ふばばさんのレビュー一覧

跪いて愛を問う コミック

山田ノノノ 

これからどんどんDom/Sub出てこい〜

最近気になっているDom/Subもの。
D/Sものは今の所オメガバースのように設定に色んな余地があって作品ごとに微妙に違う設定であってもいいのかな?
その辺はまだ曖昧なところだと思うのですが、本作においては、男女の性別とは別の「第二の性」としてDomとSubがある(無い人はNormal)、この本能を満たさないと自律神経が乱れてしまうよ…というのが基本の設定です。
本作においてはオメガバースの…

7

悪党 小説

水原とほる  水名瀬雅良 

悪の持つ温もりは…

あら、レビューが無い…

経営コンサルタント、その実態は闇の「かぶり屋」と、若き実業家だったが脱税で全てを失った男、のあれこれ。
かぶり屋っていうのが社会の実際の呼称なのかは知らないけれど、企業が脱税する時にダミーを使って、架空の取引をしていいところで全てをかぶって先に倒産し逃げる役割、のようです。
そんな「かぶり屋」稼業の大城に目をつけられたのが、自分の興した会社に査察が入り、全てを失っ…

2

セックスが気持ちイイって本当ですか? コミック

さとう蜂子 

素晴らしいデビュー作

これすごく良かったです。率直に面白い!
エロくてストーリーもいい。
絵柄もいい。顔も美形が描けるし、身体もしなやか系もガタイ系も描ける。
デビュー作なんてすごいと思います。
内容は、表題作とそのスピン作、単独の短編の3作品収録。

「セックスが気持ちイイって本当ですか?」
学費を自分で稼ぐためにゲイバーで働く吉野。そのバーは裏メニューとしてウリ行為ありで…
吉野はキスNGアナルNG…

6

なりました 下 コミック

明治カナ子 

石に追われて…スピリチュアルに恋がはじまる

下巻の始まりは、まだほのぼのしい。
蘭はあんこが大好きで、家族が迷惑してても小豆を煮まくる。
そして、父の会社がヤバイという話が嘘だったことがわかる。ほんとヘンだよね…なんでこういう展開をぶっこんだんだろう?
ともかく経済的に進学は問題ないことがわかり、お菓子の専門学校に行こうとする蘭。
そして話はムロに移り、元カノの兄と付き合ってダメになった顛末が語られる。
これはムロはともかく相手に…

6

与一とツグモ ―悠久の結― コミック

琥狗ハヤテ 

お前がいてくれて嬉しい…いつまでも共に生きる

2千年の時を生きる狸の産土神・与一と、理(ことわり)が与一に授けた新しい狐の産土神・ツグモの物語、続編!

ツグモは新米でまだまだ頼りないけれど、与一の大きな力を信頼しきって、与一に守られ励まされながらお山を護っています。
そんな時、大きな雷とともに虎の神が降り立った…
与一とは旧知の仲のような彼は、大陸の神(シェン)であるホンレン。
初めて他の神を見るツグモは怯えてしまうが…
…と物…

7

冬融ける コミック

阿部あかね 

想いを呑み込んで。人も自分も許す懐の深さを得る男たち

2作品収録。
両作とも漫才/芸人が関連しています。

「冬融ける」
飯塚洋平32才、小学校教師。元芸人志望。
しかし、相方の新名を好きになってしまい、不安のために勝手に急にコンビを解消して新名の前から消える。
そして、あれから10年以上。授業参観日、ある子供の参観に来ていた男は……

これね、私もっとドロドロになるのかと思ってた。
夢、希望。信頼、友情。一気に失った新名の心の穴。…

3

俺は頼り方がわかりません (3) コミック

腰乃 

愛の讃歌

やっときた3巻。
(2)と(3)の間に、牧野はどんどん回復&ポジティブ&積極的になってる。逆に戸惑うくらい。
牧野は、あなたノンケでしたよね…ってくらい清宮をしっかり「恋人」として捉えてて、なのにゲイの清宮の方が「この先どうしたらいいのか知らないんだよぉ!」と怯える。
このズレが腰乃流のワチャワチャで進んでいくので、読者的にはキタ〜ッなんだけど。
この辺の展開はさすがに手練…

10

フェア・チャンス 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

愛を伝える手間を惜しむなかれ

「All's Fair」シリーズ3作目にして完結作。
そして、私の意見としては3作品の中で一番面白かった!
サスペンス色が強く、より「◯リミナルマインド」テイストがあって目が離せないドラマを観ているような感覚。
内容は、1作目の「彫刻家」事件の犯人が拘置所の中からエリオットに接触を図ってくる…
FBIの同意を得て接見するエリオットだが、犯人は共犯者の存在を仄めかしてくる。
タッ…

6

フェア・プレイ 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

公正を求めるより、ふたり手を取ってお互い溺れて甘えて。

「フェア・ゲーム」続編。
より一層ミステリ臭もエンタメ度も薄く、真実を追っていくエリオットのシリアスな姿には非常に読み応えがあった!
時系列は前作より半年後。
タッカーとエリオットは島にあるエリオットの家で半同棲的な。
そこに起きるのが、エリオットの父親・ローランドの家が放火される事件。
続いてエリオットとローランドの2人がクロスボウで狙撃を受ける。
元学生革命家だったローランドは手記…

5

フェア・ゲーム 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

◯リミナルマインドBLスタイル

なかなかに硬質で、アメリカの犯罪/刑事ものTV番組にも似たストーリー展開が面白かった。
私の好きな番組「クリミナルマインド」を見てるような気分。
今回の事件は、「アドリアン〜」のシリーズよりはミステリ臭は薄く、よりTV的エンタメ度が高かったように感じた。というのも、日本ではまずいない、シリアルキラー、猟奇的連続殺人鬼の話だから。

とはいえ、ぐいぐい読み進めるというわけにはいかず、結構時間…

4
PAGE TOP