砂原糖子さんのレビュー一覧

メランコリック・リビドー 小説

砂原糖子  ヤマダサクラコ 

3人の切ない思い

「センチメンタル・セクスアリス」は未読、
全然問題なかったです。

千夏史の片思いについての描写が素晴らしいです。最初の数ページから胸がギュッとなりました。
日和佐のそばにいるため、今まで理由もなく日和佐の家に行ったり、ハウスキーパーになったり、もらった一万札を大切にしたり、犬のおもちゃのお土産を生大事にすることなどの一挙一動で、胸がいっぱいになりました。
そして、日和佐からの2度も冷た…

1

言ノ葉ノ星 (下) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

攻めが良い男

心の声が聞こえなくなって来たことで動揺して病んでいく余村が凄く痛々しかったです。
そんな余村を心配する長谷部が凄く良い男なんですよ。口下手で寡黙ながらも誤解を解こうとする姿勢に好感しか持てませんでした。

小説未読なので漫画ではこの辺が駆け足に感じたのですが、小説ではもっと時間を掛けてるのかとても気になりました。

個人的に思ったのはお互いさまなんですよね。お互いに言葉が圧倒的に足りない…

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言ノ葉ノ星 (上) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

萌える

まだ原作未読です。未読ですが楽しめました。個人的には「言ノ葉ノ花」より萌えました。

2人が無事に結ばれた翌日から心の声が聞こえなくなった余村でしたが、初めは喜んでいたものの声が聞こえるのに当たり前になっていた事に愕然として不安を覚えるようになるのです。
何となく予想していた出来事でしたが、新人女性社員の登場で凄く切ない展開になっていました。

結ばれた時の描写が凄く2人とも幸せそうだっ…

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「百花」 キャラ文庫25周年記念イベント小冊子 特典

ごついです

キャラ文庫さん25周年記念イベントで発行された小冊子(とは言えない厚み)。

豪華先生方の商業本番外編の書き下ろしです!高遠先生のはプレミアムペーパーとリンクしているし、夜光先生のお話なんか、まだ出てない本のなんですよっめっちゃ煽られました・・はよ読みたい。

以下、5,11,13、17,18、22,24,25がめっちゃ好きでしたので神にしました。DEADLOCKと毎日晴天!が神神神!!!…

4

心を半分残したままでいる(3) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

回想を経て、未来へ

1巻で中上と約7年振りの再会を果たした静良井。とはいえ中上は静良井とは初対面を装い、静良井の日記に残されたMとの足跡を辿る。

2巻では静良井が失った記憶、2人がまだ学生時代の出会いから恋人同士になり、静良井が記憶障害を起こして失踪するまでの回想。

そして3巻。1巻の終わりでMは久遠ではなく中上ではないかと久遠に告げた後、静良井はライター時代(1巻の時)の時分を知る、カナリーの元バイト佐…

1

心を半分残したままでいる 電子限定単行本未収録短篇集 ~未来を半分残したままでいる~ 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

未来を悲観しなくてもいいと思える短編集

短編が7つ収録されています。本編全3巻を読んだ後にこちらを読むのがオススメです。短編の中でいちばん長いお話がタイトルにもある、未来を半分残したままでいるになります。

3巻を記憶をなくしても中上に惹かれる静良井を応援したい、励ましたい、という気持ちで読み続けるのですがやはりどうしてもあと数年後に訪れる記憶をなくすその時に怯えている自分がいました。せっかく生まれた時から今までの自分を取り戻せたの…

3

心を半分残したままでいる(2) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

静良井が失っていた過去編

タイトル通り、1巻では触れられなかった静良井がなくしていた、中上と出会った中上中学生、静良井高校生の頃から中上が大学生になり、静良井が玄関に置いていた非常用持ち出し袋を持って飛び出して行った夜までの回想が中上視点と静良井視点から書かれていました。

1巻で謎だった静良井の脚に残る火傷の痕の理由、静良井が非常用持ち出し袋を持って家を飛び出した理由、中上との出会いが解き明かされました。静良井の母親…

1

心を半分残したままでいる(1) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

まだ謎が多く、ミステリーを読んでいるよう

記憶をなくし、自分が何者か分からない静良井。自分の素性よりも、自分の日記に残されたかつての自分の恋人「M」の手がかりを探しながらライターとしての仕事を細々と続けていた。

偶然見つけた坂の上のカフェ、カナリー。そのオーナーの中上。毎日のように通っても常連扱いをされず、毎回決まった接客を受ける静良井。ある時から自分の記憶の手がかりを探る手伝いをしてくれることになり、静良井は中上に惹かれていること…

1

心を半分残したままでいる(1) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

切ない

3巻と電子の単行本未収録集全てを読み終わっています。

全編通して心が痛くなったり、大切に思っている人の言葉に救われたり、そして?と!の展開にページをめくる手が止まりませんでした。

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心を半分残したままでいる 電子限定単行本未収録短篇集 ~未来を半分残したままでいる~ 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

遅ればせながら

ずっと気になっていた表紙とタイトル。
1巻からこの電子まで一気に読みました。
このお話を連載当時読んだ方は悶絶しながら次話を待ちわびたことでしょう。

まだ読んでいない方、私同様幸せですよ。ページをめくる手を止めずにお話に没頭できるのですから。

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