和泉桂さんのレビュー一覧

溺愛彼氏 小説

和泉桂  街子マドカ 

ツンツンの可愛さ

とにかく受を溺愛しまくる攻・シリルと、ツンツンでほとんどデレのない受・和利のカップリング。
前作でこの二人何かあるかなと思ったら、本当に何かありました。でも、「蜂蜜彼氏」とはほとんど内容がかぶってないので読んでなくても平気です。
「蜂蜜彼氏」と同じで、さらっと読めて甘い1冊でだいぶ癒やされました。

ここまでツンだとどうなんだ……と思うくらいに受の和利はデレに到るまでが長いのですが、読んで…

3

ふらちな恋のプライス 小説

和泉桂  高久尚子 

綺麗なお話でした

瀧口尚也は、百貨店に就職することが決まっている大学生。
就職前に接客になれる意味でもと、アルバイトを同じ百貨店の中の洋菓子売り場で始めた。
ところが、アルバイトの尚也に対して新しく赴任してきたという会計士は「接客態度がなっていない」と怒られる。
今まで尚也は、四人兄弟の末っ子でそんなふうに頭ごなしに怒られたことなんてなかったから、会計士・桐生の印象は最悪のものとなってしまった。
実は尚也は…

1

溺愛彼氏 小説

和泉桂  街子マドカ 

好きな人にはたまらないメロメロ攻め

まさに題名通りの本でした。
こうなると、判断基準は好きか嫌いかのどっちかしかありません。
攻めにメロメロに愛される、超ツンツンの自覚のない受けというシチュが大好きな人にはたまらない話でしょう。
じゃあ、自分はどうかっていうと展開や設定にもより好みの場合もありますが、この設定の場合は好きじゃありません。
しかし、客観的にみれば作品としてはそれなりの作家さんですから上手くはできているのです。

1

ぜんぶ、猫のせい~木蘭町の謎解き事件簿~ 小説

和泉桂  小椋ムク 

シリーズになっても面白そう

愛猫が心配で引きこもりになった変人気味の探偵と家政婦のバイトを引き受けた
元マンガアシの知可とのほのぼのとした人情風味ありの穏やかラブストーリー。

知可がお試し期間の家政婦バイトから、同居人になり相棒に格上げになって
恋人同士になるまでと、育真の派手さはないけれど、的確な推理で身の回りで起こる
事件を解決していく探偵ものと言う側面もあって面白い。
育真の人慣れない感じが次第に知可に心…

5

ぜんぶ、猫のせい~木蘭町の謎解き事件簿~ 小説

和泉桂  小椋ムク 

ほのぼのミステリー風味。

和泉さんでは個人的に珍しい当たりでした。

私にとって和泉さんは基本的にメロドラマ作家なんです。
そして大変申し訳ありませんが、私は『メロドラマ作家』としての和泉さんは好みじゃない。人気のある作品ほど苦手度がアップするというくらいです。

つまり、ほとんどの作品は合わないんですよ。作家買いは決してできないし、たまに新作買う場合もすごく迷います。

和泉さんの作品は数十作拝読しましたが…

4

ぜんぶ、猫のせい~木蘭町の謎解き事件簿~ 小説

和泉桂  小椋ムク 

サクサク読める日常系ミステリ風味の作品♪

面白かったです。
あとがきにもあるようにあくまで「ミステリーっぽい」作品で、
すごい難事件やトリックはないのですが
一つ一つの謎に、またそれらを推理する育真の姿勢にドラマや人情味があって
なかなか読ませます。
北村薫さんや坂木司さんなどの日常系ミステリがお好きな方にオススメしたい世界観。


バイトの家政婦・知可が日常で感じたささいな謎を
家主・育真がネットスキルと博識を活かして…

5

ぜんぶ、猫のせい~木蘭町の謎解き事件簿~ 小説

和泉桂  小椋ムク 

ゆるめの恋愛ミステリー

和泉さんの作品は自分の中で評価が分かれるんですが、これはかなりの当たりでした!
キャラクター同士の関係性もストーリーもどちらも面白かったです。

ゆるい「日常の謎」を解きつつ、ラブストーリーが進行していきます。
ひねくれ者の引きこもりの探偵×料理上手の元漫画家アシスタント というカップルで、二人のキャラや脇キャラがそれぞれ魅力的で、分厚い本なのにあっという間に読んでしまいました。

日…

6

ぜんぶ、猫のせい~木蘭町の謎解き事件簿~ 小説

和泉桂  小椋ムク 

木蘭町のシャーロックw

これ、すっごく気に入りました!
本は分厚いですが、グイグイとひきこまれてあっという間です。
実はぶっちゃけちゃうと、和泉作品のドラマティックロマンティック路線が超苦手なのです。
対してこの作品、ある街を舞台にして世界や設定が庶民的なのです。
多少変人みたいな人が主人公の一人として登場するのも楽しいですし、やり取りも面白い。どちらかというととても日常的なのでコメディタッチな様相も呈していて、…

9

君のいない夜 小説

和泉桂  雨澄ノカ 

盛りだくさんすぎて入り込めなかった

とにかく盛りだくさんだったなー、というのが読後の感想です。

どれだけ盛りだくさんかというと、

①医学部の大学生・瑛人が家の前で拾った男(凜)が黒豹に変身した!

②しかもその男は初対面のはずなのに熱烈に愛をささやき、押し倒してくる。思い出せとか言ってくる。凛についてなにか思い出そうとすると、瑛人はひどい頭痛に襲われる。

③もう一人謎の男があらわれる。彼はキリエと名乗り、人の記…

1

rutile souvenir tresor 特典

1/21の青い輝き、「クラッシュド・ブルー」by 一穂ミチ

ルチルの冊子のタイトルは、毎回rutile souvenirに何か一言加えたものだが、
この一冊の一言は「宝物」。
その中から、一穂先生「藍より甘く」の番外編のみのレビューです。

               :

サラリーマンとして働く暁行は、急な代役で九州に出張に行く。
なんとか仕事はうまくいき、その後の取引先社長の家のガーデンパーティ、
庭に咲いた小さな青い花を見て遙を思い…

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