みずかねりょうさんのレビュー一覧

神さま、どうかロマンスを 小説

彩東あやね  みずかねりょう 

初めて出会うタイプの受け様でした。

 投稿サイト「エブリスタ」さんでのディアプラス大賞受賞作品とのことで、どんなお話かな、と楽しみにしていましたが、楽しく拝読させてもらいました。


 まず受け様の緒方が想定外で楽しくてかわいかった。
お酒に弱く酒癖が悪いと自覚十分の緒方。
なのに、プランナーとしてワインプロジェクトに携わることになってしまい、どうせなら初めて同じチームとなり、密かにいいな、と思っていた後輩プランナーの仁科…

5

バースデー ご購入特典書き下ろしペーパー 特典

これがあっての完成

本編でも何となく三希は透の一部になったと思っていたのですが、このペーパーを読む事によって核心に変わります。

三希は消えて無くなったわけではなく、透の個性の一部として残ってました。透が不自然に感じるわけでも無く無意識のうちの行動としてです。

透の中に三希を感じて、思わず涙した津田さんの愛情に感動しました。三希は愛されてましたね。

そしてそんな透を暖かく見守ってる滝本は良い男になりま…

2

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

すごい作品

この本を読む前に、攻めが解離性同一性障害のお話を読んだばかりだったんです。

そちらの方は私には腑に落ちない感じで終わってました。だからどのような結末になるかとても不安でした。
ですがこちらの「バースデー」は圧巻でした。安西リカ先生すごいです。

再会するべくして会った滝本と透ですが、持って行き方が秀逸でした。果たして三希は透の為を思って滝本に合わせたのか?それとも滝本の為を思って透に見…

4

神さま、どうかロマンスを 小説

彩東あやね  みずかねりょう 

手練れを感じさせる処女作

私、『エブリスタBL合戦』で出版されたお話は随分好き嫌いが分かれるものが多かったんです。
「やっぱり、賞を狙った作品ってインパクトが大きいという所があるからなのかなぁ」と思ったりもしたのですが。
このお話はあまりそういう匂いがしません。
確かに受けさんの『酒乱』はとんでもなくて衝撃的なのですけれども(そして、かなり笑えるのですけれども)お話自体はそれだけで引っ張って行くわけじゃないのですよ。…

5

ダーリン、アイラブユー 小説

栗城偲  みずかねりょう 

日本大好きワンコ系外国人×控え目ヤマトナデシコ受け

栗城先生の作品は初めてでしたが面白かったです!
書道家のゲイ、暁のところにホームステイにきた、明るい親日家の外国人、ハルさんの温かく甘いお話。
この暁くん、美形の男にこっぴどく振られることが多いらしく、恋愛には消極的になってしまっています。そんな暁を理解してくれているのは、大学の先生、來徳。二人は時々会って、割り切った大人の関係を続けています。

そんなある日、暁の前に現れた美形の外国人ハ…

1

お兄ちゃんはお嫁さま! 小説

夕映月子  みずかねりょう 

受けがとても良かった

秘境のような田舎を舞台に、東京からやってきた燃え尽き男(攻め)と、彼をお世話する事になった大家族の世話焼き長男(受け)の田舎暮らしが綴られています。

この「田舎」っぷりがすごいんです。
読んでて何度かカルチャーショックを受けたくらい。
(特に猪肉のくだり、本当?)

私には「田舎の思い出」というのがないので、メディアから与えられた「田舎暮らし」というイメージしか持っていません。
一…

4

いじめっこの恋愛戦略 小説

神香うらら  みずかねりょう 

俺様の皮をかぶったヘタレ

幼なじみ(いじめっこ×いじめられっこ)の再会ものです。

好きなのに素直になれずについ意地悪をしていた10代の自分を後悔し、立派な大人になり純の前に現れ告白したウォーレン。
ところが純は優しかった兄の方だと勘違いし……

勘違いの身代わり系なのかと思いきや、結構あっさりバレます。
告白してきた男が初恋の人・スペンサーではなく、あのイジメっ子のウォーレンだったと知る受け。

いじめと…

3

策士と奥手の攻防戦 小説

海野幸  みずかねりょう 

百戦錬磨の自称童貞と百錬練磨を装うガチ童貞

「童貞(ウソ)×童貞(ガチ)の逆転恋愛指南!」というのが面白そうだなぁと思って、手に取りました。

手練れな自分を精一杯演出してるけど、そこかしこから滲み出る童貞臭を全く隠しきれずフリーズしたり、果てまた内側から爆発しそうなトマトのような顔色になっちゃったりというアワアワ感満載な春人(受け)がものすごく可愛かった。

顔は抜群でお金も持ってる社長・三國(攻め・37歳)の「実は童貞なんだ」と…

4

策士と奥手の攻防戦 小説

海野幸  みずかねりょう 

今日も心臓ぶち抜かれるほど格好いいな!という台詞に打たれたんだよね〜。

序盤の春人のそわそわとした落ち着きの無さと、どうしても社長の三國に惚れ抜いているという、
そのシーンと『今日も心臓ぶち抜かれるほど格好いいな!』という台詞や『一目で心を奪うとかどんだけ男前なんだチクショウ!』なんて浮かれきった台詞に、嫌が応にも期待したんだけどね。
ドッキワクなラブコメか⁈ と心騒いで昂まってたんだけど…。
これがまぁ、読めども読めども遅々として進まない。読み手側としては、焦…

7

狐の婿取り -神様、告白するの巻- 小説

松幸かほ  みずかねりょう 

陽ちゃん、安定の可愛さ。

史上最強のちみっこ、陽ちゃんが大好きなので、もう陽ちゃんが元気で健やかに過ごしてる様が愛でられるだけで大満足!!という稀有な位置づけのシリーズ作品です。
陽ちゃんにめろめろになること請け合いで、陽ちゃんを愛でまくりです。

本編は、今回、橡さんと倉橋先生の恋の夜明けから半歩進んだ?進んでる?な感じで目が離せないのですが・・・こんなところで次巻(夏発売予定)に続くの~!!とお預け状態なのです。…

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