最新レビュー一覧

僕たちは昨日まで死んでいた 小説

中原一也  笠井あゆみ 

「死んでいた」とは


折り紙職人な左官職人 × おにぎりカフェオーナー

おにぎりメインの食堂を経営している月島りく(受け)は死の匂いをさせている生気あふれる男・佐埜(攻め)と出会います。
関わりたくないと思っているのに、なぜか目が離せない佐埜との付き合いが続くうち、親しくなっていくのですが、お互いが自分のことを知られたくないと境界を作って緊張感のある関係が出来上がります。
そんな時、りくの事情を話す機会が…

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崎谷はるひ作品集 花蜜と蝶の戯れ 小説

崎谷はるひ  冬乃郁也 

書き下ろしだけで十分な価値がある

ダリア文庫での
レアな小冊子と特典が詰まっている
コレクターに大変価値のある一冊。


『くちびるに蝶の骨 ~バタフライ・ルージュ~』の後日談

将嗣×千晶

表題作『花蜜と蝶の戯れ』(7P)(書き下ろし)
愛が溢れる7ページ。
千晶視点。
昔の重苦しい日々の夢から目覚めた千晶。
その熱を出した千晶の看病をする将嗣。
変化していく
千晶の千晶の甘え方と
将嗣の優しさ…

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竜と茨の王子 小説

櫛野ゆい  二駒レイム 

美麗なセンチネルバース

竜の呪いを受けた武人×国を追われた王子

美麗も美麗な目にも心にもぎゅっとくるセンチネルバース!

ノイシュが逞しく成長すると共に
無骨素っ気なし雨月からのほんのりした優しさが強まる!
二人の絆も深まるって良い!!

頬の黒い痣は竜の鱗は竜の呪いの証、忌むものだけど
この描かれた方(挿絵)がこれがまたカッコよくて!!

ノイシュはセンチネルの証として薔薇の蕾の痣、
こちらは…

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竜結社と永遠の守人 ~ドラゴンギルド~ 下 小説

鴇六連  沖麻実也 

No Title

読み終わってしまった…
ノースポールの花言葉、しびれた‼︎
もし調べずとも知っていたら震えてたね‼︎

登場人物が多いから「あれ、誰だっけ?」ってなりそのCPの巻を再読、その結果理解が深まりどんどんドラゴンギルドの世界にハマっていく。
"竜の守護と所有の本能"がとても魅力的な設定で
度がすぎて変態竜と化す場合もあるんだけど、それもまた病みつきになったり。

最終…

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天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

正真正銘の”バディ”

夕映月子先生のデビュー作にして、山岳シリーズ第一弾。
本来はここから読み始めるのが正解だろうと思うのですが、山岳シリーズの別作品を色々読んだ後の感想レビューとなります。(順番が違っていても全く問題なく読めます)

木下けい子先生のイラストが嬉しい、山岳バディもの。

読んでいるだけで、夕映先生が本当に山とがお好きなんだということ、山への愛が、びしびし伝わってきました。

読んでいると…

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上海 小説

かわい有美子  竹美家らら 

史実に基づく究極の純愛

1939年、上海租界。
国籍が入り乱れ、魅惑的で独特の熱を帯びた街。

名家の子であるレイモンドと、天涯孤独の身を拾われたエドワードは、幼い頃から共に育った間柄。

でも時は残酷で、レイモンドは名家の後継である以上、然るべき教育を受ける必要があって。

抗えぬ国籍と身分の違いや、忍び寄る戦禍。

様々なものがふたりを巻き込み・・・。


エドワードのひたむきな愛に、何度も涙…

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ギフテッド~狼先生は恋をあきらめない~ 小説

寺崎昴  笠井あゆみ 

何物にも代えられない”ギフト”

初読み作家様でした。最高に胸に沁みるお話だった…!
あらすじは他の方が丁寧に書いてくださっているので、感想のみを。

胸が痛くなったり悲しくなったり怒りを感じたり、想いを確かめ合った二人に心からおめでとう!!良かったね!と言いたくなったり…もう、めちゃくちゃに心揺さぶられる作品でした。。

笠井あゆみ先生のイラストも本当に素晴らしくて。哲平が初めて笑顔になったシーンの挿絵が特に個人的に「…

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彼は死者の声を聞く 小説

佐田三季  梨とりこ 

攻めの執着度よ…

佐田先生の作品ははじめてです。タイトルでホラーなのかな?と思いましたが、心霊関係のホラー度は低かったです。そっちより攻めの激重感情ド執着っぷりが怖くて…!
こ、これは…ハピエンになる、のか…?と、ハピエン大好きな光の腐女子の身としましてはヒヤヒヤしながら読み進めました。ふたりがこれからも共に時を歩んでいきそうなラストに、それまでの苦悩を文章で追っていたわたしは、しあわせにねぇ!!!と涙しました。…

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龍と竜 ~虹の鱗~ 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

No Title

推し作家さん&絵師さんの、シリーズ4作目。
ううーん、モヤった……
まさか真藤がそんな形でくい込んでくるとは…!
最後は良い形に収まったけど。

次郎のこと、颯太が受け入れられるならいいのよ、
でも私は次郎を消化するまでにもっと時間がかかりそう。
龍が竜樹に言った「お前を選んだ時からこっち、他の誰にも嵌めちゃいねぇ」のセリフを次郎にも期待したんだけど、次郎の立場とビジネススタイル的に…

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麗しのオメガと卑しいアルファ~カースト逆転オメガバース~ 小説

羽生橋はせを  羽純ハナ 

アルファが虐げられる世界のオメガバース

今回は幼馴染の薬師の息子と医師の息子のお話です。

アルファ故に虐げられた攻様を慕い続けた受様が
対等な伴侶として番となるまで。

この世界には男女の他に
男性にだけ発現する別の性別があります。

男性ながら子を宿すオメガ
オメガを食い荒らすアルファ
何も特徴が発現しないベータです。

この国では
神話が大陸の成り立ちとして広く信じられており
オメガは希少で守るべき性

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