ふばばさんのレビュー一覧

今夜もぼくは夢に抱かれる コミック

 

仮面の男

あの「よつもじ。〜今日も、明日も〜」の作者様・暮先生の電子限定短編。
「よつもじ〜」の淡々ほのぼのとした空気感とは一味も二味も違うミステリアスBLです。

主人公は冴えない会社員のアダム。
上司から叱責され、同僚からも好かれない孤独な人間。
ある日ふと入った見知らぬ店ですすめられた黒の仮面。つけて眠ると素晴らしい夢が見られる夢の仮面。
不眠気味だったアダムはふざけ半分にその仮面をつけて…

4

妄想ラブハラスメント コミック

なりた晴ノ 

妄想ハラスメントから妄想恋愛スパイスへ

とっても面白かったです。
そして可愛い。
高校生BLで、席が前後ろの子たちなんだけど、元々友達じゃないの。だけど、ちょっとおバカで明るい牧田が、自分がエロいことを「される」夢を見るようになって…
相手の声がなんか後ろの席の三村に似ている…と思い始める。そうすると確かめたくなって。
妹のイチゴのパンツをはいてわざと見せつけたり。
話しかけまくったり。
カノジョいないアピールしたり。
抱…

2

愛しのXLサイズ・続 コミック

重い実 

こうなったら彼らの「ずっと」が読みたい

続編が出るとは思わなかった…!
しかもどんどんストロングなラブになっていくじゃないの。素晴らしいね!
初作品のシュールなギャグは無く、ストレートなラブストーリーになっています。
特に私がいいね!と思ったのが、小林が実家の酒蔵に戻る事が決まっていて、山本がそれを追う…というかサポートしたいから自分も蔵人になろうというところですね。
しかも準備期間として小林から離れて奈良の酒蔵で1年間修行する…

8

ラ・ヴィアン・ローズ 小説

山藍紫姫子  本仁戻 

ぶっ飛び世界、アナザーワールド

耽美の女王・山藍紫姫子先生の文章プラス、ザ美麗画の本仁戻先生の挿絵とくれば!
どんなドロドロ美かと思いきや、ずずっと読みきることができる非常に読みやすい作品でした。
初版は1995年発表。

「ラ・ヴィアン・ローズ」
男を渡り歩いた美貌の母の元に最初の婚外子として生まれた横田一眞。
彼が自分では全く意図もしないし望んでもいない自らの「魔性」で、次々と男たちを吸い寄せていくオハナシ。

0

滅法矢鱈と弱気にキス 1 コミック

腰乃 

グレープフルーツは初恋の香り

腰乃先生がオメガバース⁉︎
という驚きと共に読み出して、また違う意味で驚きに襲われる。
ナニコレ、めっちゃ面白い!
腰乃節ともいえる「ワチャワチャ」が、こんなにオメガバースとハマるなんて。
驚きと笑いで一気に読んじゃった。
で、これ「1巻」でしょ〜…続きへの期待、これどうしてくれんの…

オメガバース設定として新しいのは「相性診断」。
ここで「運命の番」がわかっちゃうなんてね〜…。…

6

コンプレックス×ジジョウ コミック

S井ミツル 

組事務所から愛の巣へ

笑った〜
率直に言って面白い。
まず最初にHがある。というか「Hが発生する」と言った方がいいのかな?
しかも「人違い」で。
これ、読んでる側からしたら「違う違う!」ってすぐわかるんだけど、不幸な?偶然の積み重ねであれよあれよとホテルへ〜…
もうここで可笑しくてしょうがない。
しかもご本人・優太郎は「顔が怖い」という事で色々うまくいかなかった今までのあれこれで、思考が歪んでますよね。

2

あおのこと コミック

遠藤りさを 

何も望まず何も感じない。あおという少年

「10年に渡る流浪の連載」そのままの、流浪する物語。
今時のBL作品界隈ではもはや遭遇できない作風。
曖昧で、
ある意味耽美で、
起承転結もなく、始まりもなく終わりもない…ハッピーもバッドも、読者の感想に委ねられている。
ならば個人の感想のみで押し切れば、これは私好み。
アングラとかサブカルが好きな人に合う作品と言える。
逆に言えば、起承転結がはっきりして結末がスッキリするのが好みの…

1

華は褥に咲き狂う(5)~兄と弟~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

○れん坊将軍

ほー……
読み終わってのため息。読み応えありすぎでちょっとグッタリ…
詳しい内容は上がってますので、感想だけ。

宮緒先生の力のこもり具合に圧倒されました。
私的には手離しで「面白かった〜!」なんだけど。
偏見承知で申し上げるけど、これ若い世代にはどうなんだろ?
内容も展開も、もろマツケンの○れん坊将軍なんだもん。
私なんかは世代的に時代劇に馴染みがありますよ。でも今の18才くらい…

3

キスしちゃダメなの? コミック

風呂前有 

この可愛さ、夢ですか?

なにこれ、めちゃくちゃ可愛い‼︎
たろちゃーん!
こんなコいますか?イヤ、実世界にはいません!
ひたすら尊いわ〜…
これ、瑠威のルーツが外国人てのが効いてるのね。そうでないと、普段からチュッチュしたりっていう情景ありえないもんね。
一方、たろちゃんの方もハーフだ、っていう部分は少し弱くて惜しい。
言葉足らずで誤解とすれ違い、そんなモダモダはありつつも、両思いがわかってラブくなる2人!

2

めぐみとつぐみ 2 コミック

S井ミツル 

好きの形はひとつじゃない

つぐみ、相変わらずだなぁ。
でも慣れてくるとなんか可愛く思えてきて、つぐみちゃん、って言いたくなってくる。
めぐみもそんな気持ちだったのかな?もうつぐみにラブ全開じゃないの!
ただ、つぐみに対する感情は「恋心」というより「抱きたい」的な?
はじめの方はちょっと心よりHが勝ってるのかな?
一方つぐみは全然鈍感というか。めぐみとの温度差はかなりある。
それよりも。
妹のすずめちゃんがいい…

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