石田惠美さんのレビュー一覧

美男と従者の恋は逃避行から始まる 小説

小中大豆  石田惠美 

コメディ路線の小中先生大好き

小中先生は作風が幅広く、シリアスな作品で評価されてる印象ですが、私は本作のようなラブコメ作品が一番好き!
どっぷり読ませる政略モノも好きですが、小中先生のさらっとして読みやすい文章と相性が良くて、ラブコメ系の作品は何度も読み返したくなります。
『ないものねだりの王子と騎士』とか『奥様は外法使い!』、『いじわるしないでお兄ちゃん』、『白狼王と愛され狸の恋道中』など、クスッと笑わせるセンスが天才だ…

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「美男と従者の恋は逃避行から始まる」コミコミスタジオ特典ペーパー 特典

恋人への贈り物

本品は『美男と従者の恋は逃避行から始まる』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。

本編幕間、2人がワローネに着た頃のお話です。

エドゥアールとノエルがワローネに辿り着いた当初
2人はジョルジーヌとヤコブス夫妻の屋敷に身を寄せました。

ノエルは出来るだけ早く
住む場所と仕事を決めたかったのですが
ジョルジューヌ夫妻からは焦らずにと宥められ
厚意に甘えてのんびり過ごすことな…

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美男と従者の恋は逃避行から始まる 小説

小中大豆  石田惠美 

ご主人様の策略は天然系従者に効くのか

今回は侯爵家の嫡男と従僕のお話です。 

父の失脚で国外逃亡する攻様に同行した受様が
攻様の恋人になるまで。

受様は商家に生れますが父が商売に失敗していなくなり、
残された母は泣き暮らしてやせ細り寝たきりになります。

そのため受様は近所の子供達とつるんで盗みや詐欺、
当たり屋をして小金を稼ぐようになりますが
ある日、1人で当り屋をして攻様の乗る馬車に飛び込むも
目測を誤っ…

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美男と従者の恋は逃避行から始まる 小説

小中大豆  石田惠美 

ぬるぬるっと万能なやつ

小中先生なので購入。攻め受けともそんなに♡になるところは無かったですが軽やか休日にはもってこいコメディよりなので萌にしました。小中先生のこういう軽やかなの大好き(シリアスも好き、要は全部好き)。本編250P弱+あとがき。くすっと笑える系がお好きな方でしたらおススメです。

領地でラギエ家嫡男である主人エドゥアールに仕えているノエル。ある日エドから「王都の父が失脚し、王都から軍が私を捕まえに来る…

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美男と従者の恋は逃避行から始まる 小説

小中大豆  石田惠美 

エドゥアール、君ってやつは(笑)

表紙の聖母のようなお方が貴族のエドゥアール、黒髪の少年が従者のノエルです。
タイトルとあらすじからとっても楽しみにしてました。

この表紙を見てこんなフリル着て聖母みたいな攻めで大丈夫かしら…と心配になりましたが、攻め味や雄味は物足りませんでしたがとっても楽しいお話でした。

タイトル通り逃避行なロードムービーな感じのお話です。間に挟まれる会話や過去の回想で二人のこれまでがあかされるよう…

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美男と従者の恋は逃避行から始まる 小説

小中大豆  石田惠美 

フランス語ってこんなに笑うものだっけ?

小中先生のヨーロッパ貴族のお話がすごく大好きです。こちらの作品も面白かったー♪

重すぎず軽すぎず、サクサクッと読めちゃうリズミカルな文章もそうですが、個性的なキャラクターたちが、与えられた舞台の上で魅力的に動き回る様を見ては、ニヤニヤウフフしました。

このお話の冒頭から。なーんかあるなと…伏線あるなと。真実はエドゥアールが握ってるな…と感じる始まりでした。奥歯にものが挟まったような会話…

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悪の飼い犬 小説

宮緒葵  石田惠美 

読み応えあり!

警察官の父を早くに亡くし、同僚の養父に育てられた日秋。
そんな日秋の初登庁の時に、出会った烈。
二人はマスターとスレイブの関係に…

SFとSMと、そして警察、ハッキング、という設定に負けないストーリー設定で、骨格にある日秋の父親の殉職の謎を探るというところはとても楽しく読めました。やはり一番の黒幕は…
そうよね、そこだよね!
と(笑)
最後にはお父さんにも会えた?ので日秋的にもトラ…

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嵌められた悪役令息の行く末は、 小説

珈琲きの子  石田惠美 

痛い描写は容赦なかった分そのあとさらに甘く感じる

初作家さんです
全体的に読みやすくて、この先生の心情描写が好きだと思いました
冒頭では受けが嵌められた場面など色々痛い描写がありましたが、しっかりと、容赦なく徹底的に受けを痛めるところが個人的にかなり好きです。
そのあと攻めに助けられ無事に新しい生活が始まる。
周りの支えや攻めの愛で少しずつトラウマを克服して普通の生活ができるようになる、ここの描写もリアリティがあり、そして攻めの溺愛や受け…

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悪の飼い犬 小説

宮緒葵  石田惠美 

今回もやっぱり優秀で凶悪な大型犬。


新人警察官の日秋(受け)は赴任早々、凶悪犯に対してマスターに絶対服従するようナノマシンによって制御される奴隷(スレイブ)烈のマスターになってしまいます。
烈本人からの熱望でマスターになった日秋ですが、烈がなぜ自分をマスターに指名したのかわからないまま、驚異的な運動能力で日秋の望む結果を出してきます。
ただ、スレイブを使い捨てのモノのように扱う他のマスターたちや、上司と相いれない日々。
そ…

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悪の飼い犬 小説

宮緒葵  石田惠美 

SF要素入りBL 

★下書きのままだった(@_@)

とても面白かった。科学の発達に伴う倫理への警鐘要素入り。
「chain」とは、日秋の父が開発した、生体にカプセルを埋めて洗脳使役する技術。
・・頭部に電極を埋め込む人工補助脳が開発中なので、実際に起きそう。

宮緒先生のお約束・・一旦官能場面になると濃厚で長い。
結末部の伏線回収は一気にまくるどんでん返し。
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日秋:技術系の父;機密技術の開発…

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