最新レビュー一覧

推しは現場のアルファです! 小説

海野幸  佐倉ハイジ 

オメガバースにはまだまだ面白くなる余地がたくさんある

オメガバースはαとΩが主体であることが多く、最近ではα×β、またはβ×Ωのカップルも珍しくなくなってきました。

しかし、どのカップリングにおいても、これほどまでにβ視点に重きを置いた作品があったでしょうか。
β視点といっても、"βの主人公視点"ではなく、"大多数のβの視点で"という意味のことです。少なくとも私はそんな作品に出会ったことがありません。
普段あまりスポットライトを浴びることが…

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美しいこと(文庫版) 小説

木原音瀬 

愛おしさともどかしさで胸が詰まる

 痛くて、甘美で、もどかしくて、主人公に同調して最後のページまで悶々とさせられる物語でした。ただ、終盤に近づくにつれ寛末の気の利かなさや鈍感さへの苛立ちが募ってはくるし、松岡の怒りや哀しみに引きずられてしまうのだけど、そもそもなぜこんなに拗れてしまったのかというきっかけを考えると、私は寛末をそこまで責めることはできないなぁと思いました。

 自分が好きになれる性別って本能的に刻み込まれているも…

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偏屈なクチュリエのねこ活 小説

月村奎  野白ぐり 

最高のカップル♥

野白ぐり先生のイラストで気になり購入♡
ドストライク!好みの作品でした♥

育った環境、そして芸能界での餌食に遭い人生どん底だったリオンが大我に拾われたことで、しっかりと自分自身と向き合いながら有菜さんや麗子さんと関わって新しい世界へと前を向く。成長している姿は微笑ましかったし、こちらも応援しちゃいました。と同時に大我に惹かれていく恋心の葛藤が年相応な純粋で真っ直さが可愛かった♪
でも一番…

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魔道祖師 4 小説

墨香銅臭  千二百 

禍福は糾える縄の如し

設定に馴染みがなくド頭で躓きましたが、それさえ分かってしまえばスルスル読めました。因縁が連鎖していく様は圧巻で、読んでいて辛く悲しい気持ちになることは少なくありませんでした。特に3巻の血の不夜天は悲痛すぎて心が引き裂かれるくらい辛かったです。第十九章でおばあさんの描写が出てきた時は涙が止まりませんでした。

そんな怒涛のストーリーのなかでも少しずつ変化していく魏無羨の気持ちや藍忘機との関係にニ…

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元カレ殿下の胃袋を掴むために転生した俺の話も聞いてよ 小説

秀香穂里  奈良千春 

気づいたら元貴族の奴隷でした

今回は妾腹の王弟と死に損なった没落貴族のお話です。

奴隷に落ちた貴族令息に転生した受様が
元カレの攻様の隣に居場所を見つけるまで。

早くに両親を亡くした受様は
定食屋を営む祖父に育てられて
祖父亡き後は店を継ぐことにしますが

受様が店種になると赤字に転落
立ち退きを迫られて働生き続けた寝不足で
車に跳ねられてしまいます。

死を覚悟した受様ですが
次に目を開けたの…

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ある日いきなりシンデレラ ~スーパースターアルファとスキャンダラスな密愛~ 小説

秀香穂里  篁ふみ 

王道のオメガバース


超人気俳優と老舗百貨店店員が運命の番


老舗百貨店でキッチン用品を担当するオメガの凛月(受け)。
ある日、今まで感じたことのない衝撃を受けたアルファの伊勢原(攻め)。
後で今をときめく大人気俳優だとわかります。
その後、好きな監督の映画のエキストラに参加したらなんと主演が伊勢原で、偶然の再会を果たすのです。
二人は運命の番と認識し、恋人になるのですが、大人気俳優である伊勢原は世…

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毒を喰らわば皿まで ~その林檎は齧るな~ 小説

十河  斎賀時人 

サブタイトルの意味にうなる2巻!

1巻があまりに綺麗に完結していたため、「今回は何をやるんだろう?」と思っていましたが、今回もとてもおもしろかったです!

1巻では物語の終盤までがさらっと描かれていましたが、今回はその道中、アスバル一族にかけられた短命の呪いを解くため、ヒノエへ向かう旅が描かれます。

物語のメインは短命の呪いを解くことではあるのですが、2つの国を相手にしたアンドリム様の手腕が見事すぎて、「これどうなっちゃ…

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みそっかすお守り鳥のご主人様は騎士団長 小説

伊勢原ささら  亜樹良のりかず 

かわいいかわいいお守り鳥のマル


売れ残りだと思われていたお守り鳥が実は


鳥の国リューゼルバルド。
お守り鳥という人と共にある特別な鳥のいるこの国で、マル(受け)は他の鳥たちとは少し姿の違うお守り鳥でした。美しい見た目の他の鳥たちと違いまんまるな白い体に飛べない小さな翼、能力は少しの癒しの力だけ。
お守り鳥を扱う店で売れ残っていたマルですが、偶然出会った騎士団長ルーカス(攻め)に気に入られ、ルーカスのお守り鳥にな…

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傭兵の男が女神と呼ばれる世界 3 小説

野原耳子  ビリー・バリバリー 

IFが受け入れ難かった……

1〜3巻、一気読みでした。
止められなかった。めちゃくちゃ面白かったです。
ザックリとまとめると

言葉にできないような辛い経験をし、
自責の念に苦しみ続け、
死に場所を探すように生きてきた37歳の男が、
ドン底から這い上がり(引きずり上げられ?)
生きる意味を見つけて新たな人生を歩き出すまでのお話……。

雄一郎(女神)の人生が壮絶過ぎて、読んでいて苦しくなるところもありまし…

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推しは現場のアルファです! 小説

海野幸  佐倉ハイジ 

「推し」への愛よ、届け!コミカルだけど、しっかり社会派のオメガバース物語

無鉄砲で脇が甘くて、告白も空回ってばかり。
けれど健気で素直で、驚くほど柔軟な受けの姿に、グッときたー!

そして終盤、ご褒美スイーツのように
どかん!と爆発する攻めの溺愛っぷりに蕩ける…

そんな、萌え転がっちゃう一冊です。

海野幸先生の新刊は、ちょっと捻った設定ありの現代オメガバース。
キュンと萌えるだけでなく、「立場の違いを超えて、歩み寄ること」について考えさせられるお話…

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