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91/156(合計:1557件)
月村奎 yoco
フランク
ネタバレ
母親が毒親そのものというレビューを読んで、うわぁ絶対にこれ私は消化不良になるやつだ……と積んでたのに、それをすっかり忘れて読んでしまいました。 途中で登場した母親のありえなさに、なにこいつ?となり、はっ!これは例の…と気づいたけど、時すでに遅し……。 でも読んで後悔はなかったです。 攻めはめっっっちゃ好みのタイプだし、受けは被虐待児で自己肯定感が低いなりにも「自分の人生を、自分のでき…
片岡 yoco
kurinn
好き嫌いが分かれる作品だと思いました。 こんな時代にそんな事があるのかなとの印象でした。人身売買なんて無理があるだろうと。政治家がバレそうになって律の父親が自殺して、売買する子どもを施設に移して寄付して隠蔽? そんな政治家の力なんて今の時代にあるわけないし。 まあBLはファンタジーなので我慢しました。 序盤は律の蒼生を拒否する態度があまりにも酷くて、読むのがしんどかったです。こんな…
杉原理生 yoco
おラウ
大作ですね。 久しぶりに「読んだ」という感覚。 このページ数に比してBL濃度は薄め。 だけどそれが上品で良い。 そのさじ加減で良い。 あれ?このあたりでBLの香りが漂うんだけど勘違いかな?くらいの奥ゆかしさが丁度良い。 なぜなら、主人公は純真無垢の拾い子であり、高貴で悲運な王子でもあるから。 明け透けにガツガツと見せつけられては、逆に興ざめしてしまう。 男の子たちの「ラ…
樋口美沙緒 yoco
青衣
このシリーズがお好きな方にはごめんなさい、 これは三部作から本作まで含めての神評価です。 より正確には、本書読了後のいまは、三部作がエチュードのように思える、ということです。 『パブリックスクール-檻の中の王-』を読んだとき、沈む思いでした。たとえるなら、『死のロングウォーク』(リチャード・バックマン著(スティーヴン・キングの別ペンネーム))の読後感です。架空の国で選抜された十四歳か…
ライラ・ペース yoco
カラフル
読み始めて、物語の設定を知った時は「盛るなーw」と驚きました。よくあるファンタジー世界の王子でなく、イギリス王室の…設定で、しかもメンズラブときましたから。こういう話は外すと痛い読み物になるので、少々不安でしたが、2、3ぺ-ジ読んで不安が吹き飛びました。話の進め方が上手く、引き込まれました。 あまりに面白いので作家の事を調べてみると、ニューヨークのベストセラー作家の一人の別名義だそうで、納得…
あさだ2枚
◾︎エド(イギリス名家の息子)×礼(日英混血遺児) 一口に蜜月編もは言い切れないからこそ、この巻の意味がある! 如何程殺伐に始まったBL小説でも、巻数が進むにつれて攻めが丸くなり過ぎてしまう作品があることを知ったので、この作品はエドがあくまでもエドであり続けたところが好きでした。 礼に何よりも自分を優先するよう、怒り、懇願するエドがどこまでも王様です。 今時の普通の小説なら女性に、BL…
犬飼のの yoco
悪ガキのせいで川に流された子猫を助けたせいで、死んでしまった由良。 気づくとそこは「猫の王国」と呼ばれる天国で……ということで「死後の世界」であることは重々承知してたんですね。 そして騎士になると一つだけ望みを叶えてもらえる、ただし生者として戻れるのは一時間だけという厳しい条件だけど、犬飼先生ならではの大どんでんで、もしかしたら、もしかしたら……二人とも生き返ってすべてをやり直すことが…
◾︎エド(イギリス名家の息子)×礼(日英混血遺児) 檻の中の王の続刊です。 吹っ切れた礼、エドの卒業、帰国、そして…… 礼の自己評価が異常に低くてもはや卑屈の粋なのは正直かなり苦手なのですが、運命的ラブロマンスにしっかり浸れます。 最後のお別れでパブリックスクールでのお話は終わりかと思いきやの兎狩りが好き!ここだけ妙にコメディで俗っぽいタッチで、疾走感のある文章も好みです。 兎狩りシ…
◾︎エド(イギリス名家の息子)×礼(日英混血遺児) パブリックスクールが舞台なんて好きにならいでか!とはいいつつ、礼のような内向きでちょっと頭の足りないキャラは非常に苦手なのですが、それを差し置いても余りある萌がある!! BL作品のセオリーを少しでも知っていれば徹頭徹尾エドは実は礼が好きなんだろう、ハイハイ分かってるよ…という気持ちになります。だからこそ、礼視点で話は進むのにエドの気持ちが…
佐田三季 yoco
ふばば
表題作+スピンオフ作の2編収録。 「ボーダー」 ノンケの高校教師・渡部が元同級生の環に恋をしてしまうお話。 …とひとくくりにしてしまうには重すぎる物語です。 環はゲイで、これまでの交友関係を切って音信不通になっている。そこにたまたま会ってしまった級友がいて、高校時代に仲の良かった渡部がしつこく旧友を温めようとしている。 ゲイの環は頑なに渡部を拒絶するんだけど、ゲイのお作法的な「一線」…