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久我有加 蔵王大志
ふばば
ネタバレ
同じ2人の話3編の収録。 舞台は大阪で、登場人物はみな関西弁です。 「無敵の探偵」 高校時代、訳も分からず自分・館野永人に絡み続けた長谷川涼が、大学卒業後の正社員見込みで永人の職場、村岡探偵事務所にバイトにやってくる、という冒頭。 涼は高校時代は永人を挑発しまくって、いつも喧嘩をふっかけてきて、永人は辟易とし、争わず引く態度を取ってはいました。嫌われていたはずなのになぜ今になって同じ職…
きゆひこ
思ってたのと違う……かな。といっても別に失望したとかそういう感じではないのですが。 電子の試し読みで「刺青」!もうこれだけで読まねば!モードに突入しました。 物語は、美大生が怪我をした男の子を拾って世話してるうちにどんどん執着して…というストーリーが一応あるんだけど、この男の子・四季の正体というか存在というか、そういうものがはっきりしない。 顔も、登場のページは鋭い目つきなのにどんどんほんわ…
草間さかえ
先だってレビューして下さっている皆様の、わからない、難解、のお言葉を噛み締めつつの「読書感想文」をば。 本作は、2つの物語で構成されています。前半の「みえない友達」と後半の「ワンダーフォーゲル」。両者はリンクしています。 「みえない友達」 小さな子供の時の仲良しだった友達、ゆうちゃんの思い出。 公園で会うだけで本当の名前も家もわからない。いざ別れの時と後日のおばけ屋敷、病院の先生の手に…
さちも
読んでるみんなが「良かった〜!」という納得の展開で、私もハッピーエンド好きだから、良かったなあという読後感です。 いつも自分よりも相手、仕事にも手を抜かず、常に自分に厳しく、という宮内は、読んでいる誰もが彼自身の幸せをちゃんと掴んで欲しい、と願わずにいられない人物です。 相手の久藤もあんなに宮内を想っているのに、何をためらってるの?何故飛び込めないの?とヤキモキしながら読んでいるのに、更に打撃…
依田沙江美
「愛の深さは膝くらい」の続編、完結巻です。 前巻の、幼さゆえ全力で向かってきながら同時に怖気付く昴と、はじめは生意気な子供を懲らしめがてらイジろうとした大人の石倉の姿は、もうありません。 特に石倉の方が、まっさらな昴を本当に手に入れるために真面目に自分の恋愛感情を認めています。そして卒業まで手を出さないことを決意するんだけど… 辛抱たまらんで野外素股……あ〜こう書くとなんかとてつもなく汚く聞…
禁断の〜(かどうかは最近微妙ですが)教師x生徒(高1)もの。 何が禁断て、大人が手練れで、子供が生意気なんだけど全然幼いのよ。 一歩間違うと、ショタを遊びで散らしちゃう非常識大人の話になってしまう所。 大人・石倉は元々神主の息子で、産休の人の代用教員として高校の先生になりました。生徒の坂下昴ははじめっから凄い悪意を向けてきて…という冒頭。 そう、はじめは反発してるんです。 それが、いつの…
灰崎めじろ
エロ系の新規開拓を、と思い、前から気になっていた灰崎めじろさんに初トライ。 表題作と、もう1作短編が収録されています。 「エロ猫教育日誌」 スランプに陥り、結婚を考えていた女性が離れて行ってしまった作家・叶出が、バーで女に罵倒されていたクズいヒモ男・葵と出会う。 何となく連れ帰って何となく欲情し何となくハマり…何となく手懐けようと考える。そんな話。 その手懐け方は要はHな訳だけど、ち…
2巻ものの第1巻。 東京の建築会社で働いていた三田章造が、父親が腰を痛めて入院したため、手伝いに一時帰郷するところから物語は始まります。 そこで出会うのが、顔も名前も忘れていた同級生、牛島電気の末っ子・七海。昔は小太りだったのに今は美少年で、かなりの天然。 というより幼い。 記憶力は抜群で、数字に強くて、根気もあって、家の電気屋さんの仕事はできる。でも勉強は苦手でお兄さんたちに守られている…
梶本潤
そして、「ザ・ピアス」。エロシーン多め濃いめ。 「こう見えて、夜になるとエロいんです。」 カラダから始まる関係で、3話それぞれに汁気タップリの肉弾戦アリです。 内容はというと、これが結構切なさがあってなかなか良い。 取り立て屋の多田が、ボコられて部屋の鍵もなくしガックリきていた所に帰宅したお隣のエリートメガネ。ニコリともせずいつもツンケンしてる感じの悪い奴。 だが、このメガネ・朝美は…
中原一也 桜城やや
長身でスーツを美しく堂々と着こなし、危険な匂いを振りまく男。 対して今は亡き姉の一人息子を引き取って日々奮闘している平凡なサラリーマン。 極道x堅気の、中原作品のどこかで見たような2人ですが、2人の運命の出会いは甥・一翔(かずと)が実はヤクザの組長の息子だったから。 そんな事実は初耳だった羽村優は、断固として甥・一翔がヤクザの元に奪われるのを拒否します。 この何ものにも、カネにも陵辱にも自…