木原音瀬さんのレビュー一覧

秘密(文庫) 小説

木原音瀬  たえ 

物語の構成は素晴らしい

ものすご〜く今更だけどようやく読めた。BL小説というより主人公が同性愛者の小説と言ったほうが適切だと思う。第1章のストーリーの起承転結の連結が驚くほど上手い。読んでいていつも持ってかれてしまう…。
2、3章は第三者目線で描かれていて、これもまた素晴らしい。第1章では啓太目線だったので、杉浦の過去はあまりにも謎めいたものだったが、榎田目線でストーリーを進ませることで、自然に杉浦の過去を遡ること…

7

FLOWER(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

兄弟モノがとても良い

シリーズ三部作の第二作。第一作で脇役だった医師・谷脇と医大生である朗のお話です。本を読むとき事前にできるだけ情報を仕入れずに読む私ですが、第一作の書き下ろしで出てきた医大生が朗だったことはすぐ分かってしまって「ああ…死ぬのね…」と構えてしまい、萌えより哀しみの気持ちのほうが強くてしょんぼりしながら読みました。

加えて、谷脇がもうどうしようもないクズで、しかも第三作まで読んでも何故この男がこん…

3

WEED(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

リバもの…っぽくはない

「WEED」「FLOWER」「POLLINATION」三部作を連続して読んだので、続刊も踏まえてのレビューになります。

三部作の第一作にあたる本作は、医師の若宮(主人公)と彼が出会った平凡な青年・岡田の物語です。若宮はものすごく自分勝手な理由で、偶然「拾った」岡田を同僚の医師・竹脇と一緒になってレイプします。その後、岡田が妻子を事故で亡くした孤独な男で、以前に病院内で患者の親と医師として擦れ…

7

愛すること 特典

松岡さん視点の後日談

最新レビューのところでこの小冊子を見かけて、なぬ?後日談?と即電子書籍を購入。ついさっき読み終えました。
松岡さん視点の後日談が絶対必要だと思ってたのです!少しずつ少しずつ、不安を溶かされていく日々。せっかくうまく行っていたのに、些細なことで崩れてしまうのでは、と怯える心。後日談までとてもリアルでした。
しかし、廣末さんも松岡さんを愛していることを自覚してから、松岡さんを知ろうとするようになっ…

9

愛すること 特典

その後のラブラブな日々

松岡がむくわれる話ですね。
松岡さんは幸せな悩みで相変わらずもんもんとされてますが。
そして、切なさが減り幸せばっかりになるとなんかあんまり感想を思いつきません(苦笑)
いっしょに暮らしてるんだから、ささいなけんかをしまくって欲しいです。
それを幸せそうだな〜と読みたいです!

ひげがなくなっちゃいましたが、もう葉子の面影を消す必要がないから生やさないで欲しいな。
ひげなしの表紙イ…

3

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

松岡が健気すぎてー!涙

寛末にイライラするのが正直な気持ちですが、寛末のとまどう気持ちも分かる感じです。

ラブホで号泣する松岡にそりゃそうだと思いました。
この行動もいじらしいよー。

ただ、リストラされた寛末の気持ちや行動は当たり前なんじゃないかと思いました。
松岡が健気でかわいくて味方したいのは山々だけど、それどころじゃない人に気持ちを押し付けてなきにしもあらずです。

寛末と付き合うことで松岡との…

6

美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

↓の方に同意します!

松岡が彼女になろうとするから、寛末がプレッシャーを感じて決断がつかなくなってる面があると思います。
それに、女装した葉子はしゃべれないから静かな人なのに、実際は男だわ社交的だわほぼ真逆です。
だから、価値観を180度変えないと好きなれないはずです。
松岡の内面は変わってないという考え方はちょっと違うなと思いました。

4

LOVE&CATCH 小説

木原音瀬  彩景でりこ 

あいかわらず

普通じゃ物足りない人にはおススメかなと思う一冊。
どう決着してくれるのだろうと読み進めたラストが
思ったよりも甘目でよかった。
目覚めは突然に。というやつですなヽ(*´Д`*)ノ

ペット葬祭のお仕事を始めた攻。
若干23歳。
お相手はまさか母親より年上。
しかもパンチパーマの分かり易いカツラおやじ。
パンチパーマのパンチ力に比例しないナイーブな性格のオッサンと
どう恋愛を繰り…

6

愛すること 特典

良かったー

Kindleなどメジャーなところでも扱ってくれていれば良かったなと思いますが、もう、「廣末頼むよ、ほんと 頼むよー」と思いながら読みました
美しいこと の下巻では廣末の言動にイライラしっぱなしで松岡が不憫でなりませんでした
今回のお話も松岡と一緒にヒヤヒヤしつつ、ニヤニヤしながら楽しみました

本当に、廣末 頼むよ?

6

吸血鬼と愉快な仲間たち 1 コミック

木原音瀬  羅川真里茂 

安心感がスゴイ

原作小説は読んでいるものの、随分前だったので内容うろ覚え状態でした。

原作は5巻まで出ていますがどの部分までをコミカライズするのか、原作も未完状態でどうラストが落ち着くか知らない状態なのですが、どう転んでも大丈夫だという安心感がありました。私はもともと羅川先生の漫画が大好きだからだというのが大きいかもしれませんけれど。

コミック読んですぐはコミカル度が強い?と思いましたが、原作も読み直…

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