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こふで
雀影
近頃は、絵の美しい江戸物コミックが続けて出版されて、時代物が好きなのでとても喜ばしい。 見世物小屋に捕らわれて繋がれていたバケモノに「べな」という名前を与えた壱。 壱に名前を与えられたので、べなは人として成長し始めます。 二人で見世物小屋から逃げ出してから、べなは壱を慕う一心でどんどん成長していきます。 しかし壱の心は、見世物小屋を離れても、その軛に囚われていて、、。 べなの心情のス…
りーるー
たまには突き抜けたドエロでで汁まみれもいいんじゃない?って事で、これをおススメ。 まず「どスケベリムジン」っていう設定がエロのためのエロらしくていいよね。 で、そこで繰り広げられるあれこれは、さすがのリムジンだけあっ、てそれなりのおカネと地位のある「秘密のメスイキおじさん」のあれこれだったりするわけで。 元々テーマアンソロジーに発表された短編を「どすけべリムジン」つながりで集めているので、そ…
佐岸左岸
デビューコミックスがすごく萌えたので、新刊を楽しみにしていました。 前作が、若々しい高校生カップルの、萌ポイントだけを畳みかけるような日々の断片集だったのに対して、今回は、40歳目前と20代最後のサラリーマン二人が、ゆっくりと自分の感情を認識していくお話です。 ストーリーは、40歳を目前にした野末の心情の揺らぎを凄く丁寧に追っていきます。 まず、この野末の絵面がすごくいい。 決して若くはな…
猫田リコ
ネタバレ
フワッとした獣人ファンタジーです。 潜入捜査に行ったまま連絡の途絶えてしまった先輩捜査官A、後輩Bが救助に向かいますが、捕らえられて獣人に侵されてしまいます。 その獣人は怪しい薬の実験台にされて変身した先輩Aなのですが、Aには獣化していた時の記憶がなく、、、。 このお話、ほんとに獣とセックスするだけのお話で、Bの、獣の姿のAでもいいから抱かれたいという思いと、Aが徐々にBに落ちていく過程が充…
春田
妄想が暴走しがちな男子高校生のお話。 主人公の日向くんがとってもかわいいです。 基本ラブコメって、こんなことがあったらいいなっていう理想と妄想を描いてて、そんなラブコメ世界に憧れている主人公の妄想の中ではどんなパラダイスでも思いのまま、でも現実にはそんなことは起きなくて…、って、この作品もそんな妄想と現実のギャップをリリカルに描いているのかと思いきや、ここでは、主人公が妄想する以上のラブコ…
ひるなま
最近の新人さんは、須らく皆、絵がお上手で、この方の絵もとってもきれいで感心する。 時代物ファンタジーの作品も次々と生まれてきて、時代考証や設定もしっかりしているし、みんな凄いよね。 元陰間の紫苑は額にできた瘤のせいで、旦那様に囲われていた家を出されて、薬師の能之の薬園に引き取られてきます。 紫苑、紫苑の元旦那様、能之、それぞれの思いのすれ違い。 秘める物が大きければ大きい程、それはどこかへ…
硯遼
続巻です。 前巻で悪魔となった主人公が、どのうように成長していき、悪魔Jとの関係がどのように変化していくのかのお話なんですが、結構、前のお話を忘れてて、っていうか、なんか、マコト君って、随分いい性格に成長したというか、なんというか、お話がどんどん壮大な方向へ展開していって、ついて行くのにかなり戸惑ったんですけど、、、。 前巻探し出してきて、通して再読すればもっと理解が深まると思うので、とりあえ…
イイモ
表題作は、かなりギャグテーストのおじさん受け作品。 忘年会シーズンにぴったりの、酒の席の余興が原因で、ノンケ上司が、うっかり年下の部下に堕とされちゃうお話。 このタイプのかわいい年上が、年下のできすぎイケメン君に迫られて右往左往するお話って好き。 この表題作は、割と誰にでも受け入れられそうな明るく楽しいお話だけど、実はこの本の本当のメインは、次の「土中の繭」の方。 こっちは、なかなかシリア…
未散ソノオ
これも、癖になる未散ソノオ作品。 未散先生の作品の好きな所って、登場するキャラクターが、なんだか不思議な強靭さを持っっていて、そこが他にないおもしろさで癖になる感じ。 この作品の木関は、自身のお世話焼き体質で、一歩間違うと超やばそうな闇属性になりかねないのに、ちゃんと踏みとどまっていられる強さがあるし、それにも増して、お世話されてるゆずの方に、木関の全てを受け止めて、自然に許す強靭さがあるのが…
三田六十
寿命違いに問答無用で萌えてしまうので、人外系には評価が甘くなりがちなんですが、これはちょっと難しかった。 佐吉の、自分で拾って育てたアカへの、一貫性があるようでないような様々な気持ちも、どうしようもなく魅入られてしまったことへの葛藤も、絵として描かれたアカの美しさ、この一点ですべてが納得させられてしまう。 言葉では通じ合えないアカに、言葉でわかり合うことができないからこそ、アカの美しさに魅入ら…