ミドリノエバさんのレビュー一覧

弟の番人 小説

秀香穂里  ミドリノエバ 

「A」のデザイナーって、あの人⁉︎

ガチ兄弟もの。
弟x兄。
私はガチ近親は苦手案件なので積んでいたのですが、読んでみて全然別の所で思いっきり引き込まれた!
というのは。
コレ、監禁SMものの過去作「堕ちゆく者の記録」が関係してる⁈

主人公の、実の弟に対する強烈な愛憎感情。
その元となる毒親との関係性。
私はガチ近親が苦手なので、弟の峻一が兄の貴明を力づくで犯す場面は「うえ〜…」。
体格差もあり、どんなに拒絶しよ…

6

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

アルファが可哀想な世界観

このシリーズはアルファがとても気の毒で独特の世界観を持っています。
スパダリのはずなのにそうさせてもらえないんです。
オメガに選択権があってアルファが求愛し続けてます。
アルファが孤独なんですよね。

今回もオメガの千里がベータに恋をしていて、アルファの黒江が気の毒でした。
行動の端々から好意があるのは読者からは分かるんですが、千里だけが気が付かないので気の毒です。

片思いして…

4

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

オメガを否定しながらオメガとしての幸せをつかんでいくストーリー

「運命の向こう側」のスピンオフ作品。
と言っても前作品の登場人物が絡むシーンは少なくこちら単独で読んで問題はありませんが続けて読めば一層世界観を堪能できその後の幸せが見られてほっこりします。

おっとりとした朴訥な美大教授(ベータ)に片思いする会社員(オメガ)の千里は
実らぬ恋と諦めてはいても恋する想いは消せないという健気さで密かに思い続けています。

スタイリッシュな千里が恋するベー…

7

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

攻め様のアルファがなんだか不憫だなんて。

 安西先生のオメズバース作品で、ミドリノエバ先生のイラストで、なので「運命の向こう側」のスピンオフのお話かと思ってたら、違いましたー。
同じ世界観だから、春間&冬至などの数組もちょこちょこ出てて、子宝に恵まれてました。
大好きだったら彼らの幸せそうな姿を遠くから見れて、よかった。


 そして、今回は仕事先のベータの教授に片想い中のオメガである千里。
教授の教え子であるアートクリエータ…

3

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

ふと気が付いたが、やけにオメガのほうが優遇されてないかい?

2019年刊。
う~ん…
前作の『運命の向こう側』は従来のオメガバースものにない穏やかな雰囲気と等身大の登場人物像こそ、この話の魅力だと思ったのだけどな。
当然ながら、今回も同じくオメガに手厚い社会背景を引き継いでいるが、この話、ふと見方を変えるとオメガのほうがやけに優遇されているなと感じてしまった。

男性オメガである千里が一般人の美大教授に密かに片想いしていたものの結果は失恋、偶然に…

5

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

安西先生のオメガバース

「運命の向こう側」のカプも登場する、安西先生独特のオメガバース。やっぱり先生が書かれるアルファとオメガの関係性が大好きなので神。本編230Pほど+あとがき。オメガだって恋をするのだ。

国内メーカーの紺色スーツにレジメンタルのタイ。モデルかと間違えられる絶賛美形の朱羽(あかばね)ですが、一般人(ベータ)の白根沢に恋をしてからは落ち着いた格好を好み、仕事関係の約束を取り付けては会いに出かけていま…

11

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

恋する気持ちを大事にしたい

今回はデジタルアート等の壁面装飾を得意とするアートクリエーターと
大手電機機器メーカー勤務の会社員のお話です。

成婚したい攻様がバース性に捕らわれたくない受様との恋を実らすまで。

この世界には男女の他にアルファ、オメガ、ベータという バース性が存在
します。大多数はベータであり、アルファは遺伝的要素によってうまれ、
オメガの誕生は偶発的とされています。

オメガはオメガである…

6

オメガは運命に誓わない 小説

安西リカ  ミドリノエバ 

本当に大切な事って、気づくのが難しい・・・

「運命の向こう側」の関連作ですが、世界観が同じだけなので単品で問題無く読めます。
ちなみに、春間達もちょこっとだけ登場します。
幸せそうで何より。


で、こちら惹かれ合いながらも、アルファとオメガである事自体が障害となる二人の物語です。
かなり切ないんですよね。
「アルファとオメガで惹かれ合ってるなら、さっさと結ばれればいいじゃん」てなもんですが、そこはそう簡単に割り切れない、性の…

23

愛を乞い、恋を奏でる 小説

葵居ゆゆ  ミドリノエバ 

うーん…

受けがピアニストの小説ということで、演奏の描写はその穏やかな空気を感じ気持ち良かったです。
生き甲斐であった妹への気持ちにもウルっときました。

だけども、自分の好みにはちっともハマりませんでした。
愛し合った二人に対して深い感情が湧いてこなかった。

受けの紬季の真紘に対する執着ぶりはめんどくささと共に異常とも感じてしまった。
攻めの真紘は真実の愛を抱いていたとしても、恋人スタート…

3

愛を乞い、恋を奏でる 小説

葵居ゆゆ  ミドリノエバ 

生きる価値、生きる意味、生きる喜び

今回は受様が引き籠る別荘にやってきた恋人志望の押掛ハウスキーパーと
義妹のためにピアノを弾き続けてきたピアニストのお話です。

失意の受様が攻様との出会いで恋を知り、自分で未来を選び取るまで。

受様は母の育児放棄により養護施設に入ります。今までぞんざいに扱われて
きた受様は施設でも誰にも心を開く事なく過ごしていました。

そんな中、受様は施設を訪れていた少女に気に入られ、彼女の…

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