木原音瀬さんのレビュー一覧

リベット 小説

木原音瀬  藤田貴美 

誰かに支えられて生きることを自分に許しい欲しい

この作品、BLとは、少し違う感じかな?と思います。
木原さんがあとがきで書かれていますが、一度、没になったプロットだそうです。
たしかに社会的に問題になりましたし、避けては通れないことなのかも知れませんがBLというジャンルではタブーなのかな?とも思います。

主人公の初芝公平は、高校で社会科の教師をしていて新任の乾武則の指導教員です。
望んだ仕事に就き、年下の恋人もいます。
けれど、初…

12

箱の中(文庫版) 小説

木原音瀬 

BLというジャンルにこだわる必要はないのかも

箱の中・脆弱な詐欺師・檻の外の3編が収録されています。
BLレーベルからノベルズが2巻出ています。
講談社文庫から出版されたことを評価したいと思います。

ノベルズを読んだので再読の感が強いです。
ノベルズのレビューと重なる部分もあると思いますがご了承ください。

痴漢と間違われ逮捕されてしまった堂野崇文は、無罪を訴え続けて最高裁まで争い、そのことが仇となり、実刑判決を受け刑務所に入…

1

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

涙以外のものも心に残ると思います

「箱の中」の続きです。
冤罪で服役した堂野崇文は、出所したあと結婚して家庭を持ちました。
妻の麻理子、4歳になる娘・穂花とささやかながら幸せな日々を過ごしています。
一方、時を別にして出所した喜多川圭は、会いたい・・・その一心で堂野を探していました。
手がかりは、大江(探偵)が喜多川に渡した公園の地図だけ。
堂野が、家族と買い物に出てその帰り道、娘と遊んでいた公園でふたりは6年振りに再会…

10

箱の中 小説

木原音瀬  草間さかえ 

現実を突きつけられる作品

痴漢と間違われ逮捕されてしまった堂野崇文は、無罪を訴え続けて最高裁まで争い、そのことが仇となり、実刑判決を受け刑務所に入れられてしまいます。
被害に遭った女性が間違えて堂野を訴えるのはなんとなくわかる。でも、それを見ていた証人がいたりして・・・。
その証人は、ただの通りすがりなのに、そして、冤罪ということは、そんなことをしていないのに「私も見ました」的な証言。
その後の取り調べや「罪を認めて…

8

美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

哀しいすれ違い

ストレス発散に、週に一度女装を楽しんでいた松岡。
女装中にトラブルにあい、困っている所を廣末に助けられます。
後日お礼をしようと思った松岡ですが、女装趣味を知られる訳にもいかず、
結局、女として再び廣末に会います。
そして、これがきっかけで切ない恋愛が始まってしまいます・・・

ノンケのBL作品は多いですが、「男同士である」ということに戸惑う感情を、
ここまでリアルに書かれている作品…

2

キャッスルマンゴー 1 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

意外や意外。

評価も高く、ずっと気になっていた作品。
予備知識なしで読んだので、ラブホが舞台ということも、主人公が高校生ということも知りませんでした(´・ω・`)
イラストだけ見たら大人っぽい……

悟から遠ざける為に自演した万だけど、段々十亀さんに惹かれていってるのが分かります。
十亀さんも意外と真剣にお付き合いしてますよね(*´∇`*)
でもたまに我慢できなくなって発情してるのがたまらん(^q^…

1

月に笑う ~惣一編 8~ 小説

木原音瀬 

ようやく完結ですよ!

評価に迷います~。
中立?しゅみじゃない?神かと言われれば神です。
好きかと言われればもう、大好きです。
しかし読後、疲れた~。

もう七巻で衝撃のラスト、この巻で終わりで、ネタバレしたくないけど、何をどこからレビューしたらいいのか。

まずは表紙にビックリです!
通販で本が届き開けて思わず「おおっ!」と声が出てしまいました。
若い男の裸に免疫が無い私は動揺してしまいました。…

6

月に笑う ~惣一編 8~ 小説

木原音瀬 

とうとう完結

7巻は、前組長を撃った鉄砲玉の始末をつけたところで終わりましたが、この完結編では、嘉藤は惣一を次期組長にするべく、組内の裏切り者にも始末をつけます。
そして、嘉藤を庇って傷をおった惣一を、療養もかねて、襲撃から守るために隠した、山奥の高級旅館に迎えに行くのですが、、、。

嘉藤、この期に及んでも、やっぱりなのか、、、。
惣一がそこまで想っているなら、もうちょっとなんとか、、、、。

そ…

7

月に笑う ~惣一編 7~ 小説

木原音瀬 

ここで続くのかぁ

嘉藤が組長殺しを追いつめる編。

嘉藤と女のセクスシーンが最初の方にちょろっと出てくるだけなので、今回はR18指定なし。
その代わり暴力シーンというか、血はいっぱい流れるのでR15くらいな感じ?
惣一さんとの恋愛的な進展や、エチ方面はほとんどありませんが、組長殺しをあぶり出していく嘉藤の手腕にゾクゾク。
なかなか、血が滾る。

そして、衝撃のラスト。

っていうか、同人誌だからこ…

1

脱がない男 下 Don't Worry Mamaシリーズ(新装版) 小説

木原音瀬  志水ゆき 

課長

基本的にあれなのだよな。
攻って、色仕掛けで欲情しちゃって、ヤっちゃったら
無条件で受の事好きになっっちゃうよな。
ウォーリーママの時とパターンがかぶってしまってなんだかな~と思ってしまったのが敗因でした。
脅し、なだめ、すかして関係をズルズル。
つなぎとめて結果それが愛に変わる。
気持ちが好きに完全に傾いた攻はいいのだけれど、ズルズル関係を続けれられて
いつのまにか受が「愛してるの…

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