サマミヤアカザさんのレビュー一覧

きみに言えない秘密がある 小説

月村奎  サマミヤアカザ 

心が満たされると世界が明るくなる

主人公は顔しか取り柄がないと思ってる自己肯定感の低い人。確かに自分はこの恋しかなくて、そして叶うはずもないって考えてたら、周りに目も向かないし取り柄もない生活になりそう。
でもラテアートもホットケーキも上手だし、取り柄がないってこと、ないのにね。
蒼士と両想いになってから、視界が開けた感じになって、前向きな行動をとることが出来たのをみると、心が満たされるって大切なことなんだなと思った。
両想…

1

アドレアの祝祭 ~聖獣王と幸運の番~ 小説

宮本れん  サマミヤアカザ 

愚図い健気のハラハラ展開

王道。
突然の暴風雨で、雨宿りした洞窟で出会った人は、運命の番だった。
両親を流行り病で亡くした、貧しい針子のアンリ。16才。自分にちっとも自信がない。
国王の息子のジークフリート。獣人、28才。

番外編同人誌が、kindleにある。http://u0u1.net/0I2D

一つ難を言うなら、アンリ、鈍くて愚図すぎて可愛くない。
「仮の番」のまま、アンリは「番」になることへ尻込…

1

義弟の渇望 小説

華藤えれな  サマミヤアカザ 

健気攻め

義兄弟、弟攻め。ビッチ受けです。

看護師だった受けの母親と、大総合病院を経営する攻めの父親が再婚して義兄弟になった二人。受けは連れ子な上、義父の意に沿わない進路を選んだため家族とは疎遠。しかし、理由はそれだけでなく、当時高校生だった義弟と冒した過ちにもあった…。

医師ものなのでお仕事描写もありますが、受けが被虐趣味のビッチなので、職場でヤッたり寝まくったりシモは乱れてます。しかも、珍し…

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運命の転機は三十歳でした。 小説

夕映月子  サマミヤアカザ 

心地よい執着

読んでいくうちに、徐々に表面をおおっている膜がとれていくような、ちょっと不思議な気分になる作品でした。

”美人のジャイアン”と揶揄されている受さんですが、傍若無人に見せていて実はいいヤツという愛されキャラで、概ね可愛いです。”30歳になっても独身だったら一緒に住もう”と誓った仲良しグループが、いつしか、独身は受と攻だけになってしまい、”約束したからね”とばかりに同居生活をはじめる、、という、…

1

そらの誓いは旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

空良がますます成長。旦那様よりカッコイイ。

空良がどんどん成長している。
今回改めてシリーズの最初から読み返したけど、最初は名もなく不幸を不幸とも知らずに生きてきた「捨て」(最初は捨てという呼び名でした)。オドオドしていて食事もあまり食べない人でした。家臣たちは「騙された」と空良を処刑しようとしてましたよね。
次郎丸を助けたり、軍師として活躍したり。ここで、ただフレンドリーだと旦那様の伴侶としては足りないと気付きます。ここからの成長が著…

3

王室護衛官を拝命しました 小説

水壬楓子  サマミヤアカザ 

王室護衛官シリーズ

架空の永世中立国「スペンサー王国」の王室護衛隊、通称「スカーレット」
王室護衛官シリーズは、今のところ3冊。

王室護衛官を拝命しました  2018/04/27
スカーレット・ナイン    2019/04/30
王室護衛官に欠かせない接待 2021/09/28

話題の2009年作の「スキャンダル」と比較したら、大人しい、
でもストーリー重視は、変わらない。

面白かった。

1

金の比翼は世界の彼方に 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

草原に吹く風はひとつじゃないのね

やっぱ好きだ、このシリーズ。
「ガーッ、萌えまくったっ!」という感じとはかけ離れているんだけれども。
でもって、読み始めは「うん、そろそろこの世界観にも慣れてきたかな?落ち着いて読めるじゃん」と思っているんだけれど。
でも読み終わるころには「ちょっと待って、やっぱりあたし、さらさらしてんじゃん。うう、またしても心が浄化されている」ってな感じになっています。
フィトンチッド感とでも言うか、前…

2

金の比翼は世界の彼方に 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

セルーンの側近アルトゥの物語

好きなシリーズの続編。
面白くないわけがない。今作も面白かった。
粗筋は、他の姐さんが仔細を投稿済みなので割愛。

夢乃先生は、大草原を背景にしたファンタジーが上手い。
読むと、大草原に行ってみたくなる描写。
・・日本なら、阿蘇か、初夏の北海道かな?
以下、私選「草原シリーズ」。ちょっとだけ、セルーンが登場したりする。

▶「草原の王は花嫁を征服する」2020年2月18日
 ソ…

7

金の比翼は世界の彼方に 小説

夢乃咲実  サマミヤアカザ 

草原

夢乃先生の草原もの?4作目。単独でも読めますが、シリーズで読んだ方が楽しめると思います。個人的にはモンゴルイメージなお話、本編280頁弱+後日談3頁+あとがき。ツン受けが好きな方、騎馬民族なんかがお好きな方でしたら、嬉しいのでは。

草原の民をまとめて国の形が整いつつある中、「王と馬を並べるもの」という称号をもつセルーンの最側近であるアルトゥは、日々誠心誠意セルーンに仕えています。ある日、王の…

3

僕だけの王子様 小説

成瀬かの  サマミヤアカザ 

攻め様の忍耐と溺愛ぶりがたまらなく好きヽ(=´▽`=)ノ

前作「空の王国」にて、結婚することになった受け様の瑠璃と攻め様の來。
半年後、瑠璃が來の国へ赴くところから始まってます。

慣例を無視して、自分の馬に瑠璃を同乗させている來の様子に、しょっぱなからにまにま。
瑠璃との再会を心待ちにし、浮かれているのが手に取るようで、私の萌も跳ね上がりです。


閨のことの知識を一切持たない純真無垢な瑠璃を前に、愕然としながら無理はさせたくないと忍耐忍…

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