田倉トヲルさんのレビュー一覧

こいものがたり 2 コミック

田倉トヲル 

センシティブで心揺さぶられる物語。

2018年発行のコミックで私的トップ5に入る物語。
一人でも多くの人に手にとってもらいたい素晴らしい一冊です。


なんと1巻発売から3年の時を経ての待望の2巻!
3巻で完結予定とのことですが、いちファンとしては時間がかかっても構わないのでどうか無事最終巻を読めますように!と願うのみ。
そんな2巻はかなりの大ボリューム。
とても丁寧にストーリーが進んでいくので読み手の私もじっくりと作…

4

セロ・メロウ コミック

田倉トヲル 

初読みの作家さん……でした。と言ってしまえる一冊。

……なぜなら、もう次の本も買おうと決めているから!

ちょっと昔のデビュー作……なのに、古臭さを全く感じない。
少年たちの青春は、いつの時代も変わらないのだなと。

短編集ではあるのですが、どれも全く物足りなさを感じない。
一つ一つのお話に引き込まれ、その世界に浸って読めました。

どのお話も上手い小道具の使い方で、それは自転車の荷台だったり、
苺味の飴だったり四つ葉のクローバー…

1

独占欲 小説

田知花千夏  田倉トヲル 

ネタバレなしで読むべき

「凄い話」という噂を小耳に挟んで購入。
結果は「うん、凄かった」。

これ、ネタバレしちゃうとダメなお話なんで……
人に勧めたくなるお話なんですよ。
でも、どう勧めれば良いのかが難しいんですよね。

あとね、上記『設定』は忘れて読んだ方が面白いと思います。
決して『ファンタジー』ではない。

とりあえず言えることは『執着もの』が大好物な方は「読んで損はないんじゃないかな?」とい…

2

こいものがたり 2 コミック

田倉トヲル 

丁寧な作品でした

あー、あのクソ眼鏡め!
私がもっとぶん殴りたかったよ!で、イジメて学校来られなくしてやる!
そんな、私のような悪人が主人公やその友達に居ないのが、この作品です。
物語はじっくりじっくりと進んで行きます。
じれったいくらいに。読み手が置いてかれるってことが無いくらいに丁寧です。だから、大和と唯司のお互いの中に恋心は今のところ全然無いし、これって誰かとカップルになるかとか全然分からないです。今…

1

こいものがたり 2 コミック

田倉トヲル 

待ちに待った二巻。

待ちに待った二巻です。
電子書籍で295Pというかなりのボリューム。
そして青春群像劇とでも言うべきキャラの多さで、かつそれぞれの心情が丁寧に綴られているので、非常に読み応えがありました。

同性愛者がこの世にいるというのは漠然とは知ってはいるけど、まさかの身近にいる事を知りそのスタンスがそれぞれ明確に浮き彫りになる様子が、当事者の大和の葛藤を絡めつつ綴られています。

一巻では、大和…

18

こいものがたり 1 コミック

田倉トヲル 

同性愛を絡めた青春群像劇

待ちに待った二巻が出たので一巻をおさらいです。

ゲイが身近にいるとは思っていなかった高校生と、クラスメイトのゲイが少しずつ仲良くなって理解を深めていくというお話で、がっつりBLを!!エロを!!という人にはとにかく不向きだと思います。

クラスメイトの吉永がゲイでは?と気づいてから、自分の友人がそういう目で見られていると思うとあまりいい気がしないし、できれば吉永と関わりたくないと思う長谷川…

4

独占欲 小説

田知花千夏  田倉トヲル 

自分の好みに合えば神評価になると思う話だった

初読み作家さん。
ガチ兄弟モノが好物だから手に取りました。

以下、ネタバレしています。

実弟である真陽の愛情から逃げようとして交通事故に遭い
病院のベッド上で1ヶ月間ほど眠り続ける光。
冒頭から続くのは、その光が見ている夢の内容で
光の過去の記憶と願望とが入り混じったもの。

夢の中では実弟の真陽は義弟で、光とは恋人同士でもある。
仕事の都合で遠くに住む両親と離れて2人だ…

2

黒髪の花嫁、伯爵に翻弄される 小説

義月粧子  田倉トヲル 

さらさらっとお茶漬けみたいに読んでしまった作品

あくまでも私の主観ではありますが、
タイトルに『花嫁』とか『伯爵』とか付くと、
どうしてもTLっぽい印象を受けます。
TL読んだことないので何とも言えませんが、
あくまでも私の中のイメージで……!

今回の作品は、義月さんどうしちゃったの?
と、思わず表紙を見返して作者を確認したくらいらしくない感じが……

文章も直球で、ストレートすぎて面白みがない。

とにかくカイが健気で…

0

セロ・メロウ コミック

田倉トヲル 

収録作全部にきゅんきゅんできる。

同作家さんの「ラムネのシャララ」がとても繊細なキラキラ青春系で良かったのでこちらも入手しました。

やはりこちらの本も期待を裏切ることなく、6話どれもきゅんきゅん出来て外れナシの良質短編集。

恋が始まりそうなドキドキ感、恋が始まったばかり甘酸っぱさ、かと思えば高校生なのにプロポーズまでしちゃってる若さゆえのストレートさ、若いっていいねって素直に思えるお話ばかりでした。

最後に掲載さ…

2

ラムネのシャララ コミック

田倉トヲル 

キラキラ、シュワシュワ、夏に読みたい

「ラムネのシャララ」
このタイトルを見て、あ!なんか良さそう!と感じた方は読んだほうがいいです。
絶対にその期待を裏切りません。

夏のプールで繰り広げられる二人のお話。

恋する気持ちをラムネの泡に例えたり、恋をラムネの中にあるビー玉に例えたり、友情をラムネ瓶になぞらえたりとタイトルにもなったアイテムの使い方が非常に上手でした。
タイトルの通り、シュワシュワしたはじけるような清涼感…

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