最新レビュー一覧

背中を預けるには 番外編集 運命の男達 小説

小綱実波  一夜人見 

大満足!!!

人物紹介に載っている脇キャラ全員分の個別ストーリーが載っていてびっくりしました!

▼ブルングウルト協奏曲
ヨセフの傷、レオリーノを守っての名誉の負傷というのは分かっていましたが、まさか8歳にして長兄オリアーノより戦えて俊敏で大人2人殺していたとは思っていなくて。想像を超える強さ...!
甥っ子に会いに行くお話は、グラヴィスのレオリーノ過保護甘やかしっぷりに拍車がかかっている様子が伺えた。…

0

転生した社畜ですが見た目は極上なエルフです 小説

櫛野ゆい  笠井あゆみ 

ファンタジックな世界の中に投影されたリアルな現実世界に読む手が止まらない

いやーーー傑作傑作!!
転生したアプリゲームの世界に、働き方改革を推奨していく手腕が実に痛快愉快です。
ブラック企業で社畜スキル値を上げてきた主人公なだけありますね。経験に基づいた現場の声、なるほど納得な提言ばかりです^ ^
人間界における効率の良い働き方を、まさかゲームの世界の労働社会に応用するなんて。ファンタジーの世界なのに、日常の現代社会のリアルが投影された雇用主と労働者の関係がめちゃ…

5

銀狼と許嫁 小説

櫛野ゆい  高城リョウ 

白銀スパダリ狼の溺愛に酔いしれ、両家の絆に胸熱くなる

櫛野ゆい先生の新刊と共にお迎えした、こちら。

溺愛獣人大正風浪漫「第二弾」とのことですが、
第一弾(虎獣人、今作の攻めの上司が攻め)未読の自分でも
問題なく読めました☺︎

安心安全!の、櫛野先生の獣人溺愛もの、
あまあまに浸りたい…!という今の気分にピッタリ、ドンピシャでした✨

櫛野先生があとがきで語られているように、
恭一郎(攻め)は本当にまるっと”理想の旦那様”。

0

Platinum 小説

冬木真魚 

切なさたっぷり甘々たっぷり

切なさをたっぷり味わえる表題作と、甘々たっぷりのその後のお話。最後の二人は交際歴九年のカップルになっており、これからもきっと大丈夫と安心できる雰囲気で、幸せな気持ちで読み終えることができた。

冒頭一言目から、とても辛い始まり。そしてわざと泥酔した葵は、真夜中の冬の河原で意識を手放す。そんな葵を拾って持って帰ったのが梶原という、運命なんだか気まぐれなんだか分からない出会い。で、なし崩し的に同居…

1

つらつら椿 小説

月夜堂 

医師を志す青年の日常

京言葉が良い味出してる江戸時代もの。医師を志す伊純の日常が淡々と描かれている。BL要素はあるが、恋心より医療者としての矜持が強く語られていたように思う。とはいえ想い合う二人のハピエンで終わるので、そこは安心できた。

伊純は想い人である有岡と気持ちを確かめ合いつつも、身体をつなげる前に長崎遊学に向かう。そこで出会った和蘭人医師は、身体を捧げなければまともな指導をしてくれない。そんな状況に耐えな…

0

リバーサイドベイビーズ 小説

砂原糖子  雨隠ギド 

ツッコミなしのボケ×ボケ高校生

ツッコむ人がおらず、ボケ×ボケ状態になっている高校生カプ。序盤から多真上の言動に恐怖を感じていたら、ついにやらかしてしまった。いくらマイペースでズレているといっても、脳震盪で倒れた意識のない相手を強姦するのはさすがに許容範囲外。反省はしてたが、もう少し挽回して欲しかったと思う。

三丈は感情は分かりやすいけど、あらすじでおバカ高校生と言われている通り考え無しな行動を簡単に起こし、その思考にはつ…

1

世界のすべてを君にあげるよ 小説

砂原糖子  三池ろむこ 

切なさを演出する文章が好きすぎて

結構ガチに駆け落ちしてたお話。省也視点で、省也の葛藤がめちゃくちゃ伝わってくるのに、どうしても洸生の方が不憫で気の毒でそちらに肩入れして読んでしまう。切なさを演出する文章が素晴らしく、その表現力で泣かされた気がした。

省也は心理描写がしっかりあるので気持ちは分かるけど、洸生を振り回しすぎかな、と思う。期待を持たせたり時限爆弾(比喩)を仕掛けたり、逃げたり戻ってきたり。これでは洸生もいつ消える…

1

雨馨る 小説

吉田美野  ヨシヲ 

キャラに魅力を感じない

主人公の一穂の心理描写が愚痴ばかりで、特に前半は読んでいてストレス。二人の関係は純平が一方的に動かしている感じで、一穂は不機嫌に付き合い流される。魅力を感じないキャラたちのお話だった。

一穂は嫌でも断れず、強引な純平の誘いを受ける。それは結局自分が招いた状況なのに、心の中で文句ばかり言っている。このどうにも嫌な性格の悪さが見える心理描写を聞き続けると、こんな一穂に惚れる純平もちょっと……。

1

恋と気づいたときから 小説

今井茶環  斎賀時人 

スピンオフを先に読んでいたので

高校の同級生だったヤクザとバーテンの再会もの。山場が受け攫われの攻め救出という、ただでさえ定番展開なうえにスピンオフの「恋に墜ちたときから」と同じようでちょっと……。描写力がプロの商業小説とは思えなかった。

序盤からショボいチンピラが活躍し、先に読んでいたスピンオフ作品がチラつく。
そのチンピラに加えてメインキャラの寿鷹と千尋と弁護士の塚本は、揃って「まあいいけど」「ていうか」などと発言す…

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愛してるなら、抱かせてくれるよね? 小説

今井真椎  上田にく 

幼なじみバカップルの愉快な日常

小悪魔彼氏とお人好し彼氏、幼なじみなバカップルの日常小話詰め合わせ。最初から付き合ってる二人のお話で、起承転結がなく、同人っぽいと思ったら元は同人誌だった。リバ要素ありってことになるのかな。

本編は樹視点で、恋人に振り回されて流されながらも楽しく過ごしてる感じ。嘘を吐かれてベッドでのポジションを逆転されても、なんだかんだで受け入れて平和。樹は鈍感でよくやらかしてるけど、ちゃんと反省できる誠実…

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