御影さんのレビュー一覧

世界一初恋 ~横澤隆史の場合~ 小説

藤崎都  中村春菊 

暴れ熊の素顔

 高野に振られて、やけ酒をあおる横澤は、気がつけば『ジャプン』編集長の桐嶋と一夜を共にしているではないですか!
 その上で桐嶋は、「プライドの高い奴を屈服させるのが好き」などと言うのです。割と横澤も挑発にあっさり乗ってしまうあたりが、また単純です。しかも、横澤の営業チームで起こったミスを編集長である桐嶋がカバーするシーンがあるのですが、謝るように促す桐嶋はサドに見えてしまいます。

 横澤が…

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非BL作品

東山道転墜異聞 CD

惜しい!

 コミックの同作をそのままドラマCD化したものです。このCDでは、コミック1巻目だけドラマになって、幼いころの修理と平九郎の話は残念ながら収録されておりません。
 私は2巻の修理と平九郎のやりとりが好きなだけに、これは残念でした。コミック、小説をドラマ化するときに、どうしても原作の印象が強ので、それをドラマCDでどう表現するのかは楽しみにしているのですが、そのまま原作をなぞっただけのような作品だ…

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僕はすべてを知っている(2) コミック

高久尚子 

もはや職業病とも言える

 前作では、歯科医である加賀に歩を奪われそうになりながらも、何とか二人の関係を守り続けた千博です。
 クリスマスを前に、どんどん過労になっていく千博のことを歩は心配しているのですが、千博が倒れても、二人で抱き合うようにして眠る姿は、一番の萌えでした。

 そんなところに、臨床実習生の和倉が、犀川クリニックで臨床生として働き出します。彼は、どうしても包茎治療というものに対して、恥ずかしいといっ…

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恋とは呼べない (3) コミック

榎田尤利  町屋はとこ 

大人という人間の狡猾、繊細さ

 1、2巻と続いて、本作の3巻目が完結巻です。
 あまりいい男に巡り会えず、だまされてしまう英、過去の恋愛の痛みを抱えながら生きている淳平、妻への責任を感じている目、そして目にアプローチするも、振り返ってはもらえない橘高。英と橘高が抱き合っているのを見た淳平は、二人のために自分が辞す覚悟で英との同居生活を解消します。さらにお互いのずれは埋まることはなく、愚か、弱い、流されると分かった上で、英も淳…

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恋とは呼べない (2) コミック

榎田尤利  町屋はとこ 

淳平の過去

 1巻目では、英の恋愛模様を中心に描いておりましたが、2巻目の主役をあげるとしたならば淳平だと思います。

 英との同居生活から数ヶ月が経ち、それぞれの生活が表面的には落ち着いたように思われましたが、この巻では淳平を縛っていたトラウマとも呼ぶべき過去が明らかになります。
 橘高、目、英と一緒に行った橘高の別荘で、淳平が好きだった彼女の彼氏に遭遇してしまいます。その彼女はもうこの世の人ではあり…

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恋とは呼べない (1) コミック

榎田尤利  町屋はとこ 

歯に衣着せぬ恋愛論

 クリスマスの日、彼氏の武居から振られた英は、淳平と後に「やきのり」と名付けられる猫を保護します。しかも、英を振った武居は、再び英の前に現れたり、英が橘高と一緒に行ったレストランで武居と婚約者が一緒にいるところを英が目撃されてしまうという残酷な仕打ち付きで…。英の不幸体質を心配する淳平ですが、淳平、目にも、決して忘れることのできない痛みを抱えていて、お話全体がちょっと切ないです。武居と分かれて落ち…

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どうしようもないけれど(2) コミック

夏目イサク 

どうしようもなくなかった

 すでに1巻を読んだ後に手にした2巻ですが、島野がお見合いをすること、部署移動ですれ違いなることを中心に描かれております。見合い先までこっそりついてくる黒川、部署移動で思うように会えなくなった二人、意外とすれ違いが多くて、どうなるんだろうなんて思っていると、黒川から萌えて笑える思いがけないプレゼントを渡されます。

 他にも『ノーカラー』番外編の『みんなの街の電気屋さん』と『春なので』を収録し…

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どうしようもないけれど(1) コミック

夏目イサク 

抜群の安定感

 島野は社長の息子ということで、誰もが邪険には扱えない存在です。それを思いっきり扱うのは営業でも仕事ができると評判の黒川です。島野は黒川の態度を気にしつつも、黒川の家に行けば、黒川の抱き枕代わりになっているのです。最初からこんなに早い展開にも驚きましたが、なんとその後も抱き枕代わりは続くのです。仕事で徹夜して熱を出している黒川ですが、強引に島野を抱けば熱を下げてしまうという有様です。

 黒川…

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6つ年上のくちびる コミック

鳥海よう子 

思い出の先生に再会したら

 「6つ年上のくちびる」

 望月は表情が冷たくて、どこか威圧的と称される先生です。そんな先生がかつての生徒、日向の前に現れます。望月は同僚の教師である秋山と食事していただけなのに、日向が一緒にいるだけで、気持ちが落ち着かない…。
 日向は嘘から望月と体を重ねる関係になるのですが、徐々に「それ以上の気持ち」が彼の中に芽生えます。望月が秋山と話しているだけでいらいらしたり、日向が望月と夜景を見…

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神降る夜に恋をして 小説

朝日奈れん  小椋ムク 

まるで映画のようです

 加美輿村で依頼者の予言をする葵。彼の占いの的中率は高く、依頼者は後を絶ちません。
眉目秀麗、白い肌、繊細な体つき、家、お金、仕事、何一つ不自由はないけれど、普通の若い人が経験するであろうことはできず、彼は「かごの鳥」です。その上、この予言は、葵が自慰をすることでしかできないため、葵はずっと村に縛られてしか生きていけないのです。
 ある日、葵は偶然出会ったトラックの運転手と共に初めて東京に行き…

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