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アレクサンダー・ヴォイノフ 百舌まめも
ふばば
ネタバレ
電子による海外BL短編。 舞台は第二次世界大戦終戦間近のドイツ。 その空軍基地での戦闘機パイロットと整備士の物語。 パイロット試験に落ち整備士になったフェリックスには気になって仕方ないパイロットがいた。 いつも目で追って、飛び立つ時には、どうか生きて帰ってきて欲しい、帰還してきた時は、心臓が破れそうな思い… ある出撃の後、彼・フォークト少尉の機が爆撃され、帰還はしたが煙で肺に損傷…
佐田三季 梨とりこ
分厚くて、暗くて、怖くて、でもグングン読み進められる。 重量感が凄かったけどラストはハッピーエンドの抜け感もあります。 主人公は編集プロダクション社員の斎木(ゲイ)。 彼のバックグラウンドがこの物語の大きな骨子。 彼は少し超常能力がある。死んだものの姿が見えるのだ…(ここでホラーか?と思うかもしれませんが、そうではありません) 斎木の父親は画家。絵画教室を開いている。 斎木の双子の…
桑原祐子
「攻めようと思っていたのに攻められて…」という形勢逆転もの。 帯には「攻x攻ラブバトル」ってあって、私は本当は攻防嫌いなんだけど絵に惹かれて。読んでみたらバトル色は弱めでした。 主人公はタチ専リーマンの支倉。よくモテて自信も満々。 高校の同窓会で見覚えのない男前が!それが当時小柄で影の薄かった伏見で…しかも有名小説家になっているという。 すっかり好みのタイプに育った伏見にロックオン。組…
松浦巽 天点
小説のトピで姐さんより紹介いただいた作品。電子限定の短編です。 全く事前情報なく読み出したのですが、内容は「緊縛調教」。 しかし、痛くありません。 でもこわい。 こわいというのは、ある特殊な性癖に触れて、知らずにその性癖を受け入れる才能が開花するところ。 主人公のアオはスリ。しかしソノ筋の一団に仕掛けてしまい… だが整った容姿と美しい体つきをしたアオは「御前」への献上物となる。 「御…
あじみね朔生
あじみね先生の「絵」がとにかくいい。 1ページ目の幼児の笑顔、そして(後に攻めになる)隼人のかっこよさ…(表紙より中がカッコいい) 受けは、性格が優しくて手芸とかが大好きなオトメンの結。男子たちからちょっと馬鹿にされていて普段は縮こまってる感じ? そんな地味っ子とかっこいい男子の恋。 だから、少女マンガっぽい…んですよね。 しかも隼人の方が先に結が好きなの! で、そんな事に全く気付かず…
柳ゆと
まず、若手俳優と元アイドルのカップルのお話から始まり、その後表題作収録、という形。 一応この2つの話は関連ありです。 「いつになったら素直になるの」 若手俳優の成瀬と会社員の松田は恋人同士で同居もしている。 松田は、周囲には隠しているけれどその昔成瀬と同じアイドルグループに所属していた歌手だった… これ、芸能界の暗部、というかいわゆる枕営業の関わってるお話で。 アイドル時代、TV局…
佐田三季 yoco
表題作+スピンオフ作の2編収録。 「ボーダー」 ノンケの高校教師・渡部が元同級生の環に恋をしてしまうお話。 …とひとくくりにしてしまうには重すぎる物語です。 環はゲイで、これまでの交友関係を切って音信不通になっている。そこにたまたま会ってしまった級友がいて、高校時代に仲の良かった渡部がしつこく旧友を温めようとしている。 ゲイの環は頑なに渡部を拒絶するんだけど、ゲイのお作法的な「一線」…
暮
○○日発売新刊の記事で表紙を見てビビビッ! ○ixivで探して読んでみたら……いいじゃないですか!たまらず深夜にポチり。 小説家(42)と担当編集(40)のカップルのあれこれが、淡々とほのぼのとちょっと甘々と、という暖かな雰囲気で描かれます。 おじさん同士BL、とのことですが、確かに編集さんは忙しさにお疲れのくたびれた感じはありますが、作家さんの方は結構シュッとして素敵男性なのです。 そん…
佐田三季 麻生海
執着の果てを見せてくれる作者様として有名な佐田三季先生作品。意を決して読みました。 噂にたがわず。すごかった。 主人公は人嫌いの大学生・須田。 ある日、大学で隣の席に座った男・寺岡にまじまじと顔を見られ、「俺のこと、覚えてない?」と必死に聞かれる。 しかし、須田は子供の頃の数年間分、記憶が抜けているのだ… …という設定。 須田は毎日毎日悪夢にうなされており、須田の過去に関するイメージは…
未散ソノオ
またまた唯我独尊の世界観を見せてくださいましたね、未散先生。 テーマは「破れ鍋に綴じ蓋」。 それって、従来のイメージとしてはダメダメでどうしようもない人同士のどうしようもないダメ恋愛、ですよね。 でも本作のカップリングは、何もかもデキるパーフェクト人間とダルダル怠惰人間という形で表される。 しかしながら、パーフェクト人間はこう言うのです。 『べったべたにかまわれるには才能が要るんです』 …