているマフディ様との繋がりあってこそ。
付き合ってから始めて1ヶ月離れている状態に置かれたっていうだけの二人でしたが。
そう、たった1ヶ月なのに。仕事をしていたらたった1ヶ月なのに。
浅黄はカナダまで会いに来ちゃたりします。情熱的ですね♡
カナダって、同性婚が認められているので、外でもカップルは自然にしている。
そういうのも良いなぁって、二人も思っていたりしていて。
仕事もそうですが、やはり海外へいずれ出て行くことになるのでしょう。
日本もいつか、そういう多様性を自然に認められて行く様な社会になれば良いですね。
合間に、二上をやたらライバル視していた陣野さんも段々と柔和になっていたり。
もう、仲間内では二人が付き合っている事は周知の事実として受け入れられているので、
ここでも働き易そうです。
夜勤明けモーニングって、ホテルマンあるあるなのかな。
おまけの「温泉旅館編」での去り際の整え方、というのもホテルマンあるあるなのか?と
気になります。こういうお仕事あるあるはもっと読んでみたい。