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砂原糖子 葛西リカコ
umeair
ネタバレ
電子で番外編集まで読み、ちょうど昨日からコミコミさんの文庫フェアが始まっていたため3冊まとめてカートに入れ、注文しました。 紙でも保管し、何度でも読み返したい本です。。 絶対に泣いてしまうと分かっているけど、読み返さずにはいられない作品。 読んだら絶対に誰かと語り合いたくなってしまう… なんだか色々言いたいことはあるような気がするのですけれど、心が揺さぶられすぎてうまく言えないため、箇…
7つのストーリーが入った、電子限定の短編集です。本編を読んで、初めてBL小説を読んで号泣しました。。「切ない」がこんなにもピッタリ当てはまる作品に、出会ったことがありませんでした。 こちらの短編集では、30代になった中上が見られ(文章なので私の頭の中の想像ですが)感激しました。2人が一緒に時を重ねてる姿が愛しくて… 覚えていない過去の自分に嫉妬してしまう静良井に共感して胃がキューっとな…
1巻を昨夜読み、こちらの2巻を明け方近くまで徹夜して読みました。 衛と真文の過去回想編です。 砂原先生の構成の巧みさに、ため息しか出てきません…。 ああ、回想編でのこのシーンがあの時のあの場面に繋がっているんだ、とか、 衛視点のあの出来事を、真文はこんな気持ちで捉えていたんだ、とか。 1巻では明かされなかった、真文の足の火傷跡の真相も明かされ、きっと何か重い重い事情があるのだ…
こちら、3巻まであるんですよね。 今1巻を読み終わったところですが、今晩、眠れそうにありません。寝落ちするまで続きを読んじゃいそうです… ちょっとした衝撃で記憶喪失を繰り返してしまう真文。自身が日記に過去残していた恋人「M」を探し出そうと奮闘します。そんな彼を取り巻く2人の男性との三角関係ストーリーに、文字通りハラハラドキドキし、切なさに少し涙ぐみました。 著者の砂原先生があとがきで…
砂原糖子 稲荷家房之介
えすむら
砂原先生の無駄のない美しい文体が、タコスの国の乾いた街角の情景を浮かび上がらせるような、異国情緒あふれるラテンBLです。稲荷家先生の美麗なイラストがまた眼福でもありました。青空を背にして車のボンネットに乗るふたりの表紙は、めっちゃくちゃかっこいいですよね! 古道具屋のジャレスが、ガラクタと一緒に引き取った”特技=殺し”な青年・ルカとの奇妙な共同生活。組織の中で育ってまともな教育を受けたことの…
kurinn
雑誌掲載の表題作より書き下ろしの「恋を学ぶシカリオ」の方が好きでした。というかそれくらい途中までこのお話が好きになれるのか不安でした。 それというのもジャレスの事がなかなか好きになれずに困ってしまったんです。 もちろんとても魅力的なキャラなんですよ。ただ後に明かされる彼の過去を知れば成る程と納得出来るのですが、そこがなかなか明かされないのでルカがただ不憫にしか思えませんでした。 砂原…
砂原糖子 笠井あゆみ
マチ520
砂原糖子先生、初読みです。 「心を半分残したままでいる」が気になるな〜とずっと思ってるけど手を出せておらず(3巻くらいあるし) 同じ作家先生か〜、とこちら読んだところ、地の文が読みやすいのがます心地よくて。。。 没入しすぎて、電車で乗り過ごしそうになりましたよ。危ない… あらすじから、ゲイバーで攻め・本屋敷サンと編集者の受け様・晶川サンが出会うってことだったので、互いにゲイだと隠してい…
みざき
乾いた空気に砂塵が舞う、南米風の架空の国。 「天国に近い街」と呼ばれるミノシエロ。 ガラクタばかりを集めた古道具屋を営むジャレスの元に、どさくさに紛れて不用品と共に客が押しつけていったのは褐色肌の痩せた生きもの。 ひょんなことから殺し屋として生きてきた青年を引き取る事になったジャレスと、殺ししか知らない青年・ルカのお話。 こちらの作品。もう数年ほど前になる雑誌掲載時に1番心惹かれたお話…
あーちゃん2016
砂原先生だし稲荷家先生だから購入。雑誌で読んでいた時「ひょーって風の音が聞こえる気がする」と思ったのを思い出しました。攻め受けいずれも個人的ツボにハマらなかったので中立寄りの萌にしましたが、「ああ筆力ってこういう事」ととても思ったお話でした。異国の雰囲気をどっぷり感じたい方に是非と思います。雑誌掲載分200p弱+その続き110Pほど+あとがき。シカリオ=暗殺者らしいです。 物騒な町で古道具屋…
ちろこ
メキシコのとある街が舞台のお話です。 マフィアが暗躍する治安が良くない土地柄ですが、ラテンの陽気な雰囲気を纏う世界観とストーリーは映画のよう。 メキシコに造詣が深くない私でも、頭の中に自然とその画が浮かんできました。 タイトルにもある「シカリオ」とは、スペイン語で"暗殺者"のことを意味します。 古道具屋を営むジャレスの元に、ガラクタと共に売られてきたのが若い青年ルカ。元暗殺者のルカ…