月村奎さんのレビュー一覧

きみの処方箋 小説

月村奎  鈴木有布子 

地味だけど琴線に触れる内容 感動した

印象的な表紙の絵は、克己。

1997発刊 ヒーリング・ロマンス ⇒ 2004年に短編を追加して再編刊、
レビュー評価が高いので、古い作品だけど読んで、ジンワリ感動しました。

官能シーン無し。
テーマは、愛と絆。
親を失った智朗や、登場人物全部が夫々が持っているトラウマを癒す処方箋。
誰かのために生きる、絆=生きる甲斐を見つける話。 心理描写重点。

★同じ事象でも、角度を変…

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ビター・スイート・レシピ 小説

月村奎  佐倉ハイジ 

手芸男子

立て続けに月村作品を読み返している最中で、「耳から恋に落ちていく」→「ツァイガルニクの恋の沼」→「ビター・スイート・レシピ」という順で読んできましたが……。
やっぱり月村さんの描く手芸orお料理男子って好きだなーと思いました。
(そして攻めがその趣味を否定せず、いいじゃん!!と言ってくれるの超大事。「嫌よ嫌よも好きのうち? 」も受けが手芸男子だけど、攻めがそれをバカにしてるのでアウト。)

2

Release 小説

月村奎  梧桐あさ 

両片思いだったとは

最初、教師に悪戯されてトラウマを背負った安西の接触恐怖症を乗り越えさせる…というようなストーリーだと思いながら読んでました。

時間はゆっくり流れて行くので、奥村と安西、喜多村と森、この四人のおりなす田舎の日常にゆっくりと安西の心も外へ出せるようになり…そして喜多村の森への感情とその背景を聞いて、根幹に自分と同じ自己否定を見つけます。
その背景は…コレまたややこしい事情で、それがために森とう…

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ロマンス不全の僕たちは 小説

月村奎  苑生 

しあわせなおはなし

初めての作家様です。
あらすじと絵柄に惹かれて購入しました。

伝えるつもりのない片思いってすごく好きなんです。
伝えるつもりはないのに、どうやったらそれが相手に伝わるんだろう?って
そこにすごく興味があって、付き合うまでの片思いの切なさも好きなんです。

今回、美容師の昂大と遠藤のお話なのですが、
必死に気持ちを隠す昂大に、
サラッとばらしちゃう遠藤がすごく良かったです…!

1

ロマンス不全の僕たちは 小説

月村奎  苑生 

二人のやり取り楽しすぎ

ああ言えばこう言うな感じの漫才みたいな二人のやり取りが終始楽しい。
ほんと絡みシーンですら終始コミカルとか、どんなよ 笑
ケンカップル好きなので、めちゃツボなカプでした~

から回る昂大かわいい。てゆかなんか愛しい、絶対幸せになってほしい。そう思うのは実は結構悲しい過去を自分なりに一生懸命受け止めて頑張ってきた背景があったからだなと思った。
ツンしかないと思いきや全部デレ(自称)の実は溺…

3

きみに言えない秘密がある 小説

月村奎  サマミヤアカザ 

ほっこり温かい

大企業の御曹司の蒼士。
明日真は天涯孤独。
明日真は蒼士のことが8年間好きだけど
同性なこと、身分差の違いから好きだという気持ちを押し殺しています。
ずっと一緒にいられるとは思ってないけど、蒼士の大学卒業までは…と言う気持ちで同居している明日真。

この設定だけですごく切なくて胸がぎゅっとしました。
でも割と早めにくっついてくれるし、
蒼士の執着心がすごいので安心して読むことができ…

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Release 小説

月村奎  松尾マアタ 

荒治療すぎて残念

kindle unlimitedにて
エリート街道を進みながらも合わない営業職に痩せ細り人との接触に嫌悪する受けと、地元喫茶店勤めの攻めの話。
「きみはまだ恋を知らない」同様性嫌悪を持つ人が、どんな風に癒され、立ち直り生きるのかが知りたかったのですが、こちらも同様にそこが疎かにされがちで残念でした…
触れられるだけで反応してしまうのに告白してすぐグイッと腕をつかみ、衣服を脱いでetc即物的と…

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恋の恥はかき捨て 小説

月村奎  左京亜也 

ツボ全押しじゃ〜〜狂

久々に萌え転がって満喫する作品に出会えて嬉しかった〜〜!出だしから最後まで定番な流れを汲んでいつつ、萌えツボ全押しされたように鳩尾と指が痺れました〜

・何考えてるか分からない寡黙攻め(世話焼き)
・外面はリア充だけど、ゲイで大柄の男に襲われたいのをひた隠しの受け(内心ビクビク)
・寮の同室で攻めの身体を見る度に捗る受けの自慰
・攻めに自慰を管理&真顔無言で見守られながら興奮&a…

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50番目のファーストラブ(表題作 純情サノバビッチ) 小説

月村奎  高久尚子 

ヤリチン相手に緩やかな愛情

若くしてヤリチンと評される瞬介は母親の愛情を求めてか年上の後腐れのない女性達を相手に、大学生なのに既に49人の相手をしていた。
しかし、運命の相手なんているのか?いるなら50人目がそうなのか?などと思いつつ、友人の兄に出会う。

健はなんのことは無い、どちらかと言うと嫌な奴だったが、嫌悪からギャフンと言わせてやろう、男の自分にメロメロになったところで振ってやろうと画策。
なのに健と会ううち…

1

ずっとここできみと 小説

月村奎  竹美家らら 

幼馴染もの 

小説ディアプラス2021年秋号・溺愛特集で、「ずっと〜」のスピンオフが掲載されていて、スピン元のこちらを積んでいたことに気づいたので読んでみました。

幼馴染同士という大好物なネタのはずなのに、読んでてダレてしまいました……。
なんでかなー。

攻めは、高校生にして溺愛攻めとしてほぼ完成形なんだけど、その出来過ぎ具合があまりにもリアリティなさすぎて、こんな高校生いないわ……と思ってしまっ…

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