樹生かなめさんのレビュー一覧

龍の頂上、Dr.の愛情 小説

樹生かなめ  奈良千春 

最後の最後で…

出版社の公式サイトの作者様コメントや作者様webサイトに書いてあるように、今回で幕を下ろすことになったそうです。
つまり最終巻ということですよね。
去年全巻大人買いしてから1年も経ってないのですが、こんなに早く最終巻を迎えるとは思ってませんでした。
個人的にはもう少し続けて欲しかったです。

以下、あらすじはさらっと簡単にしますが、ラストのネタバレかなり含みます。
この作品を追っかけて…

0

龍の初恋、Dr.の受諾 小説

樹生かなめ  奈良千春 

氷川ヘンな人伝説

30作以上となるこのシリーズの、はじまりエピソードの巻。
清和(せいわ)と氷川の再会と、同居するまで。

視点は、医師・氷川諒一。
ど真面目で誠実に勤務をこなす氷川は、明和病院の内科医。
元々施設育ちで、子供のいなかった氷川総合病院院長夫妻に跡継ぎとして引き取られたが、その後夫妻に実子が生まれ、疎まれて育つ…
そんな時近所に住んでいたのが母子家庭でネグレクトされていた幼い清和。
…と…

0

なにがあっても君が好き 小説

樹生かなめ  雪舟薫 

2m弱のブタゴリラ(受)リターンズ

前作の再読から、最近になって続編が出ている事を知り、迷わず購入。
BL小説史上初(?)受けの挿絵がほぼないというのに加えて、身長202cm・体重140kg超のブタゴリラの異名を持つ受けという、あの怪作のまさかの続編です。
雪舟先生の美麗な挿画もお久しぶりで、また拝見出来て本当に嬉しかったです。

前作「ありのままの君が好き」で、めでたく同級生であり、父親の弁護士事務所に勤務する弁護士・英と…

0

龍の試練、Dr.の疾風 小説

樹生かなめ  奈良千春 

サメの本気

部下を殺されたサメがブチ切れて長江組の元若頭に化け、一徹長江会として長江組から離反したおかげで、内部分裂状態の長江組。
本気を出したサメは誰にも止められず、眞鍋組の登り龍が裏社会の大ボスになるために事態はどんどん進んで行きます。
氷川は清和が裏社会の大ボスになるのには反対ですが、色々な人や組織の思惑が絡んで氷川1人の反対ではどうにもならない。

京介にも迷惑がかかってしまい、氷川はお詫びに…

2

ありのままの君が好き 小説

樹生かなめ  雪舟薫 

ある意味上級者向けの怪作

再読です。
まず初めに、雪舟先生の描かれた美しい表紙の麗しい男性2人同士のCPではありません。
受けである主人公の挿絵は殆どございません。
こちらの作品、タイトル通りある意味上級者向けのBL作品となっております。

太っていた受けがダイエットをして痩せ、美しくなり愛される…という作品は何作か読んだ事がありますが、今作はなんとエンドレスブタゴリラです。
身長202cm・体重170kg・産…

2

龍の革命、Dr.の涙雨  小説

樹生かなめ  奈良千春 

革命とは…?

ついに長江組との抗争が始まりますが、お話はいつも通り氷川視点で進むので、それほど生々しい戦争の場面はありません。
タイトルと表紙イラストで、京子&加藤の息子との戦争のような悲惨な展開かと身構えていたのですが、時代は情報戦のようです。
(と言っても、作中では京子の件から1年も経ってないんですが…)
SNSや人気ブロガーを利用した情報操作で、清和率いる眞鍋組が極悪非道の犯罪組織だという話…

2

もう二度と離さない 小説

樹生かなめ  奈良千春 

タイトルに裏切られました

ちるちるさんの記事で「衝撃の結末を迎える」作品であげられていたので、気になって手に取りました。

ゆるりと甘ーいムードで流れる前半の後、中盤くらいから衝撃の事実が明かされて、主人公を取り巻く世界が一変します。物語から受ける印象も異なったものになり…。
色々な人達の過ちや若気の至りが描かれていました。皮肉な事に今の彼らより、昔の彼らの方が鮮明に目に浮かびます。育った環境に原因があったとして…

0

賭けはロシアで 龍の宿敵、華の嵐 小説

樹生かなめ  奈良千春 

まさかの受だったんですか藤堂さん‥!

以前から長編シリーズとのことで本編を読んでいたものの、あまり本編の受に魅力を感じず‥(斜め上なキャラは嫌いじゃないですが受じゃなく攻でいてほしい‥)ために途中で読むのをやめていました。藤堂さんも知っていましたが最終的にフェードアウトしたので、かませ的な攻めだったな〜なんて思っていたら!まさかの受!!しかも魔性の男!!!

こちらの作者さまは自己中な俺様キャラがよくでてくるのですが、今回の攻もま…

2

龍の壮烈、Dr.の慈悲 小説

樹生かなめ  奈良千春 

外伝を先に読んでおいた方が分かりやすい

ネタバレとしていますが、あえてネタバレは少なめに書きます。
前巻から引き続き、寒野組が引き起こした眞鍋組のシマを巡る抗争。
まだ片付いていません。黒幕がいます。

読んでいて心臓が止まりそうなショックが2回ほど。
いや、でもそんなことはあるはずがない、物語的にもありえないと分かってはいても、ショックは受けてしまうものですね。
自分が思ってたよりも清和ファンだったと気付きました。

1

龍&Dr.外伝 獅子の誘惑、館長の決心 小説

樹生かなめ  神葉理世 

これからどうなる?

やっぱりメインカプはあまり好みではないんですけど、中盤からリキと藤堂、ウラジーミル、ニコライ、少しだけ清和も登場します。
でも挿絵はほぼメインカプの2人しか描かれていません。

イジオットの所有するルーベンスの絵画を宗一族が盗んだのをきっかけにイジオットと宗一族の戦争が始まり、リキが藤堂を連れて寿明に会いに来ます。
藤堂はイジオットと宗一族の全面戦争を止めたい、眞鍋組はイジオットと宗一族が…

1
PAGE TOP