麻々原絵里依さんのレビュー一覧

色悪作家と校正者の貞節 コミコミ特典書き下ろし小冊子 色悪作家と校正者とシェイクスピア殺し 特典

日本の義務教育英語も、実は捨てたもんじゃない

東堂がオペラのマクベスを観に行ってきたことに端を発した、日本の英語教育、そして、自分が祖父に受けた教育、更に父との思い出についての会話。
色っぽいシーンは全くないし、東堂は英語とシェイクスピアについてイラついているし、それ故、二人の会話は非常に硬くて理屈っぽいしで、これのどこがBLなのかという疑問は、全くもって否めないわけではあるが、まあ、本編もこんな調子の会話が続いてるし、これはこれでいいのか…

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鬼神様はパフェの虜につき 小説

久我有加  麻々原絵里依 

ギャップのかたまり

復讐に現れた鬼神がパフェでおとなしくなるって
シュールだな…と思いましたが
慶太の落ち着きっぷりが素晴らしく、
描写だけでも充分美味しそうなのが伝わるパフェ、
やはり甘いものはどんな人(鬼?)でも幸せにしてくれるんだなぁと
妙に説得力がありましたww
栗のパフェ、私も食べたい!!!
(後日改良したピスタチオのムース入りがめっちゃ気になる)

鬼神の桔梗丸、最初こそ疑い深くしていま…

1

色悪作家と校正者の純潔 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

シリーズ3作目

今回、作者さんが呟かれてましたが、同時収録の掌編『色悪作家と校正者の明暗と吾輩は猫である』とSSペーパーで『吾輩は猫である』のネタバレをしてますので、気になる方は先に読まれた方がいいです~。
ラストがわかっても気にならなければ問題ないです!

私は特に正祐のおぼこさがが可愛くて大好きなのですが、今回、更に正祐が可愛くて可愛くてなりませんでした。
初めて恋をした初々しい感情や行動が本当に可愛…

4

色悪作家と校正者の貞節 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

シリーズ2作目

子供の頃からの読書好きさんには特に楽しめるシリーズだと思います。
BLではあるのですが、ここで登場人物たちの言葉で語られる本たちについては、知ってたら自分の体験や感想と比べたり、知らなくても興味を持ってまた新たな扉が開かれる・・・な感じでも楽しめます。

今回は新人類(古い・・・)の宙人くんが、二人の当て馬的な感じで登場します。
この宙人くん、結構私は好きなタイプです。
案外素直で可愛い…

1

恋人は、一人のはずですが。 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

ぐいぐい読ませる

ミステリー要素が絡んだ展開で、お話がどこに向かうのか予想もつかない面白さに夢中になり、一気に読んでしまいました。

ぐいぐい読ませる展開や切ない描写などにジーンときて、これは間違いなく神だな!と思っていたのだけど、終わり方が私としては尻つぼみというか、えぇぇ……それでいいの??とモヤモヤが残ってしまったために萌萌どまりです。
主役カプにとってはハッピーエンドだけど、個人的にはメリバっぽく感じ…

4

色悪作家と校正者の不貞 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

変わった話

帯文は「どっちがいい!?殺されるのと 犯されるのと!」です。
何やら物騒な文言ですね。
発売当時に読まなかったのは、この帯文がついていたからだと気づきました。
ちょっと長めの小説が読みたくて、2018年冬時点でシリーズ3冊目まで刊行されているので挑戦しました。
タイトルは「色悪作家と校正者の〇〇」で統一されていて、この「不貞」が1巻目です。
続巻は「貞節」「純潔」ですが、1冊でもキリのい…

1

若様のヨメ 小説

久我有加  麻々原絵里依 

童貞献上萌え!

初読の段階では、特に思い入れも感じずに「フーン。おもしろかった」と思って終わった作品なのですが、二度三度、折に触れて読み直していると段々もっともっと好きになってくる、不思議な作品でした。

架空の地方都市を舞台としたお話。
若様と呼ばれる、お殿様の末裔が攻めです。なので俺様キャラかと思いきやそうではない。
恥じるところが何もないので堂々としているだけで、偉そうとは違うのかな、というキャラで…

3

色悪作家と校正者の不貞 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

評価するのが難しい

菅野先生の作品は初めましてです。
設定は面白いし、何よりもプロローグが気に入りました。まさか小説上の登場人物の話しとは。。
ちらほらと文学作品情報が出てくるのも面白く勉強にもなりました。
私には相性が良かったようで、読みやすい文章でした。
ただ、BL的にはあんまり。。

正祐視点だから仕方ないとはいえ、大吾が無責任に手を出した風に見えました。
なんだかずっと、正祐が憐れでした。二人の…

1

色悪作家と校正者の純潔ご購入特典・書き下ろしペーパー「色悪作家と校正者の吾輩は猫出る名前はまだない」 特典

めんどくさい4人

本編で一度お食事会をなさった(いやいやかも)大吾、正祐、宙人、篠田の4人。
何の因果かもっかいやる羽目になった時のお話です。4人まとめてめんどくさい方々(爆)。

前の食事会の時に話題になった夏目漱石の「吾輩は猫である」の結末部分。ビールを注文したが故に思い出してしまって、猫に思い入れのある宙人と正祐が涙ぐんでしまい、篠田も地面にめり込む勢いなんですよ。ああ、めんどくさいw この部分だけはし…

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透明なひみつの向こう 小説

きたざわ尋子  麻々原絵里依 

かなりのドジっ子

表紙を見て年の差カップルかなと思って読み始めました。
男前でクール、外資系のトップ企業に勤めるエリートとかなりドジで天然の大学生という取り合わせ。
2人の出会いは全くの偶然なのですが、女性にもすごくモテて女性がダメと言うわけでもない裕一郎が失敗ばかりして放っておけない睦紀に惹かれるというのに今一つピンとこない感じがありましたが、睦紀の真っ直ぐな所や、脇キャラの海里や真誠も個性的で魅力的でした。…

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