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2/9(合計:84件)
小中大豆 三廼
渋茶
ネタバレ
2021年刊、タイトルにある『王と王子』にピピっときた。 挿絵も好きなレーターさんが受け持っているし、久々に新刊に目が向いた。 既に自分好みの年上攻め・年の差、見栄えのいいカップルって事で満足度が満たされつつあったので、オメガバース設定は無くても良かったかもねって考えだったが、読み進めるにつれて浅はかだったと気がついた。 むしろこの話はオメガバースの概念が作中に上手く溶け込んでいるからこ…
ジョシュ・ラニヨン 草間さかえ
2020年刊、A'lls Fairシリーズ最終巻。 3冊とも話の密度が濃くて、最終数ページに近づくにつれても気が抜ける事なく読めた。 1巻の事件で犯人がまだゲームオーバーを諦めておらず、今回でやっと決着がついた。 タッカー危機一髪!!な状況でエリオットも精神的に追い詰められてしまう展開だったが、まさにギリギリのところで切り抜け、一気に畳み掛ける見事な展開だった。 エリオット…
2016年刊。 All's Fairシリーズ(というシリーズ名らしいぞ)2巻目、というよりも『フェア・ゲーム』の続編と言ったほうが分かり易いかもね。 今度はエリオットの実家が放火されるといったトラブルから新たな事件の幕開けとなる。 狙われているのは回顧録の出版を取り止めろと脅迫されている父・ローランドのはずなのに、彼には明らかに隠し事がある。 そうエリオットが勘づくも、当のロー…
2013年刊。 FBI捜査官時代に膝を撃ち抜かれた主人公・エリオットは、今は大学の歴史講師として暮らしている。 だが、父親が友人夫婦の息子の失踪についての相談を持ち込んだ事から事件だと直感し、もう一人の大学生の失踪との共通点を探るうちに自らが狙われるようになっていく。 途中、かつての同僚で元恋人でもあったタッカーとの再会は後味悪い別れ方だったせいもあってか、冷ややかなものだった。 最初…
英田サキ 円陣闇丸
2014年刊。 『ファラウェイ』のスピンオフ作。 前作カップルのアモンと珠樹もがっつり絡んでくる。 アモンとアシュトレトの二人は関わってきた歴史によって神、悪魔と概念が変わる存在なので、その辺りの設定に馴染む為にも元の本編を先に読んでおく事をおすすめしたい。 アシュトレトってば何だかんだ言っていても珠樹の事を気に入っているし。 一見高慢なようでいても、人間の一生というものに愛着を持っ…
水壬楓子 実相寺紫子
元は2003年・リンクスロマンスから刊行されたものだが、2013年刊のガッシュ文庫版を購入。 実相寺さんの挿絵が美麗だ。 ちなみに攻め・志水が雨男、受け・泉が晴れ男となる。 といっても迷信、非科学めいた話ではなく、仕事ぶりを通してのいい男ぶりを堪能できる。 一冊の中で前半・二人がくっつくまでは攻め・志水視点、後半・恋人になりたての微かな不安を抱えた胸中は受け・泉視点となっている。 さ…
風祭おまる 古藤嗣己
2021年刊。 先に配信されていた電子書籍のほうを読みたいなと思ってチェックしてあったところ、書き下ろし後日談付きで紙本化されたと知って早速買ってきた。 第2の地球?のような惑星で先住民と共存していたり、生活様式が現代とさほど変わっていない様子は、SFのはずなのに日常味が強い。 まるで子供の頃に読んだ児童書『岩波・SFこども図書館』を彷彿とさせる未来観設定だからだろうか、初読みなのに懐かしい…
犬飼のの 笠井あゆみ
『人魚姫の弟』から続く犬飼さんの官能童話シリーズ、そのうちの一冊となる。 もしも見目麗しい王子さまキャラを探している人がいるならばこのシリーズを推したい。 鍵を握るヒロインがBL仕様として男性キャラに成り代わる訳だが、物語ごとに恋に落ちる王子さま達の麗しさや憂い、執着心に悶えるだろうと思う。 さて、2020年刊のこちらは童話モチーフでありながらも、犬飼さんが書き起こした薔薇の妖精王・フィ…
楠田雅紀 小山田あみ
2020年刊。 それにしてもこの本の表紙、何だかBLじゃないみたいで恰好いいね。 タイトル通り、消防士の責務と誇りといった熱いドラマだった。 骨格のしっかりした話でがっつり読み応えがあり、火災現場の切羽詰まった緊迫感が感じられて良かった。 過去の火事で両親を死に追いやった罪悪感から消防士になると決心したイサム。 一つ年下のジェイクはイサムと同じハイスクールに進学し、選択授業も全て同じ…
水原とほる 片岡ケイコ
2005年刊。 実はどこまで続けられるか不安だが、水原さん作品読破挑戦中で現在刊行順に読んでいっている最中だ。 順番で読むとまだまだヤクザだの愛人だのといった不穏そうな話が連なり、この本を手に取って穏やかそうな一冊でほっとしたら、これってがっつり三角関係ものですやん… …なのに、一気に読み進めていたのだった。 多分、水原さん作品個人的お気に入り上位に食い込むと思う。 三角関係ものでも…