安西リカさんのレビュー一覧

隣の男 小説

安西リカ  北沢きょう 

隣の男との恋

嫌いな男のスピンオフ。嫌いな男で伊崎小憎らしいけどかっこいい印象だったのが今作で一変し淋しがりで繊細で一途な印象に。
各務と別れるのは辛い、仕事で顔を合わせるから尚更。そんな時に居酒屋で出会ったのが安原、好みではないけど気楽に話せる、そんな存在って貴重だと思う。
時を過ごす内に好きになってて、でも相手はノンケだし女の子と居る所見ちゃったしって悩むけど片思いでいいかなんて考えちゃうのが切ない。

3

嫌いな男 小説

安西リカ  北沢きょう 

リーマンものの完全メシがここにあります

はーーー…大変良質で栄養価の高いリーマン萌えが詰まっていました。おいしかったです。
なぜもっと早く読まなかったのかと、最高の読後感に包まれながらこのレビューを書いています。
その辺に居そうで居ないごくごく普通のサラリーマンの恋って本当に最高ですよね。

適度に仕事が出来て、適度に手を抜いて卒なく立ち回り、適度にちっちゃなプライドがある南。
少しでも人よりも優位に立っていたそうな感じがする…

1

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

健気は受けだけのものではない。

「先生」
ずっと先生呼びな年下攻めに、こんなにも切ない気持ちにさせられるなんて…。

前2/3ほどは受けの深水目線で、残り1/3が、想いを通じ合ったあとの2人の話で、攻めの入江目線となるこの作品。
受けがね、途中までダメでした。
イライラしちゃって。

深水が家庭教師をしていたその教え子が、入江。
叶わない想いと知りながら告白し、断られてもなお、諦められず「先生」「先生」と。
こ…

3

隣の男 小説

安西リカ  北沢きょう 

静かに進む恋

作家買いの安西リカ先生。安西先生の静かで暖かい雰囲気のお話が好きなのですが、今回も良きでした!

歳上の元カレと不毛な恋をしていた伊崎。雨宿りのためにたまたま入った居酒屋で、たまたま相席になった安原は歳上の研究職。何度か一緒に飲むうちに仲良くなり、ゲイであることも安原は知ったけれど『好みじゃない』と思っていたし、そう伝えていたけれど…。

安原は40歳でのんびりした独身(離婚済)。伊崎は3…

3

恋になるには遅すぎる 小説

安西リカ  佐倉ハイジ 

読み手だけが分かる特別感

出逢ってから20年弱。ずっと幼馴染でいる2人の話。
前半よりも後半の書き下ろしが好きでした。

同じマンションの同じ部屋で同居までしているけれど、関係が大きく動くような何かがあるわけでは決してない、家族のような雰囲気の2人。
それでも、和真と那由多の両視点で綴られる物語を読んでいると、お互いに相手への気持ちがただの幼馴染に向けているものではないなというのが分かるんです。両方の気持ちを知って…

0

嫌いな男 小説

安西リカ  北沢きょう 

気の強い美人受けってたまらない。

実は自分にとって初めて読んだBL小説が、こちら。
そして見事に沼落ち。今では小説を漁って読む人になってしまいました。

大好きで何度も読み返している作品です。
最近出たスピンオフの『隣の男』も読みましたが、個人的には断然こっちが好みです。

…なんでかな?どっちも美人受けが主人公なのにな…

多分、こちらの作品の方が受けの千裕の精神的な成長が描かれているから、な気がします。

4

隣の男 小説

安西リカ  北沢きょう 

良い時代になりました!

「嫌いな男」のスピンオフです。
「嫌いな男」のように雑誌掲載作品+書き下ろしの中編2作品も良いですが、1冊丸ごと書き下ろしも最高ですね!わくわくします。

今回の主人公の伊崎(受け)は、私の中では「嫌いな男」で完結していたので、今作品を読むにあたっての予備知識はぼんやりした印象しかなかったのですが、こちらを読み終えてから「嫌いな男」を読み返しました。幸せになって良かった!感想を書かれた読者様…

9

嫌いな男 小説

安西リカ  北沢きょう 

対抗意識が恋に変わる 心理描写が面白い

新書館から「嫌いな男」スピンオフ・・「隣の男」が出るので再読

精神的に未熟な南は向井に勝てっこない。
突然退職した向井と仕事で再会 過去の行動を謝る場面から始まる、30代の恋
 

●㈱NITTA:制御機器トップメーカー 堅実でリスクを嫌う社風 
・・販促担当は、南と向井 二人きり

南 千裕:商品開発部販促担当 「美味しいとこだけ要領よく拾って 人生楽勝」
初対面で向井に負…

0

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

ストーリーに引き込まれる

すごかった。すごかったよ。BLだけどBLはこの作品の特徴の一部で、その他にも要素がありすぎる、サスペンス要素とか……
でもほかの方もおっしゃる通り、根底にはでけえ恋情愛情があるので、安心してBLできます。

安西リカ先生の作品は、「好きで、好きで」シリーズ二冊を読了したところで、リアル感ある心理描写がうまいなーと思っておりました。しかもそちらは(切なさもあるけど)基本ほんわか幸せ系でしたので…

2

隣の男 小説

安西リカ  北沢きょう 

普段着の恋

普通の世界線BLは最近レアな印象で、発売がめちゃくちゃ嬉しかった安西先生の新刊!ありがてぇありがてぇ…。

というわけで、”嫌いな男”を読んだときは、伊崎には年下攻めなんじゃ…?とか妄想膨らませていたのですが、なるほどファザコン設定でしたか…!タイトルがちょっと向田〇子風なシンプルさがまたいいですよね。どういう男よ?って思ってしまうw

キラキラ系起業家アラサー男子と研究職のバツイチアラフ…

8
PAGE TOP