西田ヒガシさんのレビュー一覧

きっと恋に違いない コミック

西田ヒガシ 

すき

表題作がすごく好きです。
大それたことは起こらないストーリーですが、読んでいて凄く楽しかったです。
なんとも言えない絶妙なテンポと空気でした。コミカルだけどコミカル過ぎない丁度いい塩梅。会話も絵も絶妙で、二人とも可愛かったです。

起きていることはわりとくだらなくて、主人公(佐々木)が同僚(牧野)のパソコンを借りたら自分の写真が大量に保存されていて、牧野は俺のことが好きなのか? と困惑して…

0

天使のうた(2) コミック

西田ヒガシ 

1、2巻を通しての感想

1、2巻を通しての感想となります。

本棚をなんとかして整理しなきゃと処分候補本を挙げて、一応読み返すという作業でほぼ上手く処分出来たためしがありません。
「天使のうた」、あれ?
こんなに凄いお話だったっけ??
西田作品の中じゃ印象の薄いものだった気がするんだけど。

西田先生は映画が大好きだったと思うんですが?この「天使の歌」も外国映画にあってもおかしくないし、BLぽい萌えもわたし…

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恋をしましょう コミック

西田ヒガシ 

おじさん達を満喫できました。

おっさんしか出てきません。7つのお話中、2話が続き物でほぼ背広、ネクタイのサラリーマンばかりの恋物語。
仕事に行き詰まったり、恋に破れてしまったり。かと思えば新しい出会いに意外な行動をとったり。
ある程度の年齢になった大人たちが主人公のファンタジーのような素敵な短編集です。

全てをハッキリと描かず、あえて余韻を少し残してある作品もあり、派手さはありませんがジーンと心にくるものがあります。…

1

見つめていたい コミック

西田ヒガシ 

待てをする妻子持ちオヤジはずるいのか、それとも

3作品収録

「見つめていたい」
「許して欲しくない」
「もう苦しめたくない」
「プラトニック」
これは凄いんですよ。
表紙のオジサンと若いフリーターが付き合ってる。当然不倫だ。
で、ちっとも甘い雰囲気がない。
フリーターのカズキは、憎まれ口ばかり。
山口課長は冷たい。
だけど実は…
…ていう実に身につまされるというか、心うらはらというか。
課長はアメリカ転勤が決まっちゃ…

2

恋と刑事 コミック

西田ヒガシ 

ガラケー時代

ガラケー時代のお話です。
なので懐かしいノリというか雰囲気が良かったです。あとがきも前はこんな感じが多かったなぁとしみじみ笑
恋と刑事は私が読み間違えたのか、受攻変わった?それともリバなのかな?
まさか刑事に向かって伝家の宝刀『仕事と私どっちが大事なの!?』をぶつけるとは笑
お互いどこに惚れたのかいまいち分かりませんでしたが、面白かったです。

ツーガイ・ズは893の人が全然怖くないっ…

0

ドント・クライ・マイ・ベイビー コミック

西田ヒガシ 

みんなのこれからが気にかかる〜

背広じゃない人も出てるじゃん‼︎…の短編集。

「ラブソング」
「ドント・クライ・マイ・ベイビー」
BLには窓拭きイケメンに心奪われるリーマンという1ジャンルがありまして…
ゲイを隠してるカタブツリーマンは長髪でフォークソングを歌う自由な男に惹かれる。
自由な男は自由すぎて、会社のすぐ外でもニコニコ話しかけてくるからつい素っ気なく嘘で遠ざけるけど、カタブツにも自由が伝染るのかもね。

0

素晴らしい失恋 コミック

西田ヒガシ 

沁みるなぁ…

麗人の西田先生の短編集はどれも傑作。
本作は6作品収録。タイトル通り失恋というか切ない話が多い。

「素晴らしい失恋」
押し殺した心の奥に抱かれたい願望をいだく傲慢リーマンの内藤。
自分にキツく当たる部長が気になって。
女性に対してクズ野郎だったので知らぬ所で恨みを買い、ある晩突然押し入ってきた男にレイプされるが…
なんというか、超展開ですかね。でも心にグッとくるラスト。

「オ…

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恋をしましょう コミック

西田ヒガシ 

分け入っても分け入っても青い山by種田山頭火

分け入っても分け入っても背広。
分け入っても分け入ってもリーマン。

…という短編集。7作品収録。

「恋をしましょう」
「恋を感じて」
合併で吸収される損保会社が舞台。準備室の部長・荒木と、コンサルの小林のあれこれ。
小林はスマートなゲイで、これまで若い男とばかり遊んでいたのだけどなぜか荒木に惹かれる。
合併の前日。抜け殻の荒木が自殺するかも⁉︎と誤解した小林が咄嗟に私と恋をし…

3

もろとも コミック

西田ヒガシ 

人は愛を食べて生きるのだ

3作品収録。

「もろとも」
ガチガチがんじがらめの兄・勝と自由人の弟・幸男(腹違い)、の義兄弟BL。
この勝が背負うモノの大きさ。
子供の頃からの寂しさが、誰からも評価されず愛されない今爆発して…
さて、幸男にも秘密があります。
それでも、小さな愛のかけらにすがってきた幸男の笑顔が勝を救う。
短い作品なのにこの完成度。読ませますよね…
激情も、侘しさも、強がりも。強さも弱さも。…

0

影あるところに コミック

西田ヒガシ 

泣けて泣けて。

これは本当に最高の傑作だと思う。
もう泣けて泣けてしょうがないよ。

主人公は中年医師の中町。実は老院長・堤と関係していた。
今、堤院長は倒れて死の淵にいる。
男で。
愛人で。
二重の意味で影にいなければならなかった中町の心を思うと…
昏睡の最愛のひとの傍らで「今すぐ…ここを誰か爆破してくれ……!」とすがる姿。
初めは嫌悪感を抱いていた堤の一人息子は、中町の心からの思慕/愛を見て…

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