total review:286224today:36
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
100/155(合計:1548件)
犬飼のの yoco
ポッチ
ネタバレ
作家買い。 犬飼さんの新刊はファンタジーもの。 犬飼さんは時にめっちゃ痛い作品も描かれますが、この作品はすんごく優しいお話でした。でも、優しいだけでもない。犬飼さんらしい、一捻りも二捻りもある、そんな作品です。 主人公は祖母とお総菜屋を営む瞬。 祖母の影響もあり、干支神を信仰する信仰深い青年。日々お参りを欠かさず、お供え物もきちんと用意し、祠も綺麗に掃除している。 ある日いつ…
ぴれーね
新作になります。 干支の寅神様と、対人恐怖症を抱える青年との、超甘くて可愛い和風ファンタジーになります。 こちら、ファンタジーではあるんですけど、二人の恋愛模様としては至って等身大と言うか、平凡なんですよね。いい意味で。 偶然巡り会った二人が少しずつ少しずつ距離を縮め、優しい恋に落ちる。 これがもうひたすら甘くて可愛くて、キュンキュンしどおしと言いますか。 また、実は主人公(攻め)成…
小中大豆 yoco
フランク
友人から「内容は攻めザマァ要素ありでとても楽しめたのだけど、受けの子の性格が面倒臭いのでここが甘受出来るかどうかで評価は分かれそう。」と教えていただいたので読んでみたけど、受けの子全然問題なかったです。 なによりも攻めザマァ部分が予想以上でして、大変おいしくて満足です。 出会った時から「自分は冷酷で誠実ではないので、純愛を望むなら必ず期待を裏切られるだろう、そんな最低の男で良ければ恋人にな…
水原とほる yoco
おラウ
男同士じゃないとできない距離の縮め方があると思うんです。 この作品には「それ、女性でもいいよね」となり得ない「男性だから」という必然性が散りばめられています。そこが好きな人にはたまらなく魅力的な、いわゆるツボを気持ちよく押してくれるような心地良い作品でした。 まず、改造バイクというテーマが男性的です。「スクランブラーはオンロードバイクを改造したオフロードにも対応できるバイクだ」という序盤の…
月村奎 yoco
ゆ~
受けの律の心の浮き沈みが、個人的には性格と環境を表していて良かった。楽しく嬉しいことがあった後にそれに罪悪感を覚えてかき消す様に不幸な事を考えて…実際事が起こり、この感情の振ればが大きければ大きいほど自分とリンクして切なくなったりした。 律に感情移入して胸がいたくなったり…一喜一憂するのが、変な言い方だけど楽しかったし、これぞ読書の醍醐味だな〜って思ったり。 後半が律の性格を考えると個人的に少…
みかみ黎 yoco
marilyn
yoco先生の肌色多めの表紙に惹かれました。 エブリスタ大賞でデビュー作です。 なので、ネットで小説は発表されてたようなのですが、初見でした。 表紙から感じられる、淫靡でほの暗い空気が全編で漂ってます。 雅人視点なので、ずるずると底なし沼に引きずりこまれていく感が堪能できます。 できれば、設定とかは見ずに予備知識無しで読まれるのがお薦めです。 以下はネタバレ。 ソフトSM…
一穂ミチ yoco
萌の上位としての神評価ではないです。萌えとは違うのだけれども、間違いなく心に響いてしまうので、現行の表示では神としか表現できないんです。 大好きな作家さんの大好きなBL小説なのに自分の思い通りの展開には行かないところに引き込まれます。いい意味で作品に振り回される感じ。はっきり言って苦いです。タイトルの甘々さがまた内容とコントラストがあって印象に残ってしまいます。甘くてハッピーなものを求めてい…
甘食
ちゃんとハッピーエンドにはなりますが、一穂さんの作品の中では暗くて可哀想なお話です。読みながらおぼろげに思い出してきたけどシリーズ前編の方がもっと残酷でしたね。両思いになった途端に打ち砕かれる、みたいな。 BL作家ってドSじゃないと書けないと思います。序盤で受けをいかに肉体的または精神的に痛めつけるかっていうのが結構重要で、苦労した部分が多くないと最後の幸せを強調し、感動させられないですから…
局長
一穂先生の作品の中でも印象的な2人のお話です。 やっと幸せになろうと前を向いてくれてよかったー!!の一言に尽きます。 ただわたし自身が(苑のような境遇では到底ありませんが)あまり真っ直ぐに育って来なかったので、どうしても苑と実瑠の間の感情に移入しすぎて読むのが辛かったです。あと苑も怒っていましたが雑賀家の明渡への対応もモヤっとして… (もちろんこれは個人で感じ方は違うと思います。) …
雲絶間姫
好きな作家さんのお気に入りの作品に続編が出る、っていうと、大概無条件に喜びいさんで発売日を指折り数えて待つものですが、今回だけはちょっと複雑でした。前作「キス」がそれだけ特別な作品だったから。つらい過去を持つ可哀そうな受けがスパダリな攻めにあふれるほどの愛を注がれていつまでも幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし…という、BL作品の王道、いわばお約束を根底から覆して見せてくれた。それは書き手と…