金ひかるさんのレビュー一覧

狼の末裔 囚われの花嫁 小説

和泉桂  金ひかる 

もうちょっと頑張ってほしかった・・・

表紙買い。オメガバースの苦手な部分が多かったため中立にしました。本編240P+後日談14Pほど+あとがきです。

鎖国をしている島国マディアは、代々、隷属している大国ラスィーヤへ王族を愛妾として送り込んでいます。今回代替わりしたラスィーヤ皇帝の元へ送られるのは、オメガの王子シオン。長い船旅でラスィーヤに向かったのですが途中で海賊に襲われ・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
クマ…

6

ナルシストの憂鬱 小説

西江彩夏  金ひかる 

かなりじれったい

西江さんは初読みの作家さんでした。
文章は落ち着いていて好みでした。
主人公の2人は社会人で大人な恋愛物語かと思いきや、攻め様が容姿端麗、仕事も出来る自信家なのに人と付き合う事につけてはなんともちぐはぐな感じで、かなり変わっています。
受け様がゲイということは序盤ですぐに分かるのですが、人当たりが良くちょっと人が良過ぎるくらいで、攻め様とは対照的です。
最初は攻め様がこれ以上ないほど嫌なキ…

1

狼の末裔 囚われの花嫁 小説

和泉桂  金ひかる 

もう少しよろめいて欲しかった

勝手な行いで申し訳ないのですが私は和泉さんに『昼ドラの女王』という二つ名をつけています。
ジェットコースターに乗っているかの様な数奇な運命に弄ばれる受けさん。
幾人かの男性の間で翻弄されるけれど、彼が想うのはただ一人の人。
けれども、彼に恋情を迸らせる想い人以外の男性の心情も理解しちゃう。だから、相手に酷いことをしてまでその男の下から逃げ出せなくて、引き離された想い人とはなかなか結ばれない。…

7

狼の末裔 囚われの花嫁 小説

和泉桂  金ひかる 

もう一声ほしい

作家買い。和泉さんの新刊はオメガバースもの。

オメガバースものであること、タイトルや金さんの描かれた儚げなイメージの表紙から、健気薄幸受けさんのお話かなと思いつつ手に取りました。  

ネタバレ含んでいます。ご注意を。






主人公は小国・マディアの王子であるシオン。
王子という高貴な身分でありながら、彼は冷遇されている。なぜなら彼はオメガだからだ。
判断力もなく…

6

狼の末裔 囚われの花嫁 小説

和泉桂  金ひかる 

はしたなく乱れ咲く、オメガバース・ロマネスク♡

オメガバースだし。ちょっと時代感は謎で、架空の国、架空の時代感なんだけど。
中世ヨーロッパの気分も少し。国の領土を争っていたり。
その為に政略結婚が行われたり。海賊がいたり。
冒険活劇的な要素もあったりして。中々の盛りだくさんな展開です。

貧国の王子、シオンはとても美しく聡明なのだけれど、Ω性に生まれたことで、
幼ない頃から王室では疎まれていた。
子供の頃から、大国への愛妾として差…

10

ruin -傷- 小説

六青みつみ  金ひかる 

ガルドランが1番魅力的。

大人の立場から言って、ライオネルとカレス2人の愛は互いに依存している。幼い頃から愛に飢えていたカレス。初めて愛してくれたライオネル。彼には他の人が全く見えていない。
また、ライオネルがエリアを好きだと知って、自分が彼を愛していると初めて気づいたと言う記述がありましたが、それって裏返すと大事な宝物を、他人に取られそうになって慌てて執着するような愛ですよね。恋情か情愛かの区別が曖昧。それは暴行された…

2

ひよこ劇団で社長と幸せ上演中 小説

榛名悠  金ひかる 

イケメンパンダのぴよよ愛

金ひかる先生の挿絵目当てで購入。さらっと読んでしまったのですがイケメンボイスが腰にキタので萌でお願いします。本編300Pほど+攻め視点後日談7P+あとがき。

土曜日の早朝、寝坊してしまった朝陽は全速力で劇団に向かっている最中、脇道から出てきた人と危うく衝突しそうになります。なんとか避けたはよいものの、劇団で使用している大切な人形が放り出されて車に轢かれてしまいます。相手にきゃんきゃん文句を申…

2

ひよこ劇団で社長と幸せ上演中 小説

榛名悠  金ひかる 

イケメンパンダはヒヨコがお好き

イラストが金ひかる先生だったら無条件で予約パターンで購入したので、多分この作者さんのご本は初めて読んだと思う。

お話は、弱小人形劇団を運営している主人公が、とある事故をきっかけに意外なブレーンを得て、契約切りされそうになったテーマパークでの専属公演の集客アップを図るお話。
気分としては、ラノベによくある、転生した主人公がチートな能力を発揮する系のお話に近くて、好きなタイプのお話なので楽しく…

2

ひよこ劇団で社長と幸せ上演中 小説

榛名悠  金ひかる 

攻様は受様の窮地を救うヒーローでした

今回はリゾートホテルを経営する社長と
弱小人形劇団の副団長のお話です。

上演先に契約解除を迫られた劇団が
攻様の協力で新たな道を切り開くまでと
攻め様視点での後日談を収録。

受様は4年前に
保育専門学校の先輩と
人形劇団「ぴよりこ」を立ち上げます。

創設当初は
ほぼボランティアな赤字経営でしたが
必死の営業が実って1年前から
ファミリー向けレジャー施設内のキッズ劇…

3

ひよこ劇団で社長と幸せ上演中 小説

榛名悠  金ひかる 

体(?)から始まる恋(きぐるみだけど)

初読み作家さんです。
手に取ろうと思ったのは、パペット劇団を舞台にしたお話だったから。
人形劇、好きなんです。で、年に1~2回観るんですよ。
ただ、残念なことに『人形劇』というジャンルは衰退の一途を辿っているんじゃないかと思うんですよ。
でも、そのジャンルが好きで、それも『子どもを喜ばすのが楽しい』のではなく『子どもと一緒に楽しむのが好き』っていう主人公が可愛くてねぇ……朝陽くん、いい子だ…

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