夢乃咲実さんのレビュー一覧

恋人たちは草原を駆ける夢をみる 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

もうちょっとなんとかならんかな?

前作でも思ったのですが、切なすぎる!8割くらい切なくて辛くてすれ違ってますよね?

オーリの気の長い強い想いが途切れなくて良かった。

ハワルの悲壮感とオーリに焦がれながらも拒絶するしかなかったり、兄とオーリが馬を並べる関係だったことでますます意固地になったり。

草原ものもロマンチックだな〜と思ってたけど、ほぼ親戚の一族でまとまって暮らし、誰もが労働力として縛られ、一生同じ生活を続け…

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初恋記念日 小説

夢乃咲実  カワイチハル 

主従関係・箱入り病弱おぼっちゃま・敬語攻め

この作品の萌えポイントは、「主従関係・箱入り病弱おぼっちゃま・敬語攻め」ってところだと思います。
主従関係がお好きな人なら楽しめると思うけど、残念なのは攻めの登場回数が少ないところ。

というのも、幼い頃から真生の教育係だった神原が、真生が高校に入ったと同時に「あなたの立場は、通常よりも敬語での会話を要求されるから、いつでも自然に話せるように今日から私との会話は敬語で行うようにしましょう」と…

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消えた恋人と異世界の黒獅子伯爵 小説

夢乃咲実  花小蒔朔衣 

異世界

花小蒔先生なのでマストバイ。タイトル通り異世界トリップものでした。攻め受けのキャラというより、お話がどうなるどうなると気になるものでしたので萌にしました。本編260P弱+あとがき。花小蒔先生の挿絵はやっぱり大好き。

もともと体が弱く、就職したものの体調が原因で退職していた優司。大学時代の恩師に声をかけてもらって専門書の下訳をしつつ、親戚から老朽化して入居者がいなくなったアパートの管理を依頼さ…

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消えた恋人と異世界の黒獅子伯爵 小説

夢乃咲実  花小蒔朔衣 

斬新な設定で面白いが。

夢乃さんの新刊はファンタジーもの。
花小蒔さんの描かれた表紙も麗しく、発売日を楽しみに待っていました。




主人公は優司。
彼には忘れられない人がいる。高校生の頃から好きで、20歳の時に想いが通じ恋人になった楓伍だ。優しい彼と、これからずっと一緒にいられる。

そう思っていた矢先に、楓伍は研究のためにヨーロッパへと赴き、そして楓伍は行方不明となってしまった。優司は何度も現地に…

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草原の王は花嫁を征服する 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

言い方!どこまですれ違うの〜?

良いお話でした。
草原に生きる人々や景色など想像して楽しめました。

なんというか、言い方!!
言い方を直せばすぐ通じたのに!まあそれを言っちゃあおしまいよなんですがね。

だってお互いずっと忘れられずせっかく再会できたのに、お互いが自分とのことを覚えてないと思い込んで…。
人質だから義務だからって言い方でセルーンはソリルを傷つけ想いは通じず、ますますソリルを頑なにさせて。
ソリル…

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プロポーズは花束を持って ~きみだけのフラワーベース~ 小説

夢乃咲実  みずかねりょう 

思い込み激しすぎ!!

ずーっと主人公佐那が悲壮感があって、人目を避け忍んでひっそり生きて。カツカツの暮らしで大学入学のための費用を貯めてて。

どんな事情が?とハラハラしつつ、井藤の不器用なアプローチに微笑ましく、佐那がボロアパートの管理人としてはつらつとガーデニングや修繕に励んで和やかになったら…。

全体的に落ち着いた良いお話でした。
デキるビジネスマンの井藤が19歳の佐那に、会いたくて会いたくて毎日花を…

1

夢占い師の怪しい恋活 小説

夢乃咲実  亀井高秀 

夢占い

夢乃先生だし亀井先生だからマストバイ。攻めのカッコよさを感じられず中立よりの萌にしました。不思議異能話が好きな方には良いのかも。本編270頁弱+あとがき。

気にかけてくれていた祖父を亡くし、独り立ちするべく世話になっていた家を出た充貴。母の形見の守り袋に入っていたメモを頼りに上京したものの、その住所にあったのは香衣草の館と記された洋館で…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
攻めの…

2

遍歴の騎士と泣き虫竜 ~のらドラゴンのご主人さがし~ 小説

夢乃咲実  Ciel 

攻めの気持ちの移り変わりが知りたい

良いお話でした。
親もおらず気がつけば無法ドラゴンの群れにいて苛められ、老ドラゴンの言葉に感銘を受け主人探しの旅に出て…。

シルヴァン、良い騎士ですね。でもドラゴンと契約する気はなくて。素っ気なくでもフォンスを助けて共にしてくれて。

なぜシルヴァンは契約しないのか?フォンスはシルヴァンのそばにいつまでいられるのか?そもそも契約することがフォンスにとって良いことなのか?ドラゴンにどんな…

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倫敦夜啼鶯 小説

夢乃咲実  八千代ハル 

ドクターのためのヨナキドリ

泣けて泣けて。フェイスタオルで涙を拭い景品の薄いティッシュで鼻をかみ。

19世紀のロンドンかあ。残酷さとロマンがありますね。貴族や階級社会や浮浪児や。

なんという巡り合わせ!良かったね!
王道というのでしょうか?
心も外見も美しくさらに小さなサミィを養いその日暮らしを続けていたルーイ。
偶然ドクターに出会い…。

初めて安心して庇護されるあたたかさを感じられたルーイ。サミィに…

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金の比翼は世界の彼方に 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

草原に吹く風はひとつじゃないのね

やっぱ好きだ、このシリーズ。
「ガーッ、萌えまくったっ!」という感じとはかけ離れているんだけれども。
でもって、読み始めは「うん、そろそろこの世界観にも慣れてきたかな?落ち着いて読めるじゃん」と思っているんだけれど。
でも読み終わるころには「ちょっと待って、やっぱりあたし、さらさらしてんじゃん。うう、またしても心が浄化されている」ってな感じになっています。
フィトンチッド感とでも言うか、前…

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