麻々原絵里依さんのレビュー一覧

狼を狩る法則 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

予想以上に面白かった!翻訳BL小説の人狼もの

モノクロームロマンス文庫初読みです。

BLに限っては翻訳物はどうも食わず嫌いなところがあって手に取りにくいのですが、このシリーズはあらすじを読んで気に入りいつか読みたいリストに入れていたものです。
こちらでの評判も良く勇気を持ってシリーズ揃えてみました。
結論は自分の中の高いハードルを超えて読んでよかったと思ってます。

狼に変身できる超人的な体力を持つ一族(人狼)が主役の物語。

3

恋人は、一人のはずですが。 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

心情描写が良い

初読み作家さん。
試し読みをしたときに、冒頭(事件シーン)から作品世界に引き込まれたことと
麻々原絵里依さんファンということで購入。

頁数から予想していたよりもしっかりとした内容が良かった。
解離性人格障害をテーマにしたBL小説はいくつか読んだけれど
これはサスペンス的要素が薄めで話の先が直ぐに分かってしまう。
なのに、頁を繰る手は止まらないという読ませてくれる作品。

二次的…

5

御曹司の身代わり恋人始めます 小説

伊郷ルウ  麻々原絵里依 

いい子だなと囁くのはズルい

麻々原先生で犬ときたら買うしかないでしょと購入。思ったほど犬ご活躍を感じず、攻受とも今一つ萌え上がらなかったので申し訳ないです、中立にしました。本編210P弱+お風呂たーいむ♪の後日談10Pほど+あとがき。

2年近く続けた営業職を辞め、人材レンタル業者で事務アルバイトをしている嗣巳(つぐみ)。ある日スーツに身をつつんだイケメンが事務所を訪れ、「恋人をレンタルしたい、紹介してほしい」「誰でもい…

1

御曹司の身代わり恋人始めます 小説

伊郷ルウ  麻々原絵里依 

「恋人のふり」から始まる恋

初読みの作家さまですが、麻々原さんの可愛らしい表紙につられ購入。普段電子書籍はあまり購入しませんが、今作品はコミックシーモアさんで購入しました。

ちなみに、コミックシーモアさんは、
・挿絵有り
・電子限定版おまけの「休日のひととき」が収録されています。

すみません、ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公は25歳の嗣巳。
彼は大学卒業後企業に就職し…

6

色悪作家と校正者の貞節 コミコミ特典書き下ろし小冊子 色悪作家と校正者とシェイクスピア殺し 特典

日本の義務教育英語も、実は捨てたもんじゃない

東堂がオペラのマクベスを観に行ってきたことに端を発した、日本の英語教育、そして、自分が祖父に受けた教育、更に父との思い出についての会話。
色っぽいシーンは全くないし、東堂は英語とシェイクスピアについてイラついているし、それ故、二人の会話は非常に硬くて理屈っぽいしで、これのどこがBLなのかという疑問は、全くもって否めないわけではあるが、まあ、本編もこんな調子の会話が続いてるし、これはこれでいいのか…

0

鬼神様はパフェの虜につき 小説

久我有加  麻々原絵里依 

ギャップのかたまり

復讐に現れた鬼神がパフェでおとなしくなるって
シュールだな…と思いましたが
慶太の落ち着きっぷりが素晴らしく、
描写だけでも充分美味しそうなのが伝わるパフェ、
やはり甘いものはどんな人(鬼?)でも幸せにしてくれるんだなぁと
妙に説得力がありましたww
栗のパフェ、私も食べたい!!!
(後日改良したピスタチオのムース入りがめっちゃ気になる)

鬼神の桔梗丸、最初こそ疑い深くしていま…

1

色悪作家と校正者の純潔 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

シリーズ3作目

今回、作者さんが呟かれてましたが、同時収録の掌編『色悪作家と校正者の明暗と吾輩は猫である』とSSペーパーで『吾輩は猫である』のネタバレをしてますので、気になる方は先に読まれた方がいいです~。
ラストがわかっても気にならなければ問題ないです!

私は特に正祐のおぼこさがが可愛くて大好きなのですが、今回、更に正祐が可愛くて可愛くてなりませんでした。
初めて恋をした初々しい感情や行動が本当に可愛…

4

色悪作家と校正者の貞節 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

シリーズ2作目

子供の頃からの読書好きさんには特に楽しめるシリーズだと思います。
BLではあるのですが、ここで登場人物たちの言葉で語られる本たちについては、知ってたら自分の体験や感想と比べたり、知らなくても興味を持ってまた新たな扉が開かれる・・・な感じでも楽しめます。

今回は新人類(古い・・・)の宙人くんが、二人の当て馬的な感じで登場します。
この宙人くん、結構私は好きなタイプです。
案外素直で可愛い…

1

恋人は、一人のはずですが。 小説

楠田雅紀  麻々原絵里依 

ぐいぐい読ませる

ミステリー要素が絡んだ展開で、お話がどこに向かうのか予想もつかない面白さに夢中になり、一気に読んでしまいました。

ぐいぐい読ませる展開や切ない描写などにジーンときて、これは間違いなく神だな!と思っていたのだけど、終わり方が私としては尻つぼみというか、えぇぇ……それでいいの??とモヤモヤが残ってしまったために萌萌どまりです。
主役カプにとってはハッピーエンドだけど、個人的にはメリバっぽく感じ…

4

色悪作家と校正者の不貞 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

変わった話

帯文は「どっちがいい!?殺されるのと 犯されるのと!」です。
何やら物騒な文言ですね。
発売当時に読まなかったのは、この帯文がついていたからだと気づきました。
ちょっと長めの小説が読みたくて、2018年冬時点でシリーズ3冊目まで刊行されているので挑戦しました。
タイトルは「色悪作家と校正者の〇〇」で統一されていて、この「不貞」が1巻目です。
続巻は「貞節」「純潔」ですが、1冊でもキリのい…

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