高宮東さんのレビュー一覧

彼をさがして 小説

風見香帆  高宮東 

好き!!…でももう少しじっくり詳細が知りたい…

攻めに心底惚れられ、”蝶よ花よ”と甘やかされているのをいいことに調子に乗っていた受けの「受けざまぁ」ストーリーです。

このお話、超絶私好みでした。
(以下ネタバレ含みます)




攻めに「お願いだから付き合って」と何度も時間をかけて頼み込まれ、受けが絆されようやく付き合うことになった2人。
受けのいわゆる「普通の人生(妻がいて子がいて…のような)」を奪ってしまった、という思い…

2

天使憑きの男 小説

沙野風結子  高宮東 

天使憑きは内なる怪物

ファンタジーとまではいかないけれど、いわゆる「特殊設定」もの。
時代は現代日本。
舞台は修道院。
主人公は、かつてその修道院に併設されていた養護施設で育った2人の幼馴染。
1人は、今は心理カウンセラーをしている幸成。
もう1人は、神父になって今は修道院長の慎。
そして、幸成は「天使憑き」です。
天使とは違いますよ。
天使憑きとは、人間の心臓につく「罪」を餌に食べる存在。
食べ続け…

0

彼をさがして 小説

風見香帆  高宮東 

大好きな恋人はすぐそばに。

受け様が両手に攻め様的な表紙ですが、3Pではありません。
まるで2人いるように、タイプの違う攻め様を楽しめました。


受け様は、サラリーマンの相馬。
自分より髙スペックのエリートサラリーマン勝倉に懇願され、根負けして付き合うことに。
攻め様は、もちろんエリートサラリーマン朝倉。

勝倉にかしずくように尽くされ、相馬は女王様のようにワガママになっていたある日、勝倉が交通事故にあう。…

5

彼をさがして 小説

風見香帆  高宮東 

記憶喪失ものです。
「見知らぬ恋人」「彼をさがして」
「見知らぬ恋人」は記憶を失くした恋人とどう向き合っていくかを受け視点で、「彼をさがして」は、記憶を取り戻した後の話が攻め視点で書かれています。ページ数は半々くらいの割合。

お話について(勝倉×相馬)
相馬は、五歳歳上の恋人を勝倉と呼び捨て、乱暴な物言いをして、顎で使います。
ひどいなぁーと苦笑いしながらも、そう多くは無いパターンの…

2

熱情と執着のベクトル 小説

きたざわ尋子  高宮東 

敬語を話す攻めが好きで買いました。

この本と、続刊の2冊を読みました。続刊の感想と重複している箇所があります。

タイトルだけで見ると、どっちが一巻なのか区別が付かず、同じタイトルで「下巻」とかにすれば、購入する時も分かりやすいのになと思いました。




ネタバレ注意です。

刑事物で味わえる様なスリルは無いです。受けの主人公の悩みが中心に書かれていて、全体的に落ち着いた流れの物語です。受けの悩みというのは、家族…

0

夜に君を想う 小説

可南さらさ  高宮東 

攻めも受けもどちらも健気で、切ない 

大企業の息子と使用人の孫という立場の違いはあるものの、上下の違いはなく幼馴染として育ってきた二人。

両片思いなんだけど、受けはある理由のせいで攻めをきっぱり拒絶するんですね。
それも即死レベルの言葉のナイフを突きつけて、攻めの心を徹底的に傷つける。
もう、攻めの心を考えると可哀想で、可哀想で……。

愛しているのにそこまで拒絶する理由は、身分差とか、将来の跡取りなのに子供を産めない俺…

2

その目で見るな 小説

可南さらさ  高宮東 

受けをぶんぶん振り回す攻め

レビューがなかったけど「執着」「ワンコ」「天然」にチェックが入ってる攻めだったので、ワンコ攻め好きとして惹かれるものがあり読んでみたけど、うーむ……。

天然ワンコみたいなナチュラルでイイやつでは全然ないです。ちょい腹黒だし。
人の心の機微がわからないゆえの「天然」で悪気はない分、タチが悪いというやつで、そんな宇宙人思考の大型ワンコが受けをぶんぶん振り回してます。

あらすじです。
夜…

0

この世界の果てまでも 小説

髙月まつり  高宮東 

た ま ら ん ー ー ! !


萌えの宝庫か…萌え殺された…
どこを探してもレビューが見つからず恐る恐る購入してみましたが最高でした。

敵対関係
ロミジュリ
不幸受け
三角関係(攻め→受け←攻め)

これらのキーワードに惹かれる方にとってはたまらんと思います。

城崎咲弥(受け)19歳
華族の妾の息子。
城崎家の敵を暗殺する<羅刹>として父親に使われていた。
不幸な境遇ですが、性格は…

1

彼をさがして 小説

風見香帆  高宮東 

面白い展開の記憶喪失もの

表紙に3人いるので三角関係ものかと思いがちだけど、違うんです!
これは記憶喪失ものなんです。
(私も買ったはいいけれど、表紙見るたびに3Pもの買っちゃったんだっけ?とずっと放置してた)

古典的とすら言えるような安易な記憶喪失ってゲンナリする事もあるんですが、これは読んだことがないタイプの記憶喪失もので面白かったです。

攻めに一年間毎日しつこ〜くアプローチされ続けた末に根負けして恋人…

2

彼をさがして 小説

風見香帆  高宮東 

評価のわかれみち

優しかった攻めが記憶喪失になって傲慢攻めになっちゃうストーリーです。
たくさん読んできたBL小説の中で初めて受けざまぁ…などと一瞬でも思ってしまった作品でもありました。
攻めの勝倉に甘やかされ過ぎて、攻めを下僕扱いして傲慢不遜な受けの相馬。攻めが記憶喪失になって偉そうな態度になってしまった状態でも喧嘩腰のしゃべり口調で心配する様子もなく自分のことばかり。
でも時間が経つにつれて、愛情に胡坐を…

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