砂原糖子さんのレビュー一覧

言ノ葉ノ星 (下) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

こういうのを やぶ蛇って言うのかしら?

ふとした瞬間 思うのは君で 
そんな君の心が聞こえないだけでこんなに不安で
想像はしても望みはしない結末ばかりがが浮かんでは消える

( ゚д゚)ハッ!

なんかね ほんとに深いですよね

不安を感じるのは同じでも 聞こえなくなったものに怯えてる部分が大きいので 手探りでも初めから聞こえなかったのとは訳が違う

そこを分かり合えないもどかしさってのが

離したくはなくて…

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言ノ葉ノ星 (上) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

そこまでして夢中で読んでも読み間違えるんだけどね

グハッ ってところで終わっちゃったんですよ

好きだから些細な事が許せるとずっと思ってた
好きだから些細な事が許せなくなるなんて思わなかった

そんな誰かが歌う歌の文句があたしの頭をよぎっちゃうくらい その会えない時間が余計なことを存分に投げつけて その好意を知らなければ そんな声に惹かれ浮かれなければ で 苦しい胸の内大爆発

知られる怖さと知ってしまう怖さがやっと寄り添ったのに …

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恋愛できない仕事なんです 小説

砂原糖子  北上れん 

刑事のお仕事BL

限りなく神に近い萌2です!刑事ものですが、バディという華麗さ(?)より市民のために地道に捜査に明け暮れる警察のお仕事という印象で、それがなんとなく砂原先生らしい気がして、とてもよかったです。北上先生のイラストの表紙がイメージ通りの2人。手の表情が色っぽくて素敵すぎます!!!

仕事に忙殺されてプライベートはなおざりな日々を過ごす薬物捜査係の刑事・本名は、取り調べ中に逃亡犯の恋人から指摘された「…

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言ノ葉ノ星 (下) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

堂々完結。

コミカライズ版『言ノ葉ノ星』の下巻。

急に人の心の声が聞こえなくなってしまった余村は―。
という、上巻からの続きになります。

心の声が聞こえなくなったことで長谷部のことも信じられなくなってしまった余村。そんな余村に長谷部は言葉を尽くして自分の想いを告げてくれて―。

寡黙で言葉が上手くない長谷部。
そのことが原因で過去に心に傷を負ったこともある。でも、余村の手は放したくない。そ…

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言ノ葉ノ星 (上) コミック

三池ろむこ  砂原糖子 

『言ノ葉ノ花』のその後のお話

2007年に刊行された砂原さん作品の『言ノ葉ノ花』がコミカライズされ、同名コミックスが2020年に刊行されました。

今作品は小説版の『言ノ葉ノ花』の後半部分に当たる『言ノ葉ノ星』のコミカライズです。

『言ノ葉ノ花』は、突然人の心の声が聞こえるようになってしまった青年・余村のお話。人の声が聞こえることで裏の顔を見ることができるようになってしまい、人と関わりを持たずに生きていこうと決意して…

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心を半分残したままでいる(3) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

しんどさの治まらないハピエン(メリバではない)

 表紙と見開きイラストで既に泣きそうになった。
 
 久遠は、真文を騙して横取りしたようなものだから、いい印象はなかったけど、ちゃんと罪悪感を覚えるいい人間だった。幸あれ。

 記憶のノートが衛に宛てたラブレターみたいで切ない。

 自分からは行動を起こさずただ待ってるだけの衛に、真文が爆発して気持ちを言ったおかげで無事にまたくっつけたのでほっとした。

 二章目(?)の「カナリー…

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心を半分残したままでいる(2) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

平和なシーンですらしんどい

 攻め視点。(衛視点)
 初っ端から前巻の伏線回収にゾワっとした。
 前回の金色ってその事だったんだ、と納得。金髪はあながち間違いではなかった。
 前の巻から思ってたけど、真文足滑らせて転びすぎだよ……読み進める度に、地面が濡れてる描写がないか、気を張ってしまう。
 数年平和に過ごしてて、いつ発端の記憶喪失になるのかビクビクしてたら、濡れた地面でも階段でもなくて意表を突かれた……。

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心を半分残したままでいる(1) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

教えて

 展開構成すべて綿密に練られてて、伏線と伏線回収がすごいとしか言葉が出てこない。
 中上衛と久遠光彬と静良井真文のやり取りで、何度も騙される。
 章が変わってから、時間軸がわからなくなってめちゃくちゃ悩みます。
 もしかして真文と同じ気持ちを味わわせているのか。
 後半は心臓ドキドキどころがずっとバクバクしてた。三角関係で取り合いの規模がすごい。
 Mの正体は、久遠に見せかけて衛でしょw…

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恋のつづき 恋のはなし2 小説

砂原糖子  高久尚子 

おためし同棲、そして…

”恋のはなし”がめちゃ好きだったので、つづきも読みました。
恋人になりたての2人が、はい、そうなりますよね~な痴話喧嘩で1冊という印象でした。当て馬が登場します。

多和田が近所の工事音で夜眠れないということを、初めての恋愛に浮かれる新山に伝えてしまって”じゃ、俺んち住めばいいじゃん!”になって同居を始めたものの、距離は近いのに気持ちがすれ違っちゃうという展開。そこに、多和田のクライアント野…

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セーフティ・ゲーム 小説

砂原糖子  金ひかる 

香島へのブーイングには納得

2011年刊。
たまたまゲイバーに行ってみたら成り行きで女装する羽目になった友村。
何故か密かに好意を寄せていた香島に鉢合わせてしまい、女性と勘違いされたままアプローチを受けて交際が始まった。

当然だが女装が板に付いていない友村はヒール、メイク、スカートなどに四苦八苦している。
不器用なのに香島への期待に応えようと頑張っている真面目さが微笑ましい。
おまけに友村は、医者といっても亡く…

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