鈴倉温さんのレビュー一覧

異世界しあわせ恋食堂 小説

小中大豆  鈴倉温 

異世界で幸せに暮らす、という王道モノ

異世界の領主、ルシアン侯爵✕料理人の留依。
表紙の絵がかわいい。
きっと甘いお話であろうと予想し、手に取りました。
甘い…んー、甘かったといえば甘かったような…なんとも言えない読後感。
なんだろうな、これ。

まず、留依が異世界に行ったのって「逃避」だよね?っていう思いが最初にありました。
現実世界で、仄かに恋心らしきものを抱いていた相手に裏切られ、借金だけを背負わされてしまいます。…

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間違いだらけの恋だとしても 小説

鳥谷しず  鈴倉温 

とんだ変態野郎でしたΣ(゚∀゚ノ)ノ

鳥谷先生の攻め様は、本当になんとまぁ( ̄▽ ̄;)
紳士の面の皮を被った、とんだ変態野郎攻め様ですわ。

受け様は、恋人いない歴が年齢というゲイで、刑事の鈴原。
攻め様は検事の友利。

鈴原の弟に、恋人だと紹介されて知り合い、その後は仕事上で顔を合わせた2人。
その後、友利から好きなジャズのコンサートに誘われたり、飲みに行ったり。
こんなに誘われるのも義兄としてだろう、アメリカへ行っ…

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『不遇の王子と聖獣の寵愛』コミコミ特典小冊子 特典

伴侶の自覚

本品は『不遇の王子と聖獣の寵愛』のコミコミ特典小冊子です。

本編幕間、ある朝の出来事になります。

眠りから覚める中途半端な覚醒状態にいたフィンリィが
布団の中で自分のものではない温かさを感じて
身を摺り寄せると

小さく笑う声がして額に柔らかな感触が落とされますが
さのまま鼻先、頬と次々と落とされ続けて唇に辿り着くと
何度か角度を変えて触れたそれが徐々に刺激的になり
フィ…

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不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

捻じ曲げられた真実を糺すには

今回は白銀の聖獣と第一王子のお話です。

冷遇される受様が攻様との出会いで始祖の過ちを知り
神に選ばれた統治者を実権をとり戻すまで。

200年前に第7大陸に辿り着いた一族の長は
大陸を支配する魔獣を倒して王となります。

魔獣に従っていた先住民のカリヨン族は
罪の一族として人前に姿をさらす事を禁じられ
人間達労働を一手に担う事となります。

人間達は飢えの心配が無く、労働…

6

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

読後感

先生買い。今回は読後感が良くなかったので、申し訳ありません、中立にしました。本編230p弱+あとがき。もふもふファンタジーがお好きな方でしたら嬉しいかも。

第七大陸のオルシャエルゴで、第一王子でありながら一人離宮で暮らすフィンリィ。女官や侍従もおらず、側にいるのはたった一匹の謎の四つ足の猫みたいな生き物で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
受けの両親+第二王子、受けの叔父(…

3

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

溺愛と気持ちの良いストーリー展開に拍手!

属性的にはいわゆる不憫受けのお話のはずなのですが、これが不思議なことに読了後の気分は爽快の一言です。
いやあ、気持ちが良かったです。スッキリしました。
ストーリー展開が非常に面白く、1冊の中で綺麗にまとまっていて読みやすいです。

一族の者とは異なる瞳の色を持って生を受けた王子。
ただそれだけの理由で冷遇されているフィンリィがなんとも不遇なのです。
でもですね、読んでいて私はそこまで不…

9

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

名付けと家族

作家買い。フィンリィもモフモフ達も非常に可愛かったです…!

第一王子にも関わらず、父親である王からは無関心、母親である王妃や弟王子、そして家臣達までから疎まれてきたフィンリィ。離宮でひっそりと暮らしている彼の『家族』と呼べるのは、白銀の獣であるカイだけ。四つ足の獣は国では嫌悪や恐怖の対象だけど、フィンリィは13歳の頃カイと出会い、それから一緒に生きてきた。ある日、フィンリィはカイに誘導されて…

3

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

不憫であればある程、溺愛が沁みる……!

鈴倉先生のイラストに惹かれて購入!
試し読み時点で、主人公が冷遇されていて「どうしようかな…」と少し躊躇しましたが、コミコミスタジオさんのインタビューで

>主人公を「何が何でも幸せにする!」という意気込みで書いています。

と先生が答えてらっしゃったので、「どんなに不遇でもこの子はきっと幸せになる筈…!」と信じて読みました。

もう、家族や周囲から冷遇されるフィンリィが可哀想で可哀…

7

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

不幸からの大逆転劇にスカッと読後感!

うは〜…この作品のオチは良い。とびっきりスカッとしました
期待を裏切らないストーリー展開と結末。そして悪はコテンパンにとっちめるスカッと読後感……最高です。
貫井先生の、不憫で不幸な主人公が最後には笑顔になるお話が大大大好きで大好物です(≧∀≦)

こちらの作品の主人公もね、ほんっとにムカつくほど周囲に冷遇されていてイライラします。
目の色が王族の血筋じゃないってだけで、家族や王宮の面々…

11

宵闇お宿の鬼の主のお嫁様 コミコミスタジオ限定SS小冊子 特典

うーん

無料の小冊子に対して言うことじゃないですが、もっと違うお話を期待していました。

時雨と凪が凪の祖母の墓参りをすることや、《ゆわい》の先代の主である柊へのお土産のエピなどはとてもホッコリさせて貰いました。

ただ、個人的には端折られた鬼の里への挨拶の方が読みたかったです。
時雨の策略によってただ立ち寄るだけになってしまったらしいですが、その時の皆の慌てる様子とか彼等の会話がちょこっとでも…

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