最新レビュー一覧

蒼穹のローレライ 小説

尾上与一   

1945年シリーズ

1945年シリーズを最近知り、2作目にこちらを選びました
戦地での、お互いなくてはならない唯一無二の、刹那的な関係性は、男女では成り立たない、BLならではの貴重で尊いテーマだと思う
話題作からの拝借だけど、魂の片割れ ってこんな感じなんだろうなあ

戦記物としても興味深い描写がたくさんあった
とくに零戦の細かい調整具合なんかは机上の空論ではなく、当時、現地で携わった人じゃないと分かり得な…

0

ちびヨメは氷血の辺境伯に溺愛される 初恋 小説

月齢  八千代ハル 

なんっっって癒しの物語!ちびヨメの可愛らしさにノックアウト

八千代ハル先生の可愛らしすぎる表紙イラストに惹かれ、
表紙買いしたこちら。

頑張るちびっこ、優しく見守る周囲の人々、
”氷血の辺境伯”と呼ばれる攻めの絆されと、あっっっまあまな溺愛...

クスッとどころか、時には声を上げて笑って読んでしまう
自分にとって最高レベルの「癒し」の物語でした✨
疲れた心にキュッと効きます...

実の父親・継母・異母妹から冷遇され、
冷血と噂の…

3

悪役令息は第二王子の毒殺ルートを回避します! 小説

宮本れん  緋いろ 

死の待つ未来を変えるために

今回は王位継承権1位の第2王子と公爵家次男のお話です。

物語世界に訂正した受様が
バットエンド回避を目指す顛末と本編後日談を収録。

受様は仲の良い公爵夫妻と年の差のある過保護な兄に
大切に愛されて育ちます。

読書好きな受様は家の書庫の大型本がお気に入りで
特に古今東西の植物図鑑は観賞用だけでなく
薬や毒の知識も記されとても興味を惹かれます。

ある日、
歌人の忙しそ…

1

きみに殺されたい、なんて告白は背負いきれない 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

終始テンションが一定でアンダー

慈英×臣シリーズのスピンオフ「インクルージョン」に初めて登場した霧島久遠。それ以降もちょこちょこ登場し、脇キャラなのにものすごい存在感を見せつけ、照映の相棒にして、皆が褒めそやす慈英に真っ向から嫌悪感をぶつけ、未紘を愛で臣を愛でる美丈夫。
そんな彼がメインを張った本作。タイトルは物騒だし、久遠が真面目に恋をするとは違和感があるしで、一体全体どのようなお話なのか楽しみに読みました。

メインと…

0

そのシンデレラストーリー、謹んでご辞退申し上げます 小説

Q矢  今井蓉 

逃げ切れないシンデレラの恋物語

今回は公爵家の長男と子爵家の次男のお話です。

特待生として学園に入学した受様が
スパダリ攻様にロックオンされて婚約するまで。

受様は子爵家の次男ですが
祖父の代で投資に失敗した子爵家は貧乏貴族です。

今の屋敷は先祖が趣味様に立てて古い小別邸で
わずかに残った領地に作物を作って家族と使用人皆で
細々と暮らしているため

次男の受様は入学した学園では
成績優秀者に付与さ…

2

魔王さんのガチペット 小説

回路メグル  星名あんじ 

魔王×人間ペット

 年上×年下。
 攻め:魔王(635)/年上、溺愛
 受け:ライト(26)/年下、誘い受け、ノンケ

 ライトの飛ばされた異世界では、魔族にとって人間はペット。
 今までのペット(異世界召喚された人間)は皆、魔王を怖がっていたから、にこにこ懐いてくるライトが可愛くて愛しくて何度も感極まる魔王にもらい泣きしそう。

 受けについて。
 施設育ちのライトは人に愛される事に飢えていた。

0

白狼族長と契約結婚 ~仮の花嫁のはずが溺愛されてます~ 小説

櫛野ゆい  Shikiri 

安心の溺愛獣人

厚い本ですが字が大きいのかスラスラ読めました。
櫛野さんらしいお話でしたね。

サーベルタイガーの里ってもしかして?あのお話と繋がってる?と興奮しました。

主人公のククリが獣人族長のナバルが、この二人だからこそ冷静に落ち着いてお話も進んだのではないでしょうか?

色々あったのですが、聡明で強くて立派なナバルがククリの前では飼い主に甘える大型犬なところが良かったです。

ククリの…

0

疎まれ第二王子、辺境伯と契約婚したら可愛い継子ができました 小説

野良猫のらん  兼守美行 

精霊に愛された王子の幸せとは

今回は黒狼獣人の辺境伯と薄幸の第2王子のお話です。

精霊に愛される受様が同じ質を持つ狼獣人の為
攻様と契約婚するものの家族として幸せになるまでと
後日談短編を収録。

受様は天使と評される美貌の持ち主ですが
人には見えない精霊が見える事を機に悪がられ
父王や異母兄から疎まれて貞知ます。

押し付けられる公務や雑務で多忙な中
獣人嫌いの兄王子の代理で豊穣祭担当を任され
獣人…

1

雪原の月影 合わせ月 小説

月夜  稲荷家房之介 

最高!

「満月」で完璧な結末を迎え、もう続きはないだろうと諦めてもいました。
それが、なんと!大量書き下ろしも含んでの本に!
作者様と出版社様に感謝です!
気になっていた脇役2人のお話、2人の関係性が変わっていく過程や2人の満月。
webで読んで知ってはいましたが、本として手に出来るのが嬉しいです。
それに書き下ろしも……何気ない日常もいいのですが、ガンチェやタージェスが持つ懸念など含みもあって…

10

神の落淫―黒豹国主と新たな神― 小説

沙野風結子  Ciel 

三部作のうちの二作目

三部作と知らずに読んだ「神の飼育」がとても
良くて、世界観が抜けないうちに二巻目も。
前作読んでなくても楽しめます。
黒豹国王とのことですが、獣人ではなく人間でした。ケモ耳は出てきません。
沙野先生の御本だしある程度の痛みは覚悟していましたが〝神となるための仕上げ〟がなかなか強烈でした(あとがきには甘々とありましたがw)
人間らしい心を失ったリイドがタキの存在で人間に戻り、神となって内な…

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