木原音瀬さんのレビュー一覧

COLD FEVER(新装版) 小説

木原音瀬  祭河ななを 

『愛の本質』とは何か?その答えがこの本にある。

以前、ちるちるのYouTubeで木原音瀬先生の特集したとき、アンリ54世さんがこちらのCOLDシリーズを激推ししていたことをきっかけに、作品を知り、読みました。

これまで、木原音瀬先生の作品は何冊か読んでいました。その中でも、(自分にとっての)殿堂入りの傑作があったりするぐらい、木原音瀬先生は私にとって特別な作家さんなのです。……が、だからこそ、読む前から期待は高いし、ハードルもぶち上がって…

3

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

まさかのまさかの結末

いや、これは。なんと言いますか。
私は上巻のレビューにおいて、どう落とすのか、描きたい何かがあるはずだ、と書きまして、ずっとそのことを探りながら下巻を読み進めておりました。
正直、最後の最後まで、「どうすんのこれ」と。312ページの「END」マークにものすごく絶望しました。
上巻と同様、下巻も同人誌として発行されたものを収録しており、数えると7冊(+ペーパー)にのぼります。最終章のみ書き下ろ…

2

WELL 小説

木原音瀬  藤田貴美 

スゴイモノヲヨンデシマッタ

【注意】これは、デストピアモノでBLでは無いです。

エゲツない話だった。ある日突然すごい衝撃と共に地上にあった物が全て白い砂に。地下に居てた人だけが助かってその中でも女性は何故か先に亡くなっていって男性だけが残される。

ゾンビや得体の知れないモンスター、病原菌で敗退するお話今まで色々読んだけど、一番エグい話でした。極限状態になった時の人間模様がゲー吐きそうな描写でした。

前半[W…

2

灰の月 上 小説

木原音瀬  梨とりこ 

性欲が強すぎて付き合いきれない

「月に笑う」を先に読んでおいてよかったです。いきなり「灰の月」からだと、上巻の途中で挫折したかもしれなかったです。
「月に笑う」で、山田信二が茂木組解散後、次に仕えた本橋組組長の息子、惣一のお話です。

「月に笑う」は山田と路彦に感情移入して読んでいたので、惣一が酷い目に遭ったと聞いてもざまあみろ位にしか思っていなかったのですが、この「灰の月」の序盤でその「酷い目」が詳細に描かれ、その内容が…

1

Borderline 小説

木原音瀬  小野浜こわし 

「筋肉ガチムチ強強受好きすぎる」に尽きた

木原音瀬先生の大ファンであり、筋肉ガチムチの強強受を何よりも愛する私にとって、こんなにストライクな作品が読めるなんて…!
Twitterでこの作品の発売を知るや否や、真っ先に予約し配達される日を今か今かと待っておりました…。そしてすぐに読了。はぁ…。私は一生、筋肉ガチムチ受を愛していくんだなと、勝手に悟りました…。

すでに多くのレビュアー様があらすじや感想を書かれているので、あらすじは省略…

7

愛すること 特典

これを読まずして…

美しいこと、この「愛すること」を読まずして語れません。

これが読みたくて、通常はeBookで読んでいる電子書籍なのですが、楽天koboをインストールしました。
(だからアプリにはこれしか入ってない)

木原音瀬さんの作品は、いつも思うんですが、本編の後に続く同人誌や小冊子で救われたりするんですよね。痛い、と敬遠されがちですが、読者にそれぞれの読後感を味わわせながら、主人公達のその後や顛…

0

月に笑う 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

山田信二の成長物語

すごくよかったです。
上巻には「月に笑う1」「2」「3」が収録されていましたが、下巻は全部が「3」でした。いやもうそんな構成なんてどうでもいいです。面白くて、続きが気になって、一気読みです。

「1」ではいじめられっこで弱くて泣き虫だった路彦が、下巻では大学生~社会人、しかも頭が良くてなんだかんだ度胸もあり、目端が利いてすごく出来る男になっている。それもこれも全部山田信二のためなのが、すごく…

0

月に笑う 上 小説

木原音瀬  梨とりこ 

恋は嘘つき上手を育てる

「灰の月」を読もうとしたのですが、さきに「月に笑う」を読んだ方がいいらしいとわかったので購入しました。
上巻には、「月に笑う1」「月に笑う2」「月に笑う3(途中まで)」が収録されています。このうち雑誌掲載は1のみで、2と3は書き下ろしです。

1は中学時代の路彦の話で、学校でのひどいいじめが描かれてまして。理不尽な要求を拒めず易々と暴力を受けそんな毎日も自分もいやで、誰にも相談出来ずどうした…

0

Sweet Baby(合同誌) 小説

和泉桂  木原音瀬  水壬楓子 

攻めをどう妊娠させるのか

ずっと気になっていた
テーマ【攻めの妊娠】アンソロジー
攻めの妊娠ってどういうことなん?って。
宇宙人、宇宙人、天使?の三つとも人外のアンソロジーだった。まぁ、普通の人間の男設定で攻めを妊娠させようとするの無理あるもんなー。

水壬先生のはアッと驚かされたし、木原先生は相変わらずBLではなくサイコホラーだし、最後の和泉先生で優しくまとめてくださった感じ。
どれも面白かったです。
短編…

1

Borderline 小説

木原音瀬  小野浜こわし 

同人誌発ゆえの自由な発想が面白かった…

 木原先生の新刊という事で楽しみにしていましたが、蓋を開けるとシリアスというより、コメディーという解釈でOKでしょうか??

 何より下ネタ設定のインパクトが大きかったです…。
戦争に関わっているだけに、笑うに笑えない内容ですが、そこが重苦しくなく進むのもジャックの人柄ゆえで。。戦争・軍人物なのでどうしても死戦だったり、人の死に絡む描写も多いのですが、ジャックの生き様を見ていると、不思議に湿…

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