yocoさんのレビュー一覧

いたいけな弟子と魔導師さま 小説

水無月さらら  yoco 

イラストが幻想的で素敵

魔導士の弟子になった美少年の物語。
魔法使いの話は、苦手なのですけど、表紙絵が素敵なので、惹かれて選んでしまった。

樹海の老木に助けてもらってから起きる不思議。リシャールは、怖いと幼児に退行する。
Hな場面を見ると成長して大きくなる。変な魔法がかかっているリシャール。

少しHでずぼらだけど、いじわるじゃない美男子の魔導士ギズランの弟子になり、
ファンドランドに招かれて、国難を魔導…

2

REDRUM 小説

みかみ黎  yoco 

愛と闇のサスペンス、メリバッドなダークラヴ

メリバなダークラブ、
嫌いと言いながら多くの読者が評価しているので、興味を持ったのだけど、止めときゃよかった。
ごめん、です。私には合わなかった。

YOCOさんの挿絵の示す通り、傍から見たら暗い話。
でも当人は幸せのメリーバッド。超Ⅿで喜んでいて逃げようとしないから、
これは悲劇とは言えないんじゃないの?こういう歪んだ愛もあるんだな、

父の異常愛から離れたくて、最愛の恋人を裏切…

3

ロイヤル・フェイバリット 小説

ライラ・ペース  yoco 

心地良い余韻が長く続く

緊張感を煽りながらのカミングアウトから始まる続編。
気持ちを確かめ合ったところで終わった一巻の余韻は、序盤はまだ楽しむ余裕が残されている。偽名を使ったやりとりなんかは、秘密の恋を盛り上げるエピソードとして、とても良かった。
大筋は王道だが、スケールが大きいとこうも面白さが増すのかと、引き込まれるように読んだ。今になって相手のことを何も知らないと気付く、なんてラブストーリーのお約束だが、その意味…

2

ロイヤル・シークレット 小説

ライラ・ペース  yoco 

読後に表紙を見て幸せに浸る

初モノクローム・ロマンス。とてもいいところで終わってしまい、「えっ」となった。気持ち的な決着は付けたが、その後の結果が示されないという。想像に任せるエンドも悪くないが、続編があるなら読むしかない。

翻訳文章は多視点でたまに主語が迷子に。原文の言い回しそのままのところがあり、読みながら翻訳ものであると意識することも。まあ読みにくいてほどじゃない。
比喩表現は聞き慣れないものが多く、どこか瑞々…

4

聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

一気読み

夜中に読み始めなくても良かった。

安西先生の描く人物描写に、やっぱり好きだなぁ。と、思いました。
とてもフラットにその人物の思考、心情が伝わってくる描き方だなぁと思うんです。
登場人物次第で物語が進む感じがするという感じなんです。
なんかちゃんと表現できてるかどうかわからないんですけど。
最終的にどうなるか考えたりせずに、ドキドキやハラハラやワクワクでページをめくる指が踊ってました。…

5

聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

2人の絆の奇跡。

ラストに向かって、涙があふれたファンタジー( TДT)
えっ!?これってまさか‥と胸が痛かったです。


受け様は、銀髪に碧い瞳を持つ美しい容貌のアシュ。
『神の愛し子』と称して聖殿に軟禁され聖職者の慰み者だったのを、逃げ出した過去を持つ。

自由を手に入れたアシュが流浪していた時、聖獣ドライトンの卵を孵し、サージと名付けて親代わりに育てることに。

成長に合わせて姿を変え、い…

11

聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

涙なくして読めない感動作品

安西リカ先生の作品としてはずいぶん変わり種のファンタジーだと思って読み始めました。
安西先生ですよねと表紙を確認したくらい内容も設定も異色です。

底辺で刹那的に生きながらもなんとかしたいともがく少年が、偶然手にした愛しいもののために精一杯生きようとするところに感動しました。

貧民窟で生まれた美しい少年 アシュ。
奴隷市で聖職者に買われ、聖殿の司祭に「神の愛し子」と称され邪悪を追い出…

8

夜啼鶯は愛を紡ぐ 小説

小中大豆  yoco 

凛の視点で見たエリアスの変化

「鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰?」と、違うパターンの
「パトロンが、支援者の虜になる」恋物語。

エリアスにとって、凛は、最初は支援を求める一人にしか過ぎなかった。
凛が、淋しさを耐え忍ぶ過程を辿る粗筋になってますが、
物が溢れる中で情愛だけ受けず育った歪で無機質な心の持ち主;エリアスが、
本当の愛と愛を育む関わり方を、失ってから気づく話。

印象深い場面。
最初は、一夜の恋人…

1

聖邪の蜜月 小説

安西リカ  yoco 

尊い

安西リカ先生のこちらの作品、バースデーと並ぶくらい好きです!感動しました。
主人公のアシュは辛い境遇にいますが、彼は自由になることを諦めない、賢くて強かなところがすごくいい。運命なんてくそくらえの精神を持つ受け、大好きならないわけがない!
攻め(と言う表現をこの作品ではあまりしたくないけど便宜上)のサージもアシュだけをひたむきに愛している姿が胸に迫ってくるんです。それに脇キャラもいい。
後半…

7

ボーダー 小説

佐田三季  yoco 

王道幼馴染みラブのはずなのにやはりストーカー

佐田三季さんの小説、やはり読み応えがあって面白いです。2カップル出てくる二本立ての小説ですが、2つの話はリンクしており、アラサーの主人公達4人は幼馴染みのような関係です。これはストーカーものではないけど、2作目の従兄弟同士の話は攻めの執着が相当強く、レイプして受けの体を奪ってるのでかなりヤバい人です。

表題作「ボーダー」は元高校同級生同士のノンケ×ゲイの恋。高校時代に片想いしていたのは受けの…

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