中原一也さんのレビュー一覧

双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

エロに始まりエロに終わる

実の兄弟ネタとしてシチュエーションエロが萌えます。
が、やはり出来過ぎ感はあるので、リアルっぽさを求める方には向かないかもです。

イケメンで優秀な双子の兄弟の兄がこれまた美人さんで…ということで、そりゃね、弟君たちもお盛んになりますよ、って。
ただ、お兄ちゃんが弟達にハマってしまう過程がちょっと共感しにくいのですが…。弟達に女の影が見えることで嫉妬心を芽生えさせ、それ故に自分の気持ちに気…

1

悪辣色男 小説

中原一也  奈良千春 

あっぱれな執着

会員制クラブのオーナーである攻め鮎川と、痴漢疑惑が原因でリストラされ、無職の受け川崎。

紹介された求人に面接に行ったら…
鮎川のゾクゾクするような色気を奈良さんのイラストで表現されると、まんまその通りで…。お話自体は、攻めが実は学生時代にバイトしていた家庭教師の中学生だった、というものなのですが、川崎の性的嗜好に気がついてしまう過程が上手く描かれていて、なかなかに面白かったです。
ただ、…

1

「百花」 キャラ文庫25周年記念イベント小冊子 特典

ごついです

キャラ文庫さん25周年記念イベントで発行された小冊子(とは言えない厚み)。

豪華先生方の商業本番外編の書き下ろしです!高遠先生のはプレミアムペーパーとリンクしているし、夜光先生のお話なんか、まだ出てない本のなんですよっめっちゃ煽られました・・はよ読みたい。

以下、5,11,13、17,18、22,24,25がめっちゃ好きでしたので神にしました。DEADLOCKと毎日晴天!が神神神!!!…

4

最強アルファと発情しない花嫁 小説

中原一也  奈良千春 

神オメガバ

 最初の二人が出会うシーン、二度目に遭遇して五色が黒瀬にはじめて発情してしまうシーンが最高に良い。
 連れられた黒瀬の邸には6人位の子供達。全員血の繋がった子供だと言う。
 ちるちるの黒瀬の欄を見て、は? って思った方安心してください。全員黒瀬の兄の子供です。
 こんな色気ダダ漏れセクシー男だけど黒瀬はちゃんと綺麗な童貞です。
 
 好きとか愛とか言葉にしなくても、こっそりと無意識にして…

1

検事が堕ちた恋の罠を立件する 小説

中原一也  水名瀬雅良 

言っちゃえよ!と、読みながらバンバン背中を押したくなる!

切ない片思いなのですが、
とにかく桐谷くんの自制心が強すぎる!
心の中では杉原さん好き好きなのに、
それを極力表に出さないように、
必要以上にツンツン!
そこを杉原さんは
分かっているのかいないのか……
とにかくもどかしい〜!

全体的に、
もう少しスリリングな事件で、
二人を掻き回して欲しかった気もします!

それとね、全編桐谷くん視点なので、
杉原さん視点の展開も見…

1

拝啓、百年先の世界のあなたへ 小説

中原一也  笠井あゆみ 

色んなことを超越した愛を見させてもらいました

未来から来たアンドロイドと夢に挫折した人間のラブストーリーです。
感動系ですかね…時代を超えた人間とアンドロイドの深い愛に包まれていました。

私が気にしていたのは、この2人のラブがどう構築されていくかということより、最後どうなるんだろう…とそればかりに気が取られがちでした。未来から来たアンドロイドですからね…肉体的に添い遂げることはないし、ましてや未来から来ているので戻ることもあるんじゃな…

2

双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

兄の嫉妬が良き

小柄な美形が両脇に大柄な男前連れてる図、良いですよね。
悦司がインテリな男前で…篤志がモデルの男前で…と読む方も若干混乱するのに、ハッキリ見分ける兄の紅が二人から愛されるお話。誰も見分けが付かない(ってことはこんなに性格違えば普通はあり得ないけど)なら自分を見てくれる人を好きになるのは必然ですね。触れ方やキス、果ては挿入がどちらか目で確認しなくても判別できるの、エッチだわ…
エロエロな話だけじ…

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幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

引っかかったのはラストじゃない

欝々とした雰囲気が漂う作品で、重苦しさから逃れたい一心でぐいぐい読める。切り替え頻度の高い両視点に感情移入を阻まれ、無心でストーリーだけを追えて面白い。前半半分までは神評価。ラストはとても好き。

メイン二人はどちらも秘密を持っていて、どちらの視点に移っても暗くしんどい。わずかな明るさが見えると、すかさず光を閉ざすように意味深な描写を差し込み、どんよりした空気を保ち続けるのが良い。素っ気ない文…

2

欲望の犬 小説

中原一也  奈良千春 

ワンコ攻め

なんですが、お話を最後まで読むとワンコだけじゃなく健気なんですよね。
そもそも、受けの検事としての真摯な対応で、検事になろう!って思うところが凄いわ…まぁたまたま法学部卒ってのはあり得るけど、それで司法試験に受かっちゃうってね。

勉強しているのが恥ずかしくて隠してたかった、なんてカワイイ。
最初の出会いも、会うつもりは無くて、ひと目見たかった的な健気さ。

そして受けはモテモテですね…

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水底に揺れる恋 小説

中原一也  立石涼 

制服萌え?

漁師ものかと思えば、、、警官もの?(笑)

これは実は純愛もなんではなかろうか…
と思うくらい孝臣と直己の高校卒業のファーストキスからの、いやその前からか。
勢いのある恋愛って、嵐みたいな二人でしたね。最近は切なほっこり系をよく読んでいたので、思わず素直になれない直己に「四の五のいわずに抱かれときな!」と心の中でツッコミを入れる始末。

でも、受けの男としての矜持をどう処理するかは、元…

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