安西リカさんのレビュー一覧

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

評価できないんだけど…

初読み作家さん。
レビュー評価が高いので思い切って購入したのだけれど
読了後の感想は「うーーーーん……何とも言えねぇ…」
自分的には評価することが非常に困難な作品で
神評価にしてはいるものの正しくは神評価ではない。
萌えもなかった。
でも、しゅみじゃないという訳でもない。
単純に「この作品は○か?×か?」と問われれば「○」と即答する。

作品の雰囲気は全体的に明るくないし
一応…

5

バースデー ご購入特典書き下ろしペーパー 特典

全てが失われたわけではなく

本品は『バースデー』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、
同居を始めた2人の後日談になります。

百合原は恋人の滝本と2人暮らしです。

百合原が朝刊配達を終えて帰宅すると
滝本はたいていキッチンにいます。

帰宅してキッチンに向かうと
ただいまという挨拶とともに
ハグされる事には未だに慣れませんが
恥ずかしいだけで嬉しさは否めません。

その後、百合…

8

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

こんなに評価が難しい作品だったとは……。

本編を読み終わってかなり悩みました。

物語は受け視点、攻め視点と交差して、早い時点で真相が明かされます。
切ない、そして大人の事情があるからか、さらりと書かれているけれど、透(受け)の過去はかなり重いです。幼児虐待に地雷がある方や深いネタバレを避けたい方は、この先は目を通さないことをお勧めします。


以下、かなりのネタバレを含むレビューです。

*****


透は過去に…

16

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

とにかく、読めば謎が解ける

安西先生の作品はデビュー作から読み続けていますが
今回は今までとはちょっと違ったストーリーでした。
BLでありながらどこか推理小説のような感覚でした。
安西先生の作品の魅力はなんといっても、読み手にその情景を手に取るように感じさせる文章。
先生の作品に何度泣かされたことか・・・
読んでいると自然と頭の中にその光景が浮かんでくるのです。
この作品はただの恋愛小説ではなく、主人公2人を取り巻く様々な事…

6

ふたりでつくるハッピーエンド 小説

安西リカ  金ひかる 

ほんわかとした優しい年の差ラブストーリー

子役から活躍しているベテラン俳優(40歳)と俳優志望の大学生(18歳)の年の差LOVE

ゲイでもないのに倍以上の年齢の大人に恋しちゃった男の子 友理が自覚した時あたふたしながらもしっかり見極めて告白しようと決心するんです。

春樹は仕事も順調なベテラン俳優で幼い頃から子役として活動していたせいで普通の生活を知りません。
生き生きと夢を語る若い子に惹かれそれが恋だと悟り告白したら僕も好き…

2

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

面白すぎる。

前作『あなたが教えてくれた色』で、安西さんの作風が若干変わった…?と思ってましたが、今作も今まで安西さんのイメージとは全く異なる毛色の作品だったように思います。

いつもレビューはネタバレ上等で書きますが、今回はネタバレは封印します。こんなにネタバレしたらアカン!と思う作品もそうそうない。ぜひとも予備知識なしで読んでほしいです。

とにかく面白い。萌えるとか萌えないとかをはるかに超越してる…

14

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

にゃあの破壊力

正直最初の「にゃあ」はキモ。と思ったんですが二度目では、おぉ……。と思って。三度目では、ふ……ふおおぉ!でした。
切ない。

あらすじとタイトルには特に惹かれなかったんですけど作者と口絵で買いました。……口絵!

攻が勝ち組で、性格悪くて、でもまあ安西さんじゃひどいことにはならない……よ、な?
と読みながらビクビクしました。

クライマックスの少しネタバレを。
結局のところ三希は…

10

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

ページ捲る手がとまらず。

作家買いの安西先生、新作は重く切なく、そして深いお話でした。
難しいテーマでシリアスなので好き嫌いがあるかもしれませんが、個人的には今年(まだ2月だけど…)一番胸に迫った作品です。

上の作品紹介の受け攻め欄で出てますが、受けの百合原は多重人格を患ってました。
ハッキリとは描かれてないけど幼い頃の辛い経験によりいくつもの人格が作られ、その内の「三希」という人物がキーマンになるお話。
百合…

5

恋みたいな、愛みたいな~好きで、好きで(2)~ 小説

安西リカ  木下けい子 

ずっと続いていく二人

前作に続き、この作品は最初から両想いです。日常に起こる小さな出来事を丁寧に描いたBLで、その水彩画のような淡い恋愛がとても美しいのです。

大きな事件が起きるわけでも、なにか重大な隠し事があるわけでもなく、淡々とお話が進むのですが二人のやりとりがとても真剣で、恋愛ってそうだよなぁと思えるリアリティがあります。(時々、もう勝手にやってろと思うほど痴話喧嘩気味だと思うこともあるのですが・・・笑)

1

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

言葉にならない

圧巻でした。
そして非常に重い。非常に重いテーマを扱った作品なのです。
これまでの安西作品を期待して読んだ読者にとっては、衝撃を受ける事になるとも思います。私もこれまでとあまりにガラリと違う作風に最初は戸惑いました。
でも、最初は静かに、また読み進めるうちに加速度的に引き込まれるその深いストーリー性。痛くて切なくて仕方ないのに、心の深い部分を揺さぶられ、読み終えた後は強い感動を得られると思う…

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