あさだ2枚さんのレビュー一覧

非BL作品

さんかく窓の外側は夜 1 コミック

ヤマシタトモコ 

押したい背中

昨日、シーモアで24時間全巻無料をやってまして、3巻ぐらいまでしか読めてなかったのを一気読みしました。1巻は2014年ですか!長期連載でしっかり完結したんですね。
1巻は発売してすぐに買って読んだものの、導入で謎だらけで、こういうタイプの作品は完結後に一気に読みたいタチ故に温め続けてしまった。結果、無料で読んでしまうというまさにタチの悪さ。ヤマシタトモコ先生がとこがでBLだと言い切ったとかなんと…

1

ギヴン 7 コミック

キヅナツキ 

よくわかるよ

「リンクス」しかり群像劇というかオムニバスの得意な先生だったなと再認識。ギヴンも主役がたくさんになってきました。自分は相変わらず、春樹さん推し(モンペ気味)かつ梶さんのビジュアル美味しい派閥なので、秋春を心待ちにしているわけです。前巻で、付き合いだした直後なのに秋春成分少なめしょぼんだったのが、ちょっと供給増えてました!秋→春描写があるたびにニヤニヤしてしまう。4コマでも嬉しいので、絶えず供給を頼…

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非BL作品

スティグマタ─聖痕捜査─ 1 コミック

高橋秀武 

愛痕の前に

愛痕→聖痕捜査の順で読んでしまいましたが、断然「聖痕捜査」を先に読むことをおすすめします。「愛痕」だけだと2人の関係性の深まりが唐突に感じてしまいますが、「聖痕捜査」の下地ありきだと彼らの信頼感の高まりにより納得できます。

秀武先生の絵柄と血しぶきの派手さで目を引くものの、犯人逮捕の流れが全部面白い!ってわけではないのが少し残念。南くんの派手さに比べて犯人特定から自白の流れが地味な話もチラホ…

1

遥か遠き家 コミック

八田てき 

美しい

のきなみ神評価なのが頷ける、美しい作画と劇的な物語でした。物語に関しては正直多くの人が"思いつくことのできる"ものだとは思いますが、これを"描くことができる"となると高い画力を持った一握りの作家さんに限られる。
如何せん自分にはカトリックに関する教養や知識が豊かではないので、アランに心を寄せがたいところがありますが。
2人が女性を轢いて、それを置いていっ…

3

モノトーン・ブルー コミック

ながべ 

青色と 黄色と白黒 その程度

絵本とか道徳の教科書みたいな作品に思えた。オールカラー(と言ってもハチ視点のときは青色と黄色と白黒がいい)本なら更に好きだったかもしれない。アオイの尻尾に箔押ししたくなる。

お話はかなり普通のボーイミーツボーイ。猫の相手にトカゲをもってきたことと、ながべ先生の安定した作画の勝利!トカゲだから苦手って人もいるかもしれない。食わず嫌いは勿体ない気がする。噂のトカゲの色気…そう見えるように描いてい…

0

メロンの味 下 コミック

絵津鼓 

心地よい順張り

バッドエンド好きだけど、本命はハッピーエンド!みたいな好みなのですが、この作品は逆張りのバッドエンドじゃなくて本当に良かったなと。ストレートに「2人は幸せに暮らしましたとさ」おしまい。病気も暮らしも突然こんなにハッピーエンド!完とはいかないかもしれないけれど、こういう雰囲気の作品で、モヤッとしたラストだと重いからなぁ。

生まれ変わって子供にならなくても、今世で家族になる方法がありましたね。最…

2

メロンの味 上 コミック

絵津鼓 

著者近影

早々に、著者近影に「絵柄を変えてから〜」と買いてある通り、最初はやはり絵の描き方、漫画の描き方変わったな〜という印象でした。この上下2冊の中だけでも結構変わってる。上巻はやや違和感があったものの、下巻終盤では払拭されました。ストーリーの転がし方やキャラクターも絵津鼓先生の今までの作品とはちょっと違う気がする。幼さが減ったというか。大人になってしまったのね。先生はご自身のことが作品に直結するタイプな…

3

シティ・ライツ・バースデイ コミック

本郷地下 

オメガバース作品を沢山読んだ後に

オメガバースの"運命"を性的興奮と直結させなかったところに本郷先生らしさを感じました。「ただ一人の運命の人 いつだって思い出せる 君に出会った日の空の輝きを 忘れることを許して欲しい」このくだりがとても好きです。運命の人と出会った瞬間を感じる言葉が空の輝きなんです。なんと爽やかなことか。そして爽やかさを持ちながらあるのは失った恋というのがまた切ない。本郷先生の作品は「世田谷シン…

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病める時も、健やかなる時も、 コミック

野良おばけ 

pixivを読もう

タイトル通りの作品でした。
購入するのは知ってる方が多いのかしら?pixivで更新されていた作品の商業化です。といっても内容は再録ではありません。これ、pixivの作品を読んでるか読んでないかで2人の解像度というか、2人への思い入れというか、かなり変わってきます。過去の2人に関しての情報が商業本だけでは少なすぎるんです。彼らがきちんとお付き合いを始める話なんか自分は大好きでして。遼輔が女性とも関…

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カーストヘヴン 3 コミック

緒川千世 

巽の選択

カーストが無い普通の世界で巽みたいに突然"ああ"なったら、イキったダサいやつだろうなと思ったり。夏休み明けデビュー的なそれ。逃げ道作ってるところは賢いのかダサいのか。刈野の「酔ってんですか 自分に」は的を射まくってる。刈野もブーメランな気がしないでもない。と、散々言った後ですが、最後の最後で仙崎を追わなかった巽が好きです。母を捨てていってしまったら、それこそつまらない奴だなと。…

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