ふたりのベッド

futari no bed

ふたりのベッド
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神34
  • 萌×222
  • 萌12
  • 中立2
  • しゅみじゃない8

15

レビュー数
12
得点
296
評価数
78
平均
3.9 / 5
神率
43.6%
著者
安西リカ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
草間さかえ 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784403525056

あらすじ

一度ふった家庭教師先の元教え子が、アパートの隣に引っ越してきた。
望みは抱いていないと言うけれど……?
年下攻ご近所ロマンス♡


表題作ふたりのベッド

入江高広,深水の隣に越してきた理工学部の新1年生
深水理一,実家近くの安アパートに住む大学3年生

その他の収録作品

  • あなたのベッド
  • あとがき
  • 新しいベッド

レビュー投稿数12

沁みる

先生買い。2か所ほど沁みて読み進めなくなったので神にしました。「好きで、好きで」が好きだった方にはおススメしたいなあととっても思った現代日本、大学時代のきゅんきゅん話、雑誌掲載の本編160P弱+その続き80P弱+あとがき+掌編8P+草間先生の爆笑カット0.5P。

友人と二人、二日酔いでくたばっている所へ「隣に越してきました!」と爽やかに挨拶に来たのは、昔、家庭教師をしていた2歳下の入江。片想いしている相手は「先生だ」とコクられたことがあったけれども、入江自身の事は弟みたいに気に入っていたので、あれやこれやと世話したりされたりしていたら・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
福田(受けの親友、ゲイ)、理菜(受けの姉、なかなかインパクト大)、攻めの母(頑張れ)、その他色々少々。

**良かったところ

一途に控えめながら恋焦がれ恋焦がれてという風情の年下わんこが健気で可愛くて涙ぐましくて。ほんまに健気なんです。押しつけがましくなくって。もう受けのことを諦めよう諦めようと頑張って、せっかく入居した隣の部屋から引っ越すとか言い出すわ、「先生はずっと俺に酷い事してた」とぶちきれたりするわ、もうシンクロしすぎてしんどかった・・・一緒に泣き叫びたいところがいっぱいありました。

身体をつなげて思いが通じたかと思った次の瞬間に「先生、おれと付き合って」とかスッとぼけた事言い出した!と思ったら、必死に「絶対大切にする、幸せにする」的な事を言うもんですから、もう可愛いわ嬉しいわ可笑しいわで半泣きです。
私が言われたわけじゃないのに、とても泣きたくなった箇所でした。

あともう一か所。「後悔してない?」と攻めの母親が聞かれた時に「死ぬほど好きな人と結婚できたんだから、後悔してないし、今も幸せ」って言い切ったところ。ここも羨ましすぎて絶句。とてもそんな言葉が出てくるとは思っていなかったので、あっけにとられました。(攻めもびっくりしてた)ああ、潔しというか思いが強いというか。私にはできなかったことなので、凄いなああああ・・と。印象がとても強いところでした。

なんでしょうね?私は安西先生のこのタイプの作品はすごくシンクロするようです。泣いて笑って、よい意味で忙しいです。とても親しみの感じる等身大な、そしてほっこり体が温まる心地のお話です。大好きです。

いろいろおっかない状態の昨今ですが、これ読んでいる間はすっかり忘れて恋心で満たされてめちゃくちゃ免疫力上がった気分でした。是非。

7

きゅんきゅんキタコレ!

もうBLも読み過ぎて、たまにきゅんはクルけど最初から最後まできゅんきゅんくる作品には出会えないものかと思ってたのに…

この枯れ果てた大地に降り注ぐきゅん!!!きゅん!!!!天からの恵?!!!ってくらいにきゅんきゅんの嵐でした。

受け視点なんだけど、年下攻めくんの心情がダダ漏れで悶えます。これってすごいな〜と安西先生の手腕がなせる技ですかね。
受けが少し相手の気持ちに鈍感なのもすごく自然に理解できるというか、共感してしまう。

受けの心理描写がすごく自分的にはストンと入ってきて、眠剤のくだりはそれはないわ〜とかツッコミながらも、共感度マックスだった。好き過ぎて何かできないかなって考えた結果が稚拙な思いつきだったとしても、そうしたかった気持ちはとてもまっすぐ入ってきた。

そしてそこからまた新たに展開され進んでいくストーリーに、もうもう夢中になった!


安西リカ先生に最近どんどんハマっててます。オメガバらへんから面白いな!と感じはじめ、今回この作品でどハマりしました!

年下、わんこ攻めジャンルで、これはかなーーーーり後世に残る名作なのではと思います。

そろそろBLから卒業したいのに…安西先生のせいでまた華麗にカムバックしてしまいました。

7

ツボりました!
いや、こんなに萌えるとは思わなかった。
破壊力抜群です。
繰り返される『先生呼び』!
入江が「先生が~」と言う度に、心が悶えましたよ。

あとがきで安西さんも「書いていて楽しかった」と言っておられますが、なんでこんなに萌えちゃうんだろう?
多分これ、学校教師だったらここまで禿萌えしなかったと思うんですね。
深水がたった2歳しか違わない、家庭教師だからじゃないのかって思うんですよ。

ある程度まで歳をとれば2歳差なんてほとんど変わりません。
でも大学1年生と3年生だとかなり違う。
おまけに高校の頃は家庭教師と生徒なんですもの。
そこに大きな歳の差があるって勘違いしちゃうんですよ、2人とも。
深水は入江を子どもみたいに思っちゃうし、入江は深水を踏み込めない大人だと思っちゃう……そういう感じがあったからこそ『入江はゲイで深水が好き。深水はヘテロで入江の恋愛感情を受け止められない』っていうのを超えて「友達として一緒に居られるんじゃないか」なんて思いこんだんじゃないかしら。

このお話を読んで「恋って熱なんだな」と思ったんです。
何か過剰なもの。
「上手くやれる」と思ったのに過剰だから溢れて零れて苦しくなってしまう。
どんなに頑張ってもやめられない。
理性じゃないから。
そんな恋の熱がどれほど苦しいのかが、とても伝わって来るお話だったんですよ。

2人の家庭環境の書かれ方も面白いって言うか、深い感じがしたんですよね。
彼らがどうしてそんな風に考えるのかの根っこの部分になっているんですけれども、これが説明臭くないの。
でも、そこが書かれているからこそ「なるほど」と感情移入出来たりする。

全部読み終わってから、じわじわとこのお話の上手さが染みてくる感じ。
『普通』の世界の『普通』の人たちが繰り広げるお話が、こんなに面白いってことにグラグラ来ました。

7

健気攻めという新ジャンル!

可愛い歳下攻めを書かせたら、安西先生の右に出る者はいないのでは??

とにかく、攻めが可愛いし健気だし可愛いしワンコだしで最高でした。
これは…もう「健気攻め」という新ジャンル確立ですね(元々あったらすいません!)
何か大きな事件が起きたり冒険に出かけたりするようなことはなく、結構日常的にありそうな感じの話なんです。因みに受けも攻めも、イケメンだけでどっちかというとよくいる感じのキャラで。

ですが!!
ですが!!
とにかく入江が健気で可哀想で泣ける〜〜
眠剤飲んでるから大丈夫と、深みずに訴えかける辺りで泣いてしまいました。
安西先生はほんと、歳下攻めがお上手で…

わたしはこの話すごく好きでした。切なくて切なくて、何ヶ所かガチで泣けます。わたしは泣きました。
歳下ワンコ攻めがお好きな方は是非!!!

6

一途な年下攻め大好き

ノンケが段々と落とされて行くお話が大好物です。

自分は違うからゲイじゃないからって断っておいて、それでもお前の事は好きだからこのままの関係でいたいってとても残酷で傲慢です。

そんな自称ノーマルの深水が最初は嫌な奴にしか思えませんでした。対して入江は中学生からたまに見かける入江を想っていた、筋金入りの片思いワンコでした。

睡眠導入剤を服薬して寝てる間なら、身体を自由にしても良いよってどんな悪女だよって思いました。

でもそれ以来意識するようになったんだから、何がノンケを目覚めさせるのか分からないです。

入江が一途だったから深水が自分の感情を受け入れた途端に恋人同士になっていましたが、入江に彼氏でも出来て深水が焦って悲しむ展開も読みたいと思ってしまいました。

最後の掌編で深水が自分より大きな身体にすっぽりくるまれるとほっとすると書いてあり、やっと自分の性癖を認められたんだなと萌えました。

深水の姉ちゃんがハッキリしてて読んでいて気持ち良かったキャラでした。

5

じんわり、染み込む話

受けは恋愛感情の乏しいノンケの元家庭教師、攻めは受けにずっと片想いしてきたゲイの元生徒、という一途な年下攻め×鈍感年上受けのお話。
ノンケ故に受けは無防備で無神経で鈍感で、攻めはそんな受けに振り回されたり、あるいは傷つけられているのに、同じ想いではないにせよお互いに離れがたい存在なのがとても良かったです。
途中突拍子もないことを言い出す受けに、いやいやあり得ないでしょ、と思っていたのに、受けの性格が見えてくるにつれ、つい納得してしまいました。
どうやってくっつくのか予想もつかず、ドキドキしながら読みました。
書き下ろしの攻め視点は、片想いが長すぎて臆病な攻めが可愛くいじらしかった。
気持ちを認めた受けの余裕がまた良かったです。

3

引きたくても引けない。押したくても押せない。指を咥えるだけの残酷な日常

スルメ作品だと思う。

あとがきで言うとおり、確かに地味な部類だとは思う。
でも、最初から最後まできちんと個性があり、きちんと面白い。

地味な話を魅力的にできるのは、シーンの切り取り方や並べ方、文章の選び方が丁寧だからに他ならなくて、安易な設定に頼っていない証拠でもありますよね。
安西先生ってやっぱり実力派だなぁ……とつくづく実感させられる一冊です。

ストーリーを概説してしまうと驚くほどあっさりで
・受と攻は家庭教師と元教え子の関係
・ゲイの攻は受に惚れているが、受はノンケなので気持ちには答えられないと丁重に振りまくる
・それでも何とか交友関係を保っていたバランスは、些細なキスをきっかけに崩れていく
・つかず離れずのいざこざの中、攻がもう一押しして、受が陥落し、まとまる
という「攻めの寄り切り」パターンです。

でも、そこに至るまでの過程のもちゃもちゃがね、とんでもなくスルメなんですよ。
ハピエンだけど、すごく地味だけど、時にその日常が残酷すぎて、見た目以上に甘辛い。

理由は受の深水くんのキャラクターにあります。
この深水くん、サラッとした好青年のようでいて、以外と癖が強いんです。
利発で物分かりが良い子に見えて、親しい人間関係に関しては鈍感で傲慢。
特に恋愛感情への感度は心も身体も最悪です。
彼の鈍感ぶりはそのまま鈍器のように、攻の入江くんの心を傷づけていきます。

・何度も振るくせに、己の居心地の良さから手元に置いておきたがる。
・手元に置いておきながら、自分を好きだという男の前で平気で下着一枚になる。
・攻からの好意をいつの間にかゴミの日や降水確率と同じ程度に扱っている。
・攻の切羽詰まった不意のキスですら冗談扱いで流そうとする。
・挙句の果てに、お情けで睡眠姦のチャンスをプレゼント。

読みながら、これ本当にくっつくのかな?と心配になりました。
あまりにも攻と受の気持ちの差がありすぎて。
あまりにも受が攻めを振りすぎていて。
それでいて、「本当は入江のことが好きなんだ。ゲイになりたいくらいだ」とのたまうのがまたしんどい。

攻の入江くんも中学時代からの筋金入り片想いですからね。
もう引きたくても引けない。
かといって、大切すぎて押したくても押せない。
カラーページはそんな彼の気持ちを凝縮したような一枚で、見るたびに胸が痛くなります。

望む関係性の違いが浮き出るほどに辛い。
表面上はお互い納得できているようで、結局全然できていないところが歯がゆい。
深水くんも悪意があってやっているわけじゃない。
入江くんも困らせたくて好きでいるわけじゃない。

こりゃどうしたもんかな、と思っていたら、
最後に攻が頑張りました。必殺技、嫌われる勇気。
「嫌がっても、もうやめない――」
とやや強引に身体を奪われ、促され、快感を口にして初めて、心と身体のロックを解除できた深水くん。

そうか、この受そういうキャラだったのか
とやっとここまで拗れた展開が腑に落ちました。

お膳を用意してあげて、出口をぎりぎりまで塞いであげないと自分の欲望に向き合えない。
自分で自分のことがよくわかっていないから、一人ではロックも外せないし、決断もできない。
断定されたい、流されたい、欲望を暴いてもらいたい。
できることなら先回りして察して欲しい。
嫌なことには嫌って言うけど。
後半そういうものがどんどん透けて見えてくるんですよね。
しっかりしているようで、薄皮をめくればめくるほど本当は弱くて幼くてズルくて面倒くさくて。

こりゃあ……恋愛初心者の年下攻さんには扱いが難しいキャラだったなぁと改めて同情しちゃいました。

ま、なんにせよハピエン。
長年の片想いが叶って読者も一安心です。
今後は持ち前の執着と重さに加え、遠慮せずに一歩押すテクも駆使しながら、深水くんを喜ばせてあげて欲しいですね。

地味で平凡で残酷な日常のもちゃもちゃが味わい深いスルメ本でした。

あっ!医薬品は正しく使いましょうね!

10

年下ワンコに一途に思われて

今回は隣に越してきた理工学部の新1年生と経済学部の3年生のお話です。

受様視点で慕われ続けていた受様が攻様への恋心を自覚するまでと
攻様視点で本編裏事情を絡めた後日談とあとがき後にオマケSSを収録。

受様の実家はクリーニング店を営んでいます。年子の姉と小学生の双子の
弟妹の成長に伴い家が手狭になっていき、受様は大学進学を機に道を隔て
たボロアパートに蹴りだされます。しかしながら実家のすぐ隣では自営の
手伝いはもちろん、ご近所づき合いに駆り出されるのが常でした。

受様が大学に入った年の秋、ある高校生の家庭教師を頼まれたのもご近所
付き合いの一環でした。それは開業医の奥様が次男のやる気をあげて欲し
いと探していたモノで、有名大にストレート入学した受様ならと回ってき
たのでした。

クリニックなら医学部志望で経済学部の受様には荷が重いとは思いつつも、
せっかくの紹介だから1回だけでもと説得されて向かった受様を待ってい
たのは溌溂としたイケメン高校生でした。彼こそが今回の攻様です♪

事前に長男はもう医大に入ったらしいと聞いた受様は、攻様の出来が多少
悪くてもいいのではと思いましたが、医学部は無理でもそれなりの大学に
進学させたいようです。

そのため攻様は陰気なもやしっ子を想像していたのに、ハキハキと挨拶し
た攻様には運動系の部活の匂いを感じます。実際に話してみると人懐こく
一生懸命話を合わせようとする姿に好感を抱き、週2回の家庭教師をする
事となりました。

攻様は中学受験に失敗、高校も外部受験もダメで中高一貫校に通っていま
す。長男は超まじめで勉強もできる為、次男の攻様は母親からも認められ
ず、受様はすっかり攻様に肩入れし、攻様の苦しい片恋の愚痴を聞いたり
と何かと親身に対するようになります。

そして初詣で会った時に攻様の理工学部への進路変更、家庭教師をやめて
予備校に行く事を伝えられます。攻様が進路を決められた事も報告してく
れた事も嬉しく思います。

しかし、その後に受けた相談は受様が予期しない事でした。攻様は同性に
惹かれる質であり、今の片恋の相手が攻様だと告白されるのです。受様は
親友がゲイである事から攻様の性嗜好には驚きませんでしたが、恋の
告白には「自分はゲイじゃないから」と即座に否定してしまうのです。

攻様は自分の恋が実るとは思っておらず、黙っているのがしんどくて模試
で合格ボーダーを超えたら言うと決めていただけとぶすっとして言い、
その後もたびたび英語のヘルプを受けたりしながら、今まで通りの関係を
続けます。

そして無事に受様と同じ大学の理工学部に合格したと報告を受けた時には
親友を紹介しつつお祝いをしようと誘いをかけていましたが、春先のある
日、隣の部屋に越してきたと挨拶に来たのは新大学生となった攻様でした。

しかも、攻様は挨拶替りとタオルを差し出しながら、まだ受様を好きだと
告げてくるのです!!

果たして攻様の想いが受様に受け入れられる日は来るのか!?

雑誌掲載作のタイトル作に攻視点の続編とSSを書き下ろした、年下ワンコ
の一途な恋物語になります♪

本編が迫られている受様視点、書き下ろしが慕い続ける攻様とそれぞれの
家族との過去が見える事で、なぜ受様に惹かれたのか、なぜ攻様に落ちた
のかが見える仕立てになっていてリアリティが増していたと思います。

攻様は母親ができ婚で後妻となった事から、先妻の子である長男や親戚に
気を使って過ごす母親や仕事ばかりの父親、反りの合わない兄の中で、
反発心が有りながらも色々と諦め気味で生きてきます。

受様は家を出たのにも拘らず実家のクリーニング店の手伝いにと度々呼び
出されますが、家事手伝いで給金を得ているのにやる気のない接客くらい
しかしない姉とそれを咎めない母親も秘かな苛立ちを抱えていまて過ごし
ています。

攻様はそんな日常の中のふとした瞬間にすれ違った攻様をみかけるだけで
喜びを見出すような健気なワンコ君であり、家庭教師と言う縁ができても
隣の部屋で独り暮しを初めても、攻様と両想いになりたいとか、恋人にな
りたい等とは思わないのですよ。でも諦める事もできません。

受様は受様の恋心を知りながらも自分はゲイでないから"無理"と断った事
で、攻様がどんな思いでいるかには目を瞑り、都合良く"良き隣人"として
接するのです。

そんな2人の関係が崩れた後、受様がどうこうどうするのか、攻様は受様を
諦めるしかないのか、ハラハラしつつもワクワク読ませて頂きました♪

個人的に1本の話の途中で視点の混ざったお話よりも、片視点で相手の
言動が見えなくて視点者が迷走する展開がすごく好きです。

受様視点、攻様視点それぞれで物語が進む事で、良くも悪くもそれぞれの
真実と現実のギャップや、それぞれが隠している相手への妄想めいた想い
が垣間見れてワクワク増し増し♡

本作は受様の優柔不断ぶりと言うか、鈍さにイライラすると楽しくないか
もですが、私は受様のそんな鈍感さによるすれ違いにけっこう萌えたし、
続編で攻様側のジレジレも堪能できたので「萌2」評価としました。

5

一途な切ない想いが紡ぐストーリー

とにかく一途で、〝好き〟を連呼する年下攻めが愛しいお話でした。
なかなか実らない片想いにジレジレしましたが、決して諦めない、しつこくて重い愛が良かったかなと思います。

高校生の高広の家庭教師をすることになった、大学生の深水。
人懐こい高広は可愛く、2人は仲を深めていきます。
ある日、深水は高広に好きだと言われてーー…

先生と生徒として出会った二人が、高広の切ない片想いから恋人同士になっていくまでを描いています。
高校生の時に振られたにもかかわらず、同じ大学を受験し、挙句隣の部屋に越してくる高広。
ともすれば、ストーカーにも見えてしまう行動^^;
それを、高広の素直さと爽やかさで吹き飛ばします。

我慢できずに寝ている深水にキスしてしまった高広。
崩れていく関係に、今度こそ深水のそばを離れようとする高広が、とにかく切なかった。
どんなに好きでも受け入れられない想い。
もう変なことしないし、好きって言わないと言って謝る高広が必死で、カッコいいとは言えないけど切実な思いが伝わってきて、胸がキュっとなりました。

深水にはノンケのプライドみたいなものがあるのかな?
〝自分はゲイじゃないから〟という台詞が多用されているのですが、深水が自分に言い聞かせている言葉なのかなと感じました。
それでも、どうしても消せない高広の存在……

高広は高校生の時から深水が好きで好きで堪らなかったんです。
その強い気持ちだけで紡いできたストーリーだったので、
両想いは嬉しかったなぁ〜

深水目線の『ふたりのベッド』から、後半は高広目線の『あなたのベッド』へと続きます。

この後半の高広がまたウジウジ悩んでます。
自信がなさすぎて、嫌われたくなさすぎて、恋人になったことすら信じられない。
ちょっとジレッたいけど、最後の最後に深水が男を見せたかな^^
ラブホH良かったね♡
甘い2人を見られてホッとしました。

最後まで2人は「入江」「先生」呼びで、先生と生徒の関係を引きずっているように感じてしまいましたが、安西先生の萌えがそこにあるようですね。
確かに、先生って呼びながらのH、エロいですもんね(笑)

7

年下攻めは良かったのですが

草間さんのお描きになる一途な年下攻めを拝みたくて購入させていただきました。
いやー、書店で手にとったらいてもたってもいられなくなってしまって。

深水が家庭教師として教えた当時高3の入江が大学に合格して
深水のアパートの隣に引っ越して来たという
なかなか行動力もあり健気な年下攻めなんですけども
なんでそんなに深水がいいのかな…??と思ってしまってすみません。
入江がゲイで、好きだと告白されても突き放さないところ?
入江が自分の家に疲れてしまった時でも、側にいてホッとするところ??
それは入江にとっては大事なことかもしれませんが
なぜかいまいち深水の良さが伝わって来ませんでした。
「俺は違うし」と、入江の気持ちを受け入れられないと断ってきたし、
入江がつらいから諦めようとしてるのに
同情のつもりなのか睡眠導入剤を入江からもらって
眠ってる間に好きにしていい(はっきりとは言っていませんでしたがそういう意味)とか
入江に対してひどくないかな…??
入江を「傷つけたくないから」とまで言っていましたが、十分傷付けてる気がしました。
しかも自分の意識がないところで体を触られたりしていいと思えるってことは
その時点で好きでいいんじゃないのかな…など色々ちょっとモヤ~……。
結局深水も自覚するわけなのでハピエンですけども。

一度結ばれたあと、なかなか入江が手を出さずに深水が焦れたのは萌えました。
負担をかけさせたくないって我慢する年下も可愛かったです。

口絵カラーもとても雰囲気があって素敵でしたので
ちょっとおまけの萌です。

7

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