草間さかえさんのレビュー一覧

アドリアン・イングリッシュ(4) 海賊王の死 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

感情の乱高下が激しい

ずっっと感情が揺さぶられ情緒不安定になる巻でした。
ジェイクとの再会ですぐにジェイクが未だに男遊びをしていると勘付いたアドリアン…そりゃ不愉快で八つ当たりしまくっても仕方ない。どれほどの傷を負って別れたか…
ただガイが可哀想過ぎました。あんなにも献身的に尽くしてくれているのに塩対応。別にネコ側は勃ってなくてもいいのに、無理に進めようとしないのは愛じゃなかろうか。可哀想不憫と読み進めると潮目が変…

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アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

どハマり

1~3巻一気読み。どハマりしました。ミステリーもコアなジャンルを題材にしていて興味深いです。
この先生は日本車が好きな気がします。アドリアンはフォレスターを買い、ガイはマツダ車でアドリアンが落ちた車もトヨタ車。日本のモノが出ると嬉しくなっちゃいます。
ジェイクが言うようにアドリアンはSUVよりクーペの方が似合うイメージだなぁ。
遊戯王が出てきたのには驚きました。この先生は本当に色んな分野に精…

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セカンドクライ 小説

尾上与一  草間さかえ 

No Title

桂路のような掴みどころのないキャラクターは、物語が進むにつれてその相手方に、つまりこの話では慧にだけに内面を見せたり、過去を開示することで、その人物に対する読者の理解も深まり、愛着が生まれるのだと思いますが、今回は紙幅の都合かそこまで書き切れていなかったように感じました。
ですがその点を除けば、人間ひいては社会の多面性のようなものが非常に上手く描き出されており、とても面白い作品だと思いました。

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アドリアン・イングリッシュ(5) 瞑き流れ 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

本当に読んで良かった

素晴らしかった。この一言に尽きる。5冊は長かったけど本当に出会えて良かったです。5つの殺人事件とジェイクとアドリアンの出会いから帰結、そこに生身の二人の愛と苦悩が静かに深く描かれて感動しました。二人の物語は読み進めるのが辛くて辛くて、事件は難しくて、だったけど、深く深く自分の中に刻まれました。「BL」とは一線も二線も画した愛の物語でした。インテリ的ウィットに富んだ言い回しは理解できないところもあっ…

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生田さんちのこめ王子 小説

さとみちる   草間さかえ 

お米の王子様

お米と恋の成長を見守るのどかな1冊でした。
草間先生の挿画も作品の雰囲気とぴったり。
架空の米どころが舞台となっているのも新鮮でしたし、想像していたよりもしっかりと農業に関しての描写があります。この切り口は面白いなあ。
田舎の風景と季節の移ろい、手作りの料理、収穫したての食べ物の美味しさが伝わる文章が素敵でした。
真夜中に読むのはおすすめ出来ません。
もれなくお米が食べたくなりますから。…

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仕事おわりのランデブー コミック

草間さかえ 

喪服のランデブー

木皿泉のドラマのような角田光代の小説のような、ゆっくりじっくり、恋とご飯と人生を味わえる作品。
食がテーマではないのにとにかくお腹が空くのはなぜだろうか。一つ一つが丁寧で贅沢な作品、読み終わるのが惜しかった。ずっとこの物語を感じていたい。

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運命かもしれない恋 小説

渡海奈穂  草間さかえ 

ツンツンな名久井が最高に可愛い

いやぁ、面白かった。
2人の同棲編を読みたいくらい。真面目だけどどこか抜けてる古平とツンツンで可愛い名久井は会話してるだけで面白い。もっと2人を見てたい〜〜
最初は攻め視点、次に受け視点。この構成ほんと好き。

最初の幼稚園のエピソードからして可愛くって、小学、高校と再会するたびに名久井一目惚れする古平。もう本当に運命としか言いようがない。

あと結構女性の影がちらつくのですが、これが…

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月は夜しか昇らない 小説

砂原糖子  草間さかえ 

心臓が脈打つような恋

しっとりとした夜の空気が漂う作品でした。
綺麗な月夜が印象的なはずなのに、どことなく梅雨の湿度も感じるような大人の恋愛模様が本当に素敵な作品。
草間先生のカバーイラストも作品のイメージにぴったりでうれしい。

ずっとその目で見ていた、決して出逢ってはいけない人に声を掛けてしまった。
本来ならば許されない恋をしてしまった。
ただ淡々と一対象者である「16番」を監視する側だったはずが、なん…

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仕事おわりのランデブー コミック

草間さかえ 

喪服のクジャク

大好き草間先生!草間先生のレビューは大好き草間先生!で始めたくなる。今作も大好きでした。まず絵柄好きだからなぁ。
草間先生らしいものというと、年下攻め、兄弟、ちょっとしたミステリ要素でしょうか。今回珍しく「メガネ」がなかったな。あ、久慈くんが若造対策でかけてた。先生の作品の中では作り込んであるというよりは軽めで若い印象。著者近影でも暗くならなかったって書いてありましたね。

「生まれてからで…

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運命かもしれない恋 小説

渡海奈穂  草間さかえ 

No Title

三度目の正直や二度あることは三度あるなんて諺があるけど4度目は運命だと思う。
古平って惚れっぽい気がするけど4度も一目惚れしてる時点で強烈に惹かれてるんだと思う。毎度ブレーキかけちゃうから進展なかったけど、これ名久井サイドから見ると古平の葛藤が解るだけに切なかった。そんな名久井に美波さんが居てくれて良かった。付き合ってからの名久井がとにかく可愛くて悶絶。古平惚れる一方だろうな。長年温めてきただけ…

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