榎田尤利さんのレビュー一覧

threesome スリーサム 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

泣いてしまった

短編から始まった作品とは知らず、こちらのみを読んでしまった
悪いお仕事について勉強になった
気をつけなきゃな
お仕事関係の大きな山場が終わったところで(やめてよ?ちょっと、それはやめて欲しい)て展開になって、結果泣いてしまった
泣いたよ
辻もキツかったね しんどかった
3人の絡みに関しては、そうなの?その子とそんなんしても変わらない関係でいられるの?って思っちゃうけれど、もう半年もそう…

0

永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

涙が溢れました

別れは悲しいけれど、出会えた事、一番好きだと思えた気持ちは、忘れない限り永遠に変わらない。
最後は涙無しには読めない本でした。

誰かの1番になりたい…と願う高校生同士の切ないお話。お互いに相手の1番目を願いながら、今も暮しているのかな…って思うぐらい最後の余韻がずっと残る作品です。

最初からクライマックスとはよくいうけど、このお話は本当に最初からクライマックスで始まって、ここが最終着…

0

永遠の昨日 小説

榎田尤利  丹地陽子 

当たり前なんて存在しないのかも

読み終えて、はー…と長いため息が出ました。
ラストに向かうに連れて、無意識のうちに息をするのも疎かになりながら読んでいたのでしょうか。
今でも何とも言えない感情がぐるぐるとしています。

とても不思議なお話だと思うのです。
現代ものなのは確かなのですけれど、浩一の身に起こった現象はファンタジーやオカルトめいたもの。
でも、なぜかそうは分類したくない自分がいるのは、あまりにも山田浩一とい…

1

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  丹地陽子 

心が「犬」になっていく描写が最高

とても小説っぽい文章で読みやすかった。背景を細部まで綺麗に描写して、視点主の視界に流れるように移っていく。特に前半は倖生のセリフがなくなるシーンが多く、読み心地の良さをより強く感じられた。描写が丁寧なとこも好き。

一貫して倖生視点で、心が「犬」になっていく様子が描かれる。基本が淡々とした語り口なので、人として大切なものを失くす出来事が、鮮やかに印象付けられる。急激に堕ちた倖生にはぞくぞくした…

0

賢者と寵愛の翼 小説

榎田尤利  文善やよひ 

皆が成長している!

「賢者とマドレーヌ」続編。
空の民にルドゥラのアルダ(半身)と認めてもらうためユーエンは岩山へ向かい、ひとりで3つの試練を受けます。ひょうひょうとその試練をクリアしていきますが、3つ目の試練で岩山から森の民(アラズ)のいる森へ落ちてしまいます。
そこでもまた苦難が待ち受けていて、さらにボロボロになってしまうユーエン。それでも「ルドゥラにまた会いたい」と戦います。
今回の森の中でも森の民や小さ…

1

賢者と寵愛の翼 小説

榎田尤利  文善やよひ 

ますます惹き込まれる

前作「賢者とマドレーヌ」の続きです。
前作で無事思いが通じあったユーエンとルドゥラですが、真っ直ぐな2人はユーエンがルドゥラのアルダ(唯一)としてふさわしいと認められるよう、岩山へ…。
そこで3つの試練がユーエンに待ち受けるわけだけど、3つめで大きく展開を見せて。もしかするとこれが水問題への大きな布石になるんじゃないかという展開でとてもワクワクしました。そしてピンチのユーエンを救いに来たルドゥ…

2

蛇とワルツ 小説

榎田尤利  志水ゆき 

最終巻らしいおいしい1冊

読み返してきたPetLoversも最終巻。
他の巻はどこから読んでも大丈夫かと思いますが、こちらだけは最後に読まれた方がにやりと出来る部分が多いかなと。
本当にどの組み合わせもカラーが違う良さがあって、もっと続いてほしいほど好きなシリーズでした。

物語の締めとなる今作は謎めいていた完全会員制クラブ「Pet Lovers」のオーナーの1人・仁摩。
他作品でも一瞬登場してはミステリアスな雰…

1

秘書とシュレディンガーの猫 小説

榎田尤利  志水ゆき 

シュレディンガーは何処に?

猫が棲まう古い屋敷で、1人の孤独な老人が死んだという。

PetLoversシリーズの3作目の動物は猫。
それぞれ独立したお話となっていますので、こちらの作品からでも楽しめます。個人的にはシリーズ未読の方にはこの3作目からをおすすめしたいです。
スレンダーからふっくらとした子まで、愛らしい猫ちゃんが登場しますよ。猫好きの方もぜひ。
どの作品も素敵なのですが、猫→犬orライオン→蛇の順番で…

0

獅子は獲物に手懐けられる 小説

榎田尤利  志水ゆき 

非力なガゼルは牙を剥けるか?

「犬ほど素敵な商売はない」に続く、完全会員制の高級クラブ・PetLoversシリーズの2作目となりますが、それぞれ独立したお話なのでこちらだけでも読めるかと思います。
やっぱりこのシリーズはいつ読んでも面白いですね。

とんでもない上にろくでもない下衆…もといどクズが登場したり、前作の犬編と比べると大分ヒリヒリ成分が強いライオン編。
というのも、主人公である千昭の義兄による所業の数々が胸糞…

1

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  丹地陽子 

何度読んでも心奪われます

どうしても深く愛しすぎてしまう人と、愛された経験がなく、愛を知らない人の出逢いは運命だと思うのです。

大洋図書版は既読です。何年振りの再読でしょうか。
角川版が出ていると知り久しぶりに読みましたが、微妙に表現やセリフが変更されている部分もありつつ、ストーリーそのものは相変わらず心奪われるものでした。
発売からしばらく経つけれど、今でも記憶に残る大好きなシリーズです。

榎田先生は昔か…

0
PAGE TOP